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第3回読書会レポート

こんにちは、(待っていた方はいないかもしれませんが)遅くなりました、『ここはすべての夜明けまえ』(間宮改衣)の読書会レポートです。さる4月26日に行われた今回も、とても楽しく和やか(?)に開催されました。

今回は僕を含めて3名でお喋りしました。女性1名男性2名(うち1人はリピーターさんでした、嬉しい!)で開催。どうやら「読書会」に慣れている方々らしく、会話は割とスムーズに進められたと思います。

さて、実際どのような内容になったかというと(以下ネタバレを含む可能性があるので要注意です)

「タイトルの意味はどのような内容なのだろう。終盤主人公が旅立つ(人生が始まる=夜が開ける)からだろうか?」
「基本的に狭い世界で物語が展開するからこそ、人々の感情や行動の意味へと想像を膨らます事ができる」
「前半の緩やかな進み具合、言い換えるならヒマな内容は、後半の急展開を際立たせる為に敢えて綴られているのではないか?」
「さまざまなシーン、言葉、意味は思考の幅を広げてくれる。しかしそこには、良くも悪くもあやふやさが含まれている」
「これはひとつの成長譚ではないか。ひらがなや改行の少ない前半と対比して、後半はやや表現の仕方が違っている。また、他人とコミュニケートする事で主人公に“気づき”が生まれ、改めて人生を始め直したのでは」

話そうと思えばいつまでも続けられる気になる、とても濃い内容の約2時間でした。個人的には「やっぱりこの本を課題にして良かったな」と思いました。参加して下さった方々のおかげです、ありがとうございました!

さて、次回の読書会ですが、が5月26日開催予定です。課題本は舞城王太郎さんのデビュー作『煙か土か食い物』です。怒涛の展開とまさかの感動が胸を打つミステリです。
是非ご参加下さい、待ってますよ! コチラからお申し込み下さい。何卒よろしくお願いします、です!

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