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冷たい雨


冷たい雨が降る。
空は重く草木は冷気に震える。
あの子はご飯を食べて、学校にいっただろうか。
あのひとは、健やかに目覚めて笑えただろうか。
「あのひとがいなくなってから 笑えなくなったの」
途切れがちの声が聴こえてきた。。。
あれほど元気だったあなたは、今 どんな眼をしているんだろう

やさしいことばを待って うずくまってはいないか
傍に行って その肩を抱いてあげたい
なにも言わないで 降り続く
空からの手紙に返事を書くために
あなたの肩をだいていたい

北の空は どんなだい?
寒さに 震えていないかい?
大丈夫なのかい?

もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。