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5月31日(2017年) 後楽園ホール?

2017年5月31日、ACLラウンド16・2ndレグで、浦和は2点のビハインドを跳ね除け前半で追いつき、延長後半に決勝点を挙げ、済州を振り切った。劇的な試合だったのだが、済州のラフプレーに端を発した揉み合いの印象が強く残っているのが残念だ。

この試合、決勝点を決めたのは森脇。ゴール後、槙野に肩を抱かれた森脇は目に涙を浮かべ、試合終了のホイッスル後にはピッチに突っ伏して涙した。また、ピッチに座り込む済州の選手に柏木が近寄って肩を抱き、健闘を讃えていた等、良いシーンも満載だった。

それをぶち壊したのが済州のラフプレー。バックスタンド側で両チームが揉めていた時、ベンチから飛び出した済州の控え選手が阿部ちゃんにジャンピング・エルボー。試合後には、槙野を済州の選手が追い掛け回し、水上さんが体当たりする等、スタッフらが体を張って静止し、槙野は素早くスタンド下に逃げ込んだ。済州の「プロレスの場外乱闘」を彷彿とさせるような行為の連続。埼スタが後楽園ホールと化してしまったかのようなシーンだった。

この試合。「サッカー史に残る大事件」というタイトルでハイライト動画がアップされている。それを見ると、入場前のスタンド下の段階で済州の選手が叫び声を上げ、異様な雰囲気だった。試合も前半から済州はラフプレーまがい(というか、明らかにラフプレー)の連続。それにも怯まず、浦和の選手は果敢に攻めて、見事に試合をひっくり返した。

サッカーの試合としても、浦和は素晴らしい戦いを繰り広げ、1stレグの2点差を逆転した、歴史に残る一日だった。それが、ラフプレーや揉み合いのシーンが先に思い出されてしまう。返す返すも残念、としか言いようがない。

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