ラビリンス魔王の迷宮とCAROL(映画館想)
自分の行動原理を整理できてきたので、またのんびりと。
映画ラビリンス(1986年)を私は、デパートの特設展→映画という流れて見ました。
昔は洋画のイベントが多かった気がします。
大阪あたりのデパートでたまたまやってて、親戚に入れてもらったのが嬉しく、ダークな世界観の会場が印象的でした。
(これの情報はネットにもなくて、幻かと思ってしまう…)
満を持して映画を見ての、一番のインパクトは
魔王役のデビッド・ボウイの完成度の高さ!
演技うんぬんでなく、単純に似合いすぎて違和感なく、なるほど魔王。
母の好みにハイレベルでドンピシャだなー、と思いながら観ていました。
そして、そのヒラヒラロックな魔王様が、少女や赤ちゃん、愛嬌のあるゴブリンと絡むのが、絵として良かった!
しかも少女は天下のジェニファーコネリー。
無敵だったと記憶します。
あまり知らないので想像ですが、この映画は
2.5次元舞台と似た感覚だったかな、と思います。
特設展を見たのが、その印象を強化します。
ゲームにまでなったメディアミックスである事もすごいと思います。
・・正直に言うと、
TMnetworkのCAROL(キャロル)は間違いなく素敵なアルバムだけど、
バックストーリーや商業展開が、私はどうしても、ラビリンスの方が本家に見えて、
CAROLは後追いに見えてしまいました。
歌詞も似たイメージを想起させるものが多くて。
2年の前後はローティーンには大きいものです。
年取ったらほぼ一緒だけど。
そして、小室哲哉さんがデビッド・ボウイにちょーっと見た目似てると思ってたし、
せっかくならああいう感じであそこまでやってほしかった。
ぬるい正義の味方にならず、小室さんにはとがった音の魔王として圧倒的に君臨してもらい、
さらにダークさをもっと音に盛ってくれたら、CAROLはより先を行く、もっと別のファン層を開拓してしまう作品だったんじゃないか、と妄想してました。
無難な方向を選んのだとは思いますが、
ビジュアル系の先駆けにして頂点、
という先駆け評価がもう一個並んだかもなと、残念に思います。