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インド流社員旅行に戸惑う(宿泊編)

さて。
ひたすら山道を登り、しまいにスマホの電波も届かなくなるようなエリアを通り抜けて、夜9時を過ぎてようやく、というか忽然と現れるリゾートエリア。

セーラム地区北東にある、ヤーカードはちょっとしたリゾート地になっていて、標高が高いこともあって気温が昼でも20℃を切る過ごしやすさ。夜になると15℃近くまで下がり少し肌寒いぐらい。インド人スタッフ達が私に、気候はどうだ?気に入ったか?としきりに聞いてきて面白かった。

さて、そんなヤーカードで我々が泊まるホテルに到着。
えー…マジでここなの、と困惑する外観。部活の合宿で泊まる旅館みたいな感じ、とでも言おうか。
先にチェックインしに入っていったスタッフが頭を掻きつつ、
ここじゃなかったわ。
おい、ホテルぐらいちゃんと調べとけ!

ここでは無かった。良かった。

そこから10分ほど走り、ようやく本当に宿泊するホテルに到着。
コテージ風に独立した建屋が敷地内に並んでいるような造り。さっきの合宿所よりは数倍いい。

ホテルの敷地内 両脇にコテージが並びます


チェックインをしていると、キミ外国人やな、パスポート出して?と言われる。そうそう、宿泊するとこだと大抵言われるけど、現地の人と一緒だったから油断してた。
はいはい、とパスポートを出すと、現地スタッフは、え!ハルさんパスポート持ってきてんの?と驚かれた。
もちろん彼らは必要ないからね。

コテージのベランダから リゾート風

さて、手続きを済ませてそれぞれのコテージに移動。すると、二階建てのコテージに案内されて中に入る。
リビングにダブルサイズのマットレスと枕が2個。え、と思っていると、ハルさんは個室使ってね、と言われてちょっとホッとする。
奥の部屋に行くと…

新婚さんですか!?

…え?
…え!
まさか、誰かと一緒に寝るんですか?

まだ一人到着してないから、その人来たらこの部屋使ってねー、とのこと。
せ、せめてベッドは別々になりませんか?
結論を言うと、その人は来れなくなったので私一人でベッドは使えたのだけど、まさかインドのおじさんと同衾するかもとか、何の地獄やねんって話だった。

とりあえず部屋に荷物を置いて、みんながシャワー浴びろ浴びろとうるさいのでシャワールームへ。
んー、いかにもな感じのシャワールーム。シャワー浴びるとトイレがびしょ濡れ。とりあえずさっと浴びて、当然ドライヤーとかないので自然乾燥。

ホテル内のレストラン?
焚き火です。癒されますが煙いです。

ところが、高地で気温が低い上に夕飯はキャンプファイアー的な感じで焚き火を囲んで屋外で…カレーを食べる。ここはブレない。
その後、有志で飲んで騒いでいたらしけど、ノンアル派なのでサクッと部屋に戻って、一人ベッドでおやすみさせてもらった。

インドは人と人との距離感がかなり違う。喋ってるとズンズン近づいてきて、いや、もう少し離れよう、と思わず言ってしまう。なので、ベッドで2人で寝るとか全然平気…なのかな。

ちょいちょい見かける大人女子が手を繋ぐとかはまだ辛うじてあるかなぁと思うけど、なんなら50過ぎのおっさん2人が手を繋いだりするのも見かける。んー、なんとも言えん。

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