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読書

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中古本集めが趣味。第1次収集では芥川・直木を中心に集めていた。その数2000冊越え、引っ越しで処分。ブックオフ業者引取り、後日振込額2800円。げ~。今第2次では巷評価が高い本を… もっと読む
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記事一覧

【読書】 柏井壽さんの小説「鴨川食堂」の経営を考える

おどろくほど簡潔な小説だ。それでおもしろい。不思議だ。 味を探して欲しいという依頼者と… …

秀玉
1年前
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【読書】言わしてもらおう! 小説60冊を勝手に毒舌解説。

これまでに処分、売却した小説の中から勝手にチョイスした読了本を解説する。順番も適当。フォ…

秀玉
1年前
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【読書】古野まほろ「R.E.D.」に久しぶりに心が燃えた

古野まほろさんの作品。中古本収集癖がある私は13冊購入し、5冊読了。 先日このシリーズ3巻を…

秀玉
1年前
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中古本沼、第1次と第2次

わたしの収集癖(別名「沼」と言う)は突然始まる。 これまで収集沼履歴は、時計、筆記具、カ…

秀玉
1年前
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中古本集めダブリ購入。あるあるです。

私は、面白いと評価の高い小説を片っ端から買っている。 うひょー、バカ~ そいで、毎週どこ…

秀玉
1年前
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ヒット作から、隠れた名作を知った。

ヒット作の陰に隠れた名作 作家の筏田さんは 君恋 こと「君に恋するなんて、ありえないはずだ…

秀玉
1年前
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【宮下さんの小説で感じたこと】美味しい料理を見せつけて、食べさせてくれない作家さん

宮下奈都さんの「よろこびの歌」と「終わらない歌」の二作を読んだ。 この作品は前編、後編とかではなく、どちらも完結しますから、そこは安心です。たまにありますよね、初めから上下でだせよって作品が。 さあて、終わらない歌を読み終えました。表紙の絵も素敵ですね。 結論は「よろこびの歌」に劣らない秀作。 「終わらない歌」はすばらしいエンディングの内容だった。 あたしは、ひさびさに最終章は読み返したよ。 盛り上がる興奮をもう一度味わいたかったんだよ。たっぷり味わえたよ。 この作品

三大がっかり小説シリーズ

日本の観光地に「三大がっかり」があるんですよね。名前は立派だけれど、実際に見てみると、し…

秀玉
1年前
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小説から見える音感とは、そして英語力

あたしは、NECがお猿の絵を使ったCM「バザ~ルで、ござ~る」を口ずさんでも、音感がずれ…

秀玉
1年前
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浦賀という、作家について思うこと

浦賀和宏という作家。どんな感動を与えてくれのか? まずこの2冊を読んだ。感想はこうだ。 (…

秀玉
1年前
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「東京すみっこごはん」に描かれた人々とジェーン・オースチンの言葉

「東京すみっこご飯」、成田名璃子さんの小説だ。 表紙絵も登場人物を的確に表していて、気に…

秀玉
1年前
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カラマーゾフの兄弟 と 男の操縦

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」。 超絶つまらない時間をもんもんと過ごす小説。 し…

秀玉
1年前

初読作家 秋吉理香子さん

あたしは、これまでに溜めこんだ、中古本をせっせと読んでいる。 しかし、一日に一冊読んでも…

秀玉
1年前
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小説の主人公と映像化時の違い

ビブリア古書堂の事件手帖。ヒット作だ。 早くも、といっても初刊から10年もたつのか。 栞子と五浦の子供「扉子」が主役のシリーズとなって3巻目。 ついに読めた。(全巻読んでいる、ストレスなく読める、良い本だ) これまで全10巻が出ている。 9巻目までは、素直に楽しめた。そう9巻目までは。 私がひねくれ者なのか、10巻目に首をひねっている。何かがちがう。 10巻目は少しスタイルを変えてきたようだ。 小説は一人称か三人称かだが、この10巻目は影の解説があり、あれ~ ①まずその誰で