映画で学ぶ 社内での回答と生き方

わたしには仕事に関して永遠のテーマがある。
それは、どのように回答するのが正解なのかということ。
仕事と言いましたが、回答は家庭、友人通しの会話にもつきものですよね。
仕事での回答と言ったのは、人生を左右される可能性 が高いからです。

仕事上でのこと。
ある営業部(所でも課でも良い)内での月末売上確認の様子。
・部長「おい A、あといくら上げるんだ」
・A 「もう、上げられる数字はありません」
・部長「やる気あるのか、え~、そこをなんとかするのが営業だろ」
・ A 「 はい、でも、… 」
毎月、繰り返される光景。
部長が留守、直帰と聞くとホットするという人もいるでしょう。
今は携帯があるから、携帯で数字を詰められるなんてこともありますね。
最近はパワハラ問題もあるので、こんな光景は減っているかもしれません。
回答には、営業の数字を詰められる時ばかりではなく、会議上での質問、重要な決定が待ち受ける瀬戸際の回答なんてときもあります。
わたしは、頭の良い人、優秀な人、将来偉くなる人は、このときの回答が上手いと考えています。

回答にはその場の雰囲気、会議の流れを掴むことが絶対に必要でしょう。
場を無視したら、どんなに、素晴らし回答、誰もが知ならい知識を披露しても逆効果となることでしょう。
わたしは、映画で緊迫したシーンでの回答が勉強になると思い、そこは真剣に見ることが多いです。題名は忘れましたが、差し迫った脅威に、如何に対応するかが話し合われているシーンがあります。
最後に科学者に意見が求められます。その科学者に耳打ちする者がいます。
「いいか、絶対に確定的なことは言うな、答えは 「わからない」 だ」
科学者は全員に言う。「このままでは終わりです」と。
この場合は絶対に正しい裏付けにそった正しい正義が示された場合だろう。
この回答の話は付箋、実はここからが凄いのだ、ある優秀な官僚、受け答えもすばらしい。詳細は説明するのが難しいが、その優秀な官僚に全責任を負わせようとする上層部がいるのだ。その会話がすばらしい。
頭の良い人は、こんな回答が出来るのかと勉強になった。真似は出来ないですがね。映画は脚本が練られている。そこでの会話は本当に勉強になる。
是非、「映画」を回答の勉強として見てもらいたいと思っている。

さて回答には、逃げる回答、かわす回答、場の流れにそった回答、上司の顔を立てる回答、全てはその場の空気を読むことが必要になります。
わたしの若い頃、こんなことがありました。
ある商品の企画説明会。全国から優秀な営業マンも集められました。
企画部長がコンセプトの説明をする、開発者が商品の説明をする。
マーケティング部が市場の説明と続く。そこである営業マンが挙手をした。
彼は、その場の流れにさからい、こうするといった考えもあるのではと質問した。事業本部長は言う「君なぁ、溶鉱炉で焼き芋を焼くようなことを言うんじゃないよ」。
この商品企画会議はお披露目の場でした。それを無視して、一から作り直そうと言ってしまったのです。質問した彼は、自分の発想に酔ってしまったのだと思えます。

さきほどの映画の話に戻りますが、いつも、求める回答の意味するものはなんだったんだろうと思う映画のシーンがあります。
わたしは家族から言葉の前後から、読み取る力が弱いと指摘される時があります。読解力というのかもしれません。これを読んで、これはすぐにわかるよと思われた人、わたしを笑わないでくださいね。

その映画は『ショーシャンクの空に』です。名作です。
そのシーンとは仮出所を決めるための面接シーン。
面接官「あなたは、ここを出た後に犯罪をしないと誓えますか」
受刑者「はい、私はぜったいに罪は犯しません」
面接者の手許の書類アップが写る。そこには否決の文字。

さきほどの受刑者は主人公から「君」を待っていると言われた男性です。
1年後、再度の仮出所面接が行われます。
面接官「あなたは、ここを出た後に犯罪をしないと誓えますか」
受刑者「それはわかりません、人は罪深い生き物です。怒りもわきます。
ただ人は、己を抑制することをしなければなりません。」
面接官が大きなゴム印を書類に押印するシーンが。
面接官の手許の書類アップ。出所を認める文字が。写る。
こんなシーンでした。自分はと言わないのがポイントなのですかね。
もしかしたら、キリストの教えのようなものかもしれないですね。
刑務所内では聖書を渡されるそうですからね。

ほんと回答は難しいですね。「解」は無いとも言えると思います。
わたしはこれからも生きている限り、回答について勉強となりそうです。

#映画にまつわる思い出

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