幻燈を見たことある?「ケンジトシ」を観て
演劇「ケンジトシ」を観てきた。内容を思い出しながらまだうわの空で暮らしている。その中で、ふと、思い出したことがある。
お芝居の内容にも、触れていますが、深く関わるものではありません
ケンジの童話の中には、幻燈という言葉が出てくる、魅力的な言葉だ、幻燈
そうだ、わたし幻燈を見たことがある、学校で、、、
暗幕のある部屋へ行ってスライドを見た。
スライドと幻燈が同じ意味だと言うことは、確認した。初期のうちはガラスに描いた絵などを映写していたが、後に写真のフィルムを写す様になったそうである。
写真のネガの様な小さなフィルムを映写機で拡大して、かちゃりかちゃりと切り替えていく。スライドには音声は入っていないわけで、映像(静止画)だけ見たのか、先生が解説などを読んだのか記憶にない。やがて、カタカタ音のする映写機で、フィルムの教材映画も見る様になった。
スライドは、意外と長く使われ遠足や学校行事の記録を映写して、自分がどこにいるか探すが、すぐに切り替わってしまう、なんていう事もかなり続いた。
するとあのかわいい生き物たちがスイッチを入れるあれは、映写機だな、カタカタと音たてて、つぶつぶと暗い泡が動き始める。
なんて、ちょっと偉そうに言ってみたりする。
きれいな青だったね、あの幻燈機があるおかげで、解釈の幅がひろがっている様にも思える、あの世界に踏み込む大事なスイッチを入れたのは、カニ?
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