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ひととき

一仕事したら 熱いお茶を入れよう
きみが居てくれるならそれでいい

静かだね
長年の相棒のステレオかけて
聞き慣れたCDを聴く

ほかにはなにもない

長いお休みの始まりだけどなにも変わらない

それより庭の草の伸び方が気になる
待ち人を待つのにくたびれて
思い出すことをやめたら
穏やかな日々がある

窓を開ければ 五月の風の予感
光りはその兆し

きみがいればいい
おずおずと入っては出ていくきみと
相槌を打つ代わりに「そうかい」というきみと

聞き慣れた拓郎と少しのクラシックと
そして

ひとつでも信じれるものがあればいい
きれいななみだを流す力があれば それでいい


風が光ったよ
ちょうちょうが ひらりと飛んだ


もし 心に留まって下さったら、、、本を出すと言う夢に使わせていただきます。