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前日譚

カナダのモントリオール空港まで約11時間。
夜はチキンを頼んだ。映画を2本観た。
暇だったし、調べ物もしたかったから有料のWi-Fiを1時間分だけ買ってみた。Wi-Fiのありがたみを実感した。

カナダの線路


着いた。キオスクめっちゃ混んでる。友達もいないのに、周りが外国人だらけって怖すぎ。

ホテルのシャトルバスに乗っている。全員外国人だし、みんなフランス語喋ってる。疎外感の塊。ホテルの予約で、間違えて車でくると登録していたらしくて、ミスですって言ったら、裏に確認しに行った後に、今回だけは大丈夫ですということになった。部屋に荷物を置いて、散歩した。線路の向こう側にどうやって行こうか迷った。駅の中にトンネルがあった。Tim Houston’s で軽食を買って、部屋で食べた。どう頑張っても部屋のシャワーが出なかった。浴槽にお湯をためてそれで洗った。ホテル前の国旗は真ん中でつけられていた。

アメリカ行きの飛行機は朝早かったが、5時30のシャトルバスに乗って、入国審査も特に問題なく搭乗できた。英語が全部聞こえる訳じゃないけど、単語である程度わかるし、慣れればそんなに困らないかも?ボーッとしてたらすぐ着いた。

空港に着いてから、ホテルまでの間に心を折られそうになった。まずそもそも大変。キャリーバックを2つ持ちながら、乗り換えしたり、人混みとかちょっと雰囲気の悪い場所を歩くの辛すぎる。アメリカっぽいところはもう結構観た。エレベーターに乗ったら、車椅子のおばちゃんが乗ってて、お金頂戴とか言ってきたり、ニューヨークイカつい。常に気を張ってないとダメってこういうことかって感じ。こりゃぁ、みんなマッチョになりたがるわ。帰りは他の方法で空港に行こう。

空港からの地下鉄


ニューヨーク自然歴史博物館に行くために、地下鉄を待っていても、時刻表も何もないから待つしかない。線路に大きめのネズミがいた。地下鉄は治安が悪いというわけではないが、何かあってもすぐに逃げられないという恐怖感がある。乗っていると突然、放送から音楽が流れ出して、男が大きな声で何が言っているのが聞こえて、周りの乗客もなんだこれ?みたいな反応だったから、様子見してたら、次の駅でみんな降りたから、俺も降りといた。なんだったんだろう。博物館にはちゃんと入れたが、時差とか関係なく動いていたから、さすがに疲れがでて、ブースをいくつか見たけどなんも頭に入ってこなかった。あと建物がどこに行っても行き止まりで出るのに迷った。目の前のセントラルパークを少し散歩して、(リスがいた)、すぐに地下鉄に乗った。ロックフェラーセンターで降りて、飲み物とか軽食を買うためにスーパーを探しているとタイムズスクエアがあった。ただもうその日は疲れてて人混みにうんざりしていたから、軽く写真だけ撮って、すぐに帰った。帰り道、スーパーでもらった紙袋の取手が取れて、抱えながら歩いて、地下鉄を2回くらい間違えて、ホテルに着く頃にはクタクタだった。12時間寝た。

タイムズスクエア


ホテルの朝食ブュッフェを食べて、少し休憩した後、国連本部に行った。エントランスに入ろうとしたら、パスを見せろと言われて、調べたら予約が必要だったらしい。国連は諦めて、トップオブザビルディングの予約を取って、そこまで歩いた。ビルの上からの眺めはまさしくニューヨークといった感じで、ポストカードを買っておいた。そのあと、クルーズに乗るために波止場まで歩いた。これでマンハッタンを横断したことになる。横に移動する地下鉄があんまりないから。クルーズの前にピザを食べた。クルーズはマンハッタンを一周するルートで、高層ビルが立ち並ぶミッドタウンから、自然が多いアッパータウンの方まで、ニューヨーク全部を見れた。自由の女神は思ったよりも小さかった。クルーズ後、使われなくなった高架路線を公園に改築したハイラインまで歩いた。カフェかなんかあればよかったが、スタンドがいくつかあるくらいだった。そのまま電車でブロードウェイまでいって、ニューアムステルダム劇場でアラジンを見た。演劇の内容も舞台装置も凄かったけど、一番は観客の熱気。盛り上がり方がすごい。振動を感じるほどの歓声と割れんばかりの拍手が一番記憶に残った。

ニューアムステルダム劇場の入口


次の日は、12時くらいまで部屋で休憩してから9.11メモリアルに行った。認識としては歴史の教科書に載ってる事件って感じだったけど、よく考えたら、自分が生まれる一年前ぐらいだし、実際にそれが起こった場所に今自分が立ってると思うと妙に現実的に感じた。でも事件そのものは現実とは考えられないもので、その不和とミュージアムの雰囲気だけで十分だった。バッテリー公園の奥にはベンチが並んでる波止場みたいなところがあって、そこがもろレストラン櫻裏だった。ブルーノートの開演が8時だったが、6時から入れるらしいから6時過ぎぐらいに入ったら割といい席に座れた。開演までとにかく待った。始まると終わるまで一瞬だった。ステージが近いから臨場感もあったし、アーティストの勢いがリアルに感じられた。結構若めのギタリストもいて、音楽に酔ってる感じがしてよかった。

レストラン櫻裏っぽいとこ


ニューヨーク最終日はMoMAに行きたかったけど、洗濯ものをしないといけなくて、両替とか乾燥とかで手こずって時間が無くなったから、エンパイアステートビルに行った。上に登るだけかと思ったら、展示とかが割と充実していて時間があればゆっくり見たかったが、急足で上まで行って、ステッカーだけ買ってすぐにホテルに戻った。ホテルから空港まではUberを予約してあったから座ってればよかった。空港で3時間くらい暇つぶしでアメリカを発った。

エンパイアステートビルの展示




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