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損益曲線


前回の記事で24000円プットの買い1枚と23000円プットの売り2枚の組み合わせについて書いた。それを損益曲線として描いたのが上図になる。損益曲線とはSQを迎えたときにどれくらいの損益になるかをグラフで表したものである。横軸がSQ値となる。今回は1000円ずらした25000円の買い1枚と24000円の売り2枚の組み合わせの損益曲線(左)と25000円の買い1枚と24000円の売り2枚&26000円の買い1枚と25000円の売り2枚の組み合わせの損益曲線(右)である。左図ではSQ値が23000円~25000円で利益、23000円以下では損失となる。右図ではSQ値が23500円~26000円で利益、23500円以下で損失となる。右図の方が利益となるチャンスは多い。しかし、24000円以下では利益が減少するスピードが大きく、リスクはより大きい。通常であれば現在27000円の日経平均株価が6週間程度で23500円以下になる可能性は極めて小さい。しかし、注意しなければいけないのは日経平均株価は一旦崩れ始めると急激に下落することがしばしばあるということ。だから、現在が凪だとしても、いつ嵐になるかもわからないということを念頭に置いて安易に近づきすぎないことが重要だ。

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