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ルードヴィヒ ベートーヴェン ザ ピアノについて〜文句を言っています〜

ミュージカル ルードヴィヒ ベートーヴェン ザ ピアノを観た
DVDも買った。

ベートーヴェンの生涯を、ベートーヴェンの音楽と共にというフレーズも踊っていたが、 メインの旋律は現代の作曲家によって新たに作られたもので、どちらかと言うと、ポピュラーソングのようなアプローチで作られていると思う。

いずれ、第九のテーマを変奏曲として昇華したような操作を期待してはいないから、旋律にベートーヴェンの影がないのは仕方がない、たまに超有名な旋律がからむが、きっと誰もが思いつく手法、その辺は文句はない。

しかし、歌、以外のベートーヴェンの曲の扱いが雑、ベートーヴェンの曲として流れる音源がくすんでいるし、キー違うし、運命はなんだか音が足りない、ニ短調の運命はちょっと、、、それまで、すごく前面に聞こえていたピアノと歌に対して、録音で流れる元々のベートーヴェンの音楽の扱いがぞんざいすぎないか?エグモント序曲らしきものも、ドンドコと太鼓が入ってなんか雑なアレンジ。音源も安い?

あと、ステージ上にいる、弦の奏者。SNSで、奏者の中のお一人が弦のアレンジをしたと言うのに、どこにもクレジットされていない、ステージ上で弾いているのに音が聞こえない。なんだかお気の毒、他のライブではきっと大活躍しているだろうに。

ピアニスト兼キャストの方は、練習ピアノも弾いていたらしいのに、そのクレジットもない。高さから、アップライトでもないグランドでもない電子楽器なのは、見て分かったけど、あんなにグッツで儲けるんだったら小さいグランドくらい用意しても良いかと思う。電子楽器に偏見はないし、好きだけど、ピアニストにはどうかな。弾きやすさが、全然違う。

音響は、工夫しているんだろーなーと思ったが、音楽の音が、、、音楽監督の考え方が、きっとちがうのだろうけど、クラシックの作曲家を題材にするなら、ちがう音の出し方があっても良かったような気がする。

あと、安全のためか、大道具のグランドピアノが4本足で、ずっと違和感を感じながら見ていた。

制作側が、音楽に対しては、やっつけの仕事をしたのか?演者、奏者、がすばらしかったのに残念。
DVDが届いて観て、前に感じた違和感がよみがえってしまった。中村倫也さんの推しなのに。

追加
弦のアレンジ、音源の編曲と制作者、練習ピアノ、のクレジットが無いのは、納得できない。電子ピアノを使うなら、そのメンテナスをしたメーカーとかもあったのでは?
美談のようになってしまっているけど、演出上蓋を開けたらたいへんだったと言うのもあるかもしれないけど、主役に負担を強い過ぎるのは、プロデューサーとしては失敗?おまけの出演者座談会での主役の声には驚く。演者が頑張ったからいいけど、グッツの売り方とか見ていて金儲けに走りすぎと思ってしまった。


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