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【ルビー・サファイア①解答】レジ系

レジ系の都市伝説は、レジ系三体の無機質さ、不気味さ、また点字を解読してようやく発見できるというシリーズ屈指の異質さからもオカルトブームに乗っかり瞬く間に波及した。

当記事では、世間的考察を交えながら自分なりに解釈した真相を語っていく。

まずいきなりだが、3体のシンボルが存在する場所。「さばくいせき」「こじまのよこあな」「こだいづか」は九州の空爆の被害にあった地域とズレている。
そもそも福岡、北九州でも大空襲はあったし、宮崎や大分よりも被害は甚大だった。

では、これらの場所は何をモチーフにしているか?

お墓である。

現在、レジ系のシンボルは九州でいう古墳の場所に該当するというのが通説となっている。

こじまのよこあなは神方古墳
さばくいせきは長目塚古墳
こだいづかは高屋山上陵古墳

そもそも、こだいづか・・・漢字で古代塚。塚は小さな山や丘や古墳を指す単語であることから古墳がモチーフであることは間違いないだろう。

何故九州地方で古墳にスポットが当たっているのか違和感はあるとは思うが、ルビーサファイアでディレクターを務めていた増田順一氏の幼少期の体験がそのルーツであることは推測できる。

注)増田順一氏は両親が北九州出身であり、ルビーサファイアは幼少期の九州での体験を注ぎ込んだ作品であることを多くのインタビューで書き記している。

また、増田順一少年は小学5年頃に古墳の本を買うほどの古墳好きであり、ブログ内でも九州の古墳の写真をアップロードしている。

@増田部長のめざめるパワー

更に、各地域にポケモンの姿が描かれていたマンホールが設置されるプロジェクトであるポケふたではレジロックは宮崎県諸塚村に設置されている。
諸塚村の由来が諸塚(多くの塚=墳墓)であることからも公式で古墳との繋がりが示唆されているといっても過言ではない。

このことからレジ系3体のモチーフは埴輪ないしゴーレムであることが囁かれている。

ちなみに埴輪と共に出土する土偶モチーフのポケモンも本作から登場している。

次にはかいこうせんをレベル89で覚えることに関してだが、これは第四世代以降の話。レジ系が登場した当初は一律覚えるレベルは65である。そのため、少なくとも初めから意図されていたものではない。

その他の技も鉱物系、古代系のポケモンの覚える技としては特に違和感はない。

更に、点字であるが、これは点字を少しでも身近に感じられるようにといったゲームフリークの粋なはからいであることが増田氏のブログ内で語られている。

自分も知らなくても良いことのように感じていました。
でも、よくよく考えてみると、、当たり前のことですが、
「触らなくても読むことができる」ことに気づいたのです。
そこで、この点字というものをポケモンをプレイしてくれる大勢の人が、
知らないうちに身近に感じるように、少し入れました。
教育ではなく、ゲームならではの発見と興味からのアプローチにしました。

増田部長のめざめるパワーより


タイプが皆格闘に弱いというのも、鉱物系であるため当然だろう。
なんならレジエレキ、レジドラゴの登場でこの説も否定されている。


以上のことからレジ系の都市伝説は謂れのない噂に過ぎないと考えられる。

           ☆☆☆

最後に

いまや日本と世界のコミュニケーションツールの一つにもなっているポケモンが好きで本当によかった。これからも深く愛していきたいと強く思っている。

@増田部長のめざめるパワー

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