RPGの広大なフィールドマップには冒険の醍醐味がつまってる。
冒険の世界がまっている!
僕はゲームをよく遊びますが、いろんなジャンルの中でもRPGは特に好んでやります。
そんなRPGの特徴のひとつに、
フィールドマップ
があります。
普段ゲームしないひとは、世界地図を思い浮かべてもらうと伝わるでしょうか。
あれに人間を模したコマを置いて、とことこと歩いていろんな場所に移動するイメージです。
今ではシームレスとかノンフィールドとかいろんなタイプのRPGがあります。
街や外との境界を感じさせなかったり、そもそもフィールドマップの概念がなかったりするものもあります。
これらはリアリティーを追及したり、遊びの部分を抽出してコンパクトにまとめたり、バリエーションの幅を広げたものです。
なので、良し悪しの話ではなく、個人的な思い入れの話になります。
大きな大陸や海の中に、ぽつんとキャラクターがいると、冒険の世界が広がっている感じがして好きなのです。
なので、街から街への歩く距離が長いと冒険してる感があって好きです。
マップに対してキャラクターが豆粒みたいだと最高です。
BGM(音楽)も大事な要素です。
作品によってテイストは異なりますが、
個人的には明るくてノリの良い曲調をベースに時折センチメンタルな物悲しさが含まれるようなエモーショナルな曲が大好物です。
冒険の旅の気分を上げてくれると同時に、世界の広さに対して小さな自分も感じられるような切なさがあるとずっと聴いていたくなる、身を浸していたくなる感覚になります。
そして、原則徒歩です。
歩くんです。
作品によっては最初から船に乗れたり、飛空艇(飛行機)に乗れたりしますが、
冒険の基本は歩きです。
めんどくせーという意見もあるでしょう。
ですが、小さな村から始まってとなり町でも裏山でもちいさな冒険の基本は歩くことです。
子どもの頃、近所の知らない場所を探検したように。
未知への道は歩くことで開かれます。
移動手段が乗り物など増えることで、今まで行けなかった場所に行けるようになる喜びはあります。
海の上にぽつんと佇む孤島だったり、
空に浮かぶ空中都市だったり、
はたまた深海に眠る古代文明だったり。
行けない場所を遠くから感じられるからこそ。
その場所に行きたいと強く願える。
それはきっと歩くことで、自分の世界の端を知ることで得られる体験です。
だから、その端を感じて、立ち止まり、飛び越える。
そのプロセスが大事なんだとおもいます。
冒険には困難がつきものです。
壁があり、乗り越える喜びがあります。
それは、距離であったり、移動手段であったり、政治的な許可であったり、資格であったり、能力であったり。
多くのフィールドマップを採用している作品では敵(モンスター)が出てきて、行く手を遮ります。
ですが、街から街へ移動するのが難しい作品は稀です。
特に意識することなく辿り着けるものが多いでしょう。
このあたりの戦闘バランス、リソース管理をシビアにした作品は珍しいですが、より冒険をしているという感覚を強く得ることができます。
次の街まであとどれくらいだろうか?
どれくらい敵と遭遇するだろうか?
手持ちのアイテムやMPが足りるだろうか?
引き返したほうがいいだろうか?
こんな体験をするRPGは稀です。
日本のRPGはストーリーを重視するタイプが多く(これはこれで好きです)、テンポの関係からか道中つまらせることは比較的少ない傾向にあります。
これはダンジョンまわりにも言えることで、世界樹の迷宮シリーズや古典のWizardryシリーズなどは『ダンジョンRPG』などと銘打たれて、一度の挑戦ではクリア出来ず、何度も繰り返し潜って少しずつ攻略していくスタイルになっています。
テンポよく話を追いたい場合には相性がよろしくないかもしれませんが、簡単には進めないからこそ冒険しているという感覚が得られます。
そして、中には空腹度や渇きといった旅のリアリティーを追及した作品もあります。
これは更にレアケースです。
家庭用よりも昔のパソコンのRPGなどで見掛けるかもしれません。
やっぱりめんどくさいからか、オミットされる傾向にあるのかもしれません。
長旅ともなれば、準備は欠かせないでしょう。
食料は生きていく上で必須なので、リアリティーの面では自然な要素ではあります。
ただ、ゲーム内時間とプレイヤーの実時間は同一でないので、感覚的なズレがあり気にならないのだとおもいます。
長々と書き連ねましたが、ゲームというのは
『課題に挑戦、達成するおもしろさ』
『擬似体験することで得られる楽しさ』
といった特徴があります。
所詮ゲームで現実とは違うと言われればそれまでですが、たとえ小さくてもその感動は確かなもののはずです。
RPGにおけるフィールドマップというのは、そういったものを感じさせてくれます。
小さな頃から遊んできましたが、心に染み付いた体験は、おっさんになっても忘れずに僕が求めるものとして今もそこにあります。
あれなんか今回まともなこと書いてね?
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