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1月5日 銀行までの道を歩いてみる

昨年、FRROやPANカードが届いてから銀行で手続きを行った銀行口座が無事開設、カードその他のスターターキットが準備できたと連絡がきたのが昨年の12月25日、既に私は帰国していた。

その夜、インドから知らない連絡先から電話が入り、何かなーと思って出たら、めちゃめちゃ風の音がビュービュー聞こえてきて、電話の主が何を言っているかさっぱりわからん。
何とかわかる単語だけ拾って聞くと、どうも家に居るかどうかを聞いているらしい。ははーん、この人はきっと宅配の人で、銀行のキットを届けたいんだな。ついでに言うときっとバイクの運転中に電話してるな!

しかし、私は今日本の自宅。とてもじゃないけど今からインドのアパートには行けない。なので、リスケする旨を伝えるが全く通じない。
仕方ないので電話をバシッと切ってしまい、ウェブ上でリスケ。
翌日、また電話。今から行くけどいいか?
…これはウェブ上で配達日を変えてもダメってことなのね。
諦めて、現地の人事に言って銀行で保管してもらうようにお願いしておく。

前置きが長くなってしまったが、そんなわけでインドに戻った翌日、同行者君も銀行に用事があるとのことだったので、二人で銀行に行くことにした。
距離にして片道約5㎞。
普段はドライバー君の運転でサーっと移動してしまうアパート周辺を散策するのももう一つの目的。
思えば、アパート周辺の狭いエリアはジョギングで行ったことがあるが、こんな遠距離まで歩いて行くことはしなかった。

歩き始めると、まず感じるのが道路状態の悪さ。まあそもそも車道ですらちょいちょい未舗装路になるお国なので、歩道など期待してはいけないのだがそれにしても道がガタガタで、路肩にはゴミが散乱…。まあすっかり見慣れているのだが、実際に歩いて移動してみると、それに臭いがプラスされる。
それがゴミからなのか、牛糞なのかよくわからないが、結構キツめの臭いが強くなったり弱くなったり。知多半島にちょくちょくある牛舎の周囲の感じとも少し違う感じ。これにもいずれ慣れていくのだろうか。

この景色が延々続いていく
まあ、お約束ですね
あまり見かけなかったがイノシシもいるらしい
子供がいるからか、ずっと睨みを効かしていた
トラックのバンパーに目が描いてある
これ、よく見かけるけど何の意味なのだろう

そうして歩いていると、犬の死骸と思しきものが歩道のど真ん中に。しかもかなり日数が経っているようで、ほぼ骨と毛皮だけが残っている状態だった。なるほど、食べられないものだけがこうして残っていくんだな。
すると、今度は牛かな、という大きさの骨が散乱している。
どちらもアスファルトの上なので土に還っていくわけでもなく、また誰かに片づけられるでもなく、そこにあり続ける。

もちろん日本では保健所が回収していってくれるので、こんな状態まで人が行き交う道路にあることは無い。でも、何もしないとこうなっちゃうんだなー。当たり前のことではあるが、目の当たりにすると、やはりたじろいでしまう。

散々歩いて、ようやく銀行に着く頃には同行者君ともども汗だく。
銀行に行き、デビット機能付きのキャッシュカード、小切手5枚分、その他諸々をゲットし、早速ATMでデビットカードのアクティベート&PIN番号の更新を行う。手続きはとても簡単なので数分で終わってしまう。
あとは、スマホに幾つかアプリを入れれば完了。

ちなみに、銀行通帳はないので、スマホやパソコンのネットバンキングで残高や使用金額を確認する。カードで現金を引き落としたりデビット機能を使うと、数分後にスマホにSMSで使用情報が入ってくる。これは便利でいいのだが、SMSにそれ以外の広告もいっぱい入ってくるので、どれが重要なメールか分からなくなるのは困りもの。

そんなわけで、ようやく日本円を両替しなくてもいい生活が始まった。
これらからの買い物の主流はネット通販かなー。

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