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「足らず」を求めれば求めるほど 満ち足りない想いを あなたは手にすることができるだろう …
蝉時雨 東京砂漠に うず潮か
あわゆきの くちどけたるや 和三盆
蜜蜂や 花から花へ お遍路か
本格的な春の到来を予感する 夜は生暖かい 久しぶりに水出し ブルボンの芳醇な香り グラス…
あなたとわたしの間で散った 火花がとても眩くて 言葉を発する暇もない 必死の想いで書き留…
その美しい便箋を僕は何処へ仕舞えば良いのか分からなかった 詩集、アルバム、収められそうで どうにもしっくりこない あまりに美しくて、眩しく思うほどの あの人のエネルギーとやさしさが レターセットのデザインとあいまって 相応しい住居を探し回っている 僕というジグソーパズルがあったとして そのピースをはめられる場所が ありそうでなかなか見つからない 祈るような気持ちで色々と試してみる 焦りからくる額の汗と 迫り上がってくる悲しみで 乾いていた頬に潮が満ちて沁みる とう
この湾に流氷はこないはずなのに その碧白い割れ目の奥に まるでマグマのような紅い血潮 グ…
その静謐さのポケットに密かに忍ばせた 獣のような慟哭を そっと奏でてあげるよ モノクロの…
赤い糸であやとりをしていたら 思わず絡まってしまって それでも仕方ないかと 纏わりつかせ…
Guten Tag??それともHallo?? どっちが正しいんだろう？ とホットワインをフーフーしながら 考…
夜の宴が苦手だと 少し寂しそうに笑っていたあなたと 今こうしてシャンパングラスを傾けている…
まるでピアノ線の上でワルツを踊るような軽やかなステップで それなのに時々、はじけた水風船…
