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メインストーリー15 カームバルグ地方2 再会

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ガルダ国はすべての凛華を生け捕りにしようと目論んでいるらしい。
そんな中、自分も狙われているのだと知り、強気な態度に凛華の一人、ビーダ。
その際の発言から、ビーダは捨て子だったらしい話が明かされたのだが……。


サーシャ
「今回の敵は今までとは格が違うぞ。」

サーシャ
「しかも気になることがある‥」

主人公は静かにサーシャと目を合わせた。

サーシャと共に剣術の研鑽を積む主人公にはサーシャの言わんとすることがわかっていた。

ルミナス
「どうしたのサーシャ姉?敵追っ払ったのに浮かない顔して」

サーシャ
「似ているんだ。剣さばきが。私の流派のそれに…。」

パチパチパチ

???
「ご名答。それもそのはず、私が剣術を仕込んだ部下なのだから」

サーシャ
「き‥貴様は!!」

ルミナス
「!!!!」

???
「久しぶりだな。同じ釜の飯をくった同志に貴様はないだろう、サーシャ」

???
「感動の再開と洒落込もうじゃないか」

フェアリス
「サーシャ、知り合いなの?」

サーシャ
「‥ああ最も古い知人であり、そして最も‥最も顔の見たくない人間だ。」

???
「ずいぶんと面白い冗談が言えるようになったじゃないかサーシャ。」

???
「そうだ。お前の仲間達に自己紹介しなくてはな」

???
「我こそはガルダ国、暗黒艇団団長ドズール・ヘルバード」

フェアリス
「ガルダ国!!!?」

サーシャ
「そうだ。こいつは故郷を捨て、仲間を捨て、そして心を捨て、ガルダ国に渡ったのだ」

ルミナス
「ヘルバード・・・」

ヘルバード
「ルミナス、サーシャ大きくなったな。私はうれしいよ。」

ヘルバード
「甘ちゃんなのは変わってなさそうだがな はっはっはっ!」

ビーダ
「なんなのよ この妙に偉そうな奴は!腹立つ~」

ヘルバード
「ずいぶんと口の減らないな小娘だな。お前みたいなバカも嫌いじゃない」

ヘルバード
「ん??お前その尻尾と耳‥どこかで‥」

ヘルバード
「はっはっはっ!そういうことか あの時のガキか!」

ヘルバード
「事実は小説よりも奇なりとはよくいったものだな」

ビーダ
「あの時のガキ?何いってんのよ このばか! 私がやっつけてやる!」

サーシャ
「ビーダッ!!!やめろ!!!そいつにだけは手をだしちゃいけない!!」

ビーダ
「‥っ!!!?」

リリィ
(サーシャさんがそんなことを言うだなんて‥)

ヘルバード
「フッ 賢明な判断だサーシャ。昔のように頭をなでてやりたい気分だよ、はっはっはっ!」

ヘルバード
「それではまた会おう同志よ!」

ビーダ
「サーシャ!どうしたのよ!あんたらしくないじゃない!」

サーシャ
「すまん、だが・・・あいつは‥あいつだけは強さの次元そのものが違うんだ」

主人公は理解した。あのヘルバードという者はその佇まいだけで畏怖を覚える程、圧倒的な実力の持ち主だということを

ルミナス
「ビーダ、この先、ヘルバードと会うことがあっても絶対に手をださないって約束して おねがい。」

ビーダ
「なんなのよ まったく!どいつもこいつもさー」

ビーダ
(あいつ、私のこと『あの時のガキ』って‥あんな奴とあったことないっつーの。一体なんなのよ!あーーイライラするー!)


これまではガルダ国に雇われた空賊との戦闘が描かれていましたが、遂にメインストーリー上においてもガルダ国の正規軍が登場してきます。

今回の話で初登場となる、ドズール・ヘルバード。
ヘルバードには、サーシャと同じく、フローディアの弟子として覇神流剣術を学んだ過去があり、幼少期からサーシャと共に過ごしていたルミナスもヘルバードとは顔見知りでした。
ヘルバードは定期的に開催されたGODカーニバルという限定ガチャで入手可能なSSRユニットともなっており、後に、復刻LRとして上方修正されたユニットとしても実装されていました。


画像は復刻LR版で、旧版ではR18要素であるハーレムシナリオでのみ明かされていた素顔を、堂々と晒しています。
(他にも、レイドイベントの報酬になっているUR版もありますが、そちらについては後々のイベントストーリーにて解説予定)

未確認なのですが、多分、最初のSSR版のユニット説明も同じ内容だったかな……と記憶しています。
(「復刻」の文字が入っているカードは、ユニット説明、音声、ハーレムシナリオは、全て元のカードと同一……だったかと)

ヘルバードが何故ガルダ国に渡ったのか、その生い立ちが書かれてあり、本編中では語られていない内面がある程度垣間見えている形……ですね。

ヘルバードはラスドラの実質的な本編と言えるイベントストーリーでも長く登場し続け、サーシャの好敵手として幾度も刃を交わすことになります。

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