#31【膵臓癌治療記22】12月19日 2クール目開始
1週間空いただけなのに随分久しぶりな気がする。
今日から、2クール目に突入。
1週クールタイムがあった分、体調は随分戻っているが、どうなるのかはやってみないとわからない。
今日いきなり気持ち悪いというのはないと思うけど。
今まで通り、まずは採血をして、今日の体調を軽く診断。←先生の診療前に体重の過度な増減がないかや、血圧の測定、気分や体調不良がないかの問診を看護師さんが行う。ここで嘘をついても仕方ないので、きちんと正直に記入して、雑談。ここでの会話はためになることは何一つ無いが、気分が少し楽になるので、スキ。
その後、待合室で1時間ほど待って(いつもながらなゲーよ)先生と診断&抗がん剤のルート取りを先生に直接やってもらう。
採血は看護師さんでもできるが、抗がん剤用のルートは医師じゃないと駄目らしい。もうすぐクリスマスですねーなんて談笑しながら気付いたら完了している。ちくっともしない。さすがの良い腕だと思う。
昨年の抗がん剤治療時は白血球の値が安定せずに、せっかく病院まで行ったのに、打てないなんてこともあったが、今回は安定しているようで、今日も大丈夫だった。マーカーの方も先週よりも下がっていて、少しづつ効果が出始めていそうとのことで、少し嬉しい。まだ全然わからないけどね。
今日は先生に
まだ保険適用されていない、有償の治験について見解を聞いた。
奥さんが色々とネットを駆使して調べてくれていて、前回の陽子線の治療に続いての第二段。世の中には本当に多くの癌に対する治療が溢れていて、何が正しいのか我々一般人には判断がつきづらい。専門家にも当然わからないだろうが、そのことを理解した上でという条件で聞いてみた。
「保険適用されている治療というのは多くのエビデンスによって成り立っている。現段階で保険適用外ということは、効果としてのエビデンスが足りていないということ。なので医者として私がオススメするということはしません。が、癌の治療は時として気持ちの面でおもいもよらない奇跡的なことが起きたりしますので、患者さんがどうしても。というときにはしっかりとフォローしますよ。なんでも相談してください」
答えは予想通りのものであったけど、やっぱりこの先生は信頼できるな。と思った。
患者さんの変な期待を持たせるでもなく、でもしっかりと寄り添ってくれる。効果の結果については断言することは決してないけど、起こりうる可能性を示してくれる。
そして何より手術の腕が抜群に良い。
知り合いが病気になったら、この先生を薦めようと今日改めて思った。
投与後、ウィッグのメンテをしにいった。
ウィッグの自然に見える装着の仕方とか、シャンプーの仕方とか、その辺はまた後日。
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