田舎ではテイクアウトがリスキーなんだって話をしたい。

                        モノによるが。


テイクアウトというのは、家に持って帰って落ち着ける場所で食べるとか、待ってる人と食べるためとか、まあ理由はいろいろある。

だが僕は基本、テイクアウトはしない。

これはまあ、独り身であることも理由のひとつかもしれないが、個人的には『すぐに食べたい』のが一番の理由である。

ノベルゲームにおける食事シーンの重要性の記事ですこし触れたが、僕の食べ物をおいしく頂く上で気にしていることが『鮮度』と『出来立て』だ。

『出来立て』というのは、調理したて、という意味である。
よくいわれる「熱いうちにお召し上がりください」という文言。
冷たいものでも、ぬるくなるまえのキンキンに冷えてやがるなものも同様だ。

そして、田舎に住む僕は店でテイクアウトしてから家に帰るまでの時間が何10分単位でかかることも少なくない。

すると、当然家に着く頃にはいくらか冷めて(ぬるくなって)しまっている。

温め(冷やし)なおせばいーじゃん、という声もあろう。

だが、なんだろう。

調理された瞬間を100とすれば、一度冷めて温め直されたそれは80~90くらいの感覚とでもいうか。

実際のところそんな繊細な舌を持っているわけではない。
あくまで思い込みレベルの話だ。

だが、最高の状態で食べたいという意識が働いている。
そしてそれは、作られた瞬間が最大値であると強くおもっている。

よく急いで食べる人に

『ごはんは、逃げないからゆっくり食べて』

というセリフを聞いたことがあるだろう。


とあるエロゲーの主人公がこれに対し、

『いや逃げるぞ。炊き立てのごはんのおいしさは今この瞬間も失われている!』(意訳)

と反論するシーンがあり、とても共感したものだった。


なので、PIZZA-LAのキャラバンが来た時など場所によっては車中で頂くことがある。

アツアツのぴざがたべたいんだよお!

帰ったら、なまあたたかくなってるんだよお……。

え?    やけどしたり、食道がんのリスク……?

                           
                             うるせえ!


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