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第二回ラーの翼神竜って思ってるほど弱くない

こんにちは、ラーの使徒になりたい人です。

「ラーの翼神竜」の強みについて語りたいと思い書いております。

自分の忘備録としても書いていますが、もしお時間、興味のある方がいましたら見ていただけると幸いです。

OCG版ラーの翼神竜

ラーの翼神竜

前回でも書いていますが、今回のお題となるモンスターです。
テキストを見るとなかなか使いやすいとは言えないモンスターですが、話題性のあるカードで、11期についに大量の強化を得ることができました。
たぶん今更で二番煎じかもしれませんが、今回は11期でどのように強化がもらえたのかを語らせてもらえればと思います。

ラーの強みとは?

LPを100になるように支払うことにより一気に攻撃力を高めての一撃必殺こそが魅力だと思います。
しかしながら、初期ライフが8000でそこからライフを支払っても最大で7900までしか上がらず、一撃必殺とはいきません。そこを新規のカードが補ってくれました。

初めの強化は「ラーの翼神竜」を強化するカード

これが意外と結構大事で、球体形や不死鳥ではない通常の?「ラーの翼神竜」が強化されたように見受けられます。
つまり、ラーの本体だけで戦うような強化がされました。
追加されたカードの説明をしながら自分なりの言葉で解説します。

古の呪文

古の呪文

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分のデッキ・墓地から「ラーの翼神竜」1体を選んで手札に加え、このターン自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにアドバンス召喚できる。②:墓地のこのカードを除外して発動できる。発動後、このターン中に自分が「ラーの翼神竜」のアドバンス召喚に成功した場合、その元々の攻撃力・守備力は、そのアドバンス召喚のためにリリースしたモンスターの元々の攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値になる。

要約すると手札から発動すると「ラーの翼神竜」をサーチし、さらに通常召喚に加えてアドバンス召喚ができるようになるというカードです。
更に墓地にある「古の呪文」を除外したら、このターンにラーの翼神竜のアドバンス召喚できれば元々の攻撃力はそのリリースしたモンスターの攻撃力分の数値となります。
例えば前回紹介した「ラーの使徒」を3台並べた後にアドバンス召喚すれば元々の攻撃力が3300になり、そこに③の効果を出せば11200もの攻撃力になります。

ちなみにこのカードは1ターンに1度しか発動できないと書いていますが、墓地の効果は効果の発動のため、同ターンに発動できます。
マスターデュエルで使ったことがある人もいるかもですが、微妙にややこしいですよね。

ゴッド・ブレイズ・キャノン


ゴッド・ブレイズ・キャノン

①:自分フィールドの「ラーの翼神竜」1体を選ぶ。そのモンスターはターン終了時まで以下の効果を得る。このカードの発動と効果は無効化されない。
●このカードは相手の効果を受けない。
●このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に、このターン攻撃宣言をしていない自分フィールドの他のモンスターを任意の数だけリリースして発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、リリースしたモンスターの元々の攻撃力の合計分アップする。
●このカードが攻撃したダメージ計算後に発動できる。相手フィールドのモンスターを全て墓地へ送る。

「ラーの翼神竜」が効果さえ適用されれば無敵になるカードです。

また、攻撃していない他のモンスターが居ればリリースすることで攻撃力をさらにアップさせることが可能です。
さらにダメージ計算後に相手のモンスターを全て墓地に送ることができます。

ただ最後の効果に関しては、相手が生き残ってるのが前提なので、大抵の場合こちらのライフは100しか残っていないため盤面を更地にしたところで返しのターンで負けることもざらなのであまり使うことはないです。
主に1番始めの効果を受けなくなることが大事だと思います。

もし相手が生き残った場合、次に紹介するカードも選択肢に入ります。

太陽神合一

太陽神合一

このカードの①②の効果は同一チェーン上では発動できず、自分フィールドに元々のカード名が「ラーの翼神竜」となるモンスターが存在する場合、このカードはセットしたターンでも発動できる。①:自分・相手のメインフェイズに、100LPになるようにLPを払って発動できる。自分フィールドの特殊召喚された「ラーの翼神竜」1体を選び、その攻撃力・守備力を払った数値分アップする。②:1ターンに1度、自分フィールドの「ラーの翼神竜」1体をリリースして発動できる。その攻撃力分だけ自分のLPを回復する。

この効果の②でフィールドの「ラーの翼神竜」をリリースすることでその時点での攻撃力分ライフを回復することができます。
「古の呪文」の墓地効果を適用してアドバンス召喚していればその分の攻撃力も加算して回復することができます。

あと、このカードはフィールドに「ラーの翼神竜」がいればセットしたターンでも発動可能です。
若干分かりにくいんですけど、フィールドに存在するのが不死鳥とか球体形だとセットしたターンに発動できません。リリースできるモンスターも「ラーの翼神竜」だけです。

あと、もう一つ効果がありますがライフを100になるように払って特殊召喚したラーの翼神竜の攻撃力を上げると言うものです。
ここで初めに紹介した「ラーの翼神竜」のテキストをよく読見返してください。


特殊召喚できないと書いてますね。


特殊召喚できないモンスターが特殊召喚した場合に発動する効果ってもはや禅問答か何かでしょうか。
しかしながら、現状ラーの翼神竜を特殊召喚する方法は2つあります。安心してください。

1.球体形の効果で特殊召喚する
②:このカードをリリースして発動できる。手札・デッキから「ラーの翼神竜」1体を、召喚条件を無視し、攻撃力・守備力を4000にして特殊召喚する。

この効果を利用して特殊召喚します。
するとなんと攻撃力11900のラーが爆誕します。しかもこの攻撃力は球体形と罠カードの効果なので、ラー自身に「無限泡影」などの無効カードを打たれても攻撃力に変化はありません。

2.千年の啓示で特殊召喚


千年の啓示

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:手札から幻神獣族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分のデッキ・墓地から「死者蘇生」1枚を選んで手札に加える。②:魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。このターン、自分の「死者蘇生」によって、自分の墓地の「ラーの翼神竜」を召喚条件を無視して特殊召喚できる。この効果を発動したターンのエンドフェイズに、自分は「死者蘇生」の効果で特殊召喚された「ラーの翼神竜」を墓地へ送らなければならない。

手札から幻神獣族を墓地に送って「死者蘇生」をサーチ、またはサルベージできる便利カードです。
オシリスやオベリスクもコストとして対応しており、制限カードの死者蘇生をサーチできるのは他にはない強みだと思います。
ラーとしての強みとしてはこのカードをフィールドから墓地へ送って発動したターン、「死者蘇生」でラーを墓地から特殊召喚できるというところです。
正直あまりこの効果使うメリットがあまりなくて、不死鳥が墓地にいる時に死者蘇生でラーを特殊召喚し、ラーの④効果で自身を破壊して不死鳥の効果を起動させるくらいの仕事か、ランク10のエクシーズをするくらいしか使わないと思います。

ガーディアンスライム、神・スライム


ガーディアンスライム

おそらく冥闇のデュエリスト編で1番のキーカードです。
ダメージを受けたら特殊召喚というのは、自傷ダメージでも良いです。例えばゼピュロスの墓地から特殊召喚する効果で自傷しても出てきます。

そして、手札、フィールドから墓地に送られたら「ラーの翼神竜」のカード名が書かれた魔法・罠をサーチできます。

この効果によって前述した「古の呪文」などを手札に持ってくることが可能です。

このカードのおかげでサーチ力が一気に上がりました。
またフィールドから墓地に送る際には次のカードごとても便利です。


神・スライム

こちらは広い目で見ると神全体のサポートと言った感じの便利な効果を持っています。
注目したいのは
1.レベル10、水族、攻撃力0のモンスターをリリースして特殊召喚できること
2.このモンスター一体で3体分のリリース素材として扱うことができます。

なので、ライフさえ削られていなければガーディアンスライムをリリースして神スライムを特殊召喚→ガーディアンスライムの効果で古の呪文サーチ→古の呪文でラーをサーチ+墓地効果発動→神スライムをリリースして攻撃力3000のラーをアドバンス召喚→ラーの効果で攻撃力が現在ライフ-100になるのでそれなりの火力になります。

欠点は、神スライムの耐性が強すぎてぶっちゃけラーを出さない方が場持ちが良いケースが多いというところです。

この時点での総評

カードの追加によって「ラーの翼神竜」がサーチできるようになったり、ワンキル力が高くなったりとデッキを回しやすくはなったけど、肝心の球体形、不死鳥に対しては実質追加サポートがなく、自引き前提となっているためラーによる一撃必殺にかけたデッキ構築にするか、神スライムを主体にしたデッキを組んだ方が良かったため、安定感がほとんどなかったように思います。
回してる自分もやることは同じな上に一つ動き止められたら何もできないことも多くて割とストレス溜まってました。

そんな中、海外先行カードの奇跡的なカードが実際されました。

真なる太陽神


真なる太陽神

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:このカードの発動時の効果処理として、「真なる太陽神」を除く、「ラーの翼神竜」1体またはそのカード名が記されたカード1枚をデッキから手札に加える。②:「ラーの翼神竜」以外の特殊召喚されたモンスターは、そのターンには攻撃できない。③:1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカードまたはデッキの「ラーの翼神竜-不死鳥」1体を墓地へ送る。その後、自分フィールドの「ラーの翼神竜」1体を選んで墓地へ送る。

このカードが実装された時、僕の思っていたラーの欲しかった効果はこれなんだよってくらいに欲しい効果が詰まったカードだなと思いました。

カードテキストに「ラーの翼神竜」って書かれてたらなんでもサーチできるのが強すぎます。まず今までは「ラーの翼神竜」か、その名前が書かれた魔法罠しかサーチできなかったのが、球体形でも不死鳥でもガーディアンスライムでも好きなカードを手札に加えることができることで柔軟性が大幅に増しました。

そのことによって今までのように強金などで無理矢理引きに行くようなことをしなくても手札の調整ができるようになり、先行ならガーディアンスライム、後攻なら球体形、手札にすでにあるなら古の呪文など自由に動くことが可能になりました。

更に特殊召喚したモンスターは「ラーの翼神竜」以外は特殊召喚されたターンには攻撃できない制約により生存率が上がったので先行を取っても生き残ってる確率は高いです。
そして、不死鳥を墓地に送れることで「死者蘇生」で特殊召喚するメリットもでてきて、「千年の啓示」の効果も無駄にならなくなりました。

思ってるほど弱くないと感じたのはつい最近

正直、真なる太陽神が出る前はやることがワンパターン+ラーの翼神竜でワンキルを決める以外のパターンが取れなくて妨害も碌にないので大体相手に笑われるような構築にしかならなかったです。

しかしながら、真なる太陽神が出てからは
・デッキ枠に余裕ができたから誘発が入るようになった
・ラー以外の勝ち筋も入れつつメインギミックはラーでも戦えるというところから今まではラー以外の勝ち方はデッキ枚数的に入れるのが難しいという課題が解決したことで自分が回してて楽しいデッキにまで昇華することができました。

次回はデッキ構築も含めて書かせてもらおうと思います。

ここまで見ていただいた方はありがとうございます。
また次回もよろしくお願いします。

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