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豊田商事事件とMMTの恐るべき近似性

 豊田商事事件という詐欺事件を覚えていますか?豊田商事は純金ファミリー証券をお年寄りに売りまくりましたが、その売上は会長やセールスマンの給与に消え、裏付けとなる地金なんて準備していませんでした。これは今の日本政府が行う国債大量発行と同じです。

①豊田商事事件とは
 客は金の地金を購入する契約を結ぶが、現物は客に引き渡さずに会社が預かり「純金ファミリー契約証券」という証券を代金と引き替えに渡す形式をとった。このため客は現物を購入するのか確認できず、実態は証券という名目の紙切れしか手元に残らない現物まがい商法(ペーパー商法)と言われるものであった。豊田商事の営業拠点には金の延べ棒がこれ見よがしに積まれていたが、のちの捜査によってそれは「ニセモノ」であったことが明らかになっている(Wikipediaより)

②MMTが詐欺と言える決定的証拠
「豊田商事は純金ファミリー証券を無限に発行することができるから資金繰りに窮することはない」

 MMTはこのように言うでしょう。なぜなら、彼らは常々日本は自国通貨建国債をいくらでも発行できるから破綻しないと主張しているからです。もう分かりましたね。MMTは詐欺です。

③豊田商事は無限に純金ファミリー証券を発行できるにも関わらず破綻した。
 破産時、売り上げの半分は従業員への給与の支払いと永野会長個人の先物取引での損失や会社としての事業の失敗によりほとんど消えており、豊田商事には資産と呼べるものは皆無だった(Wikipediaより)。
 日本政府も同じです。国債発行による資金は、ばら撒きによりキャッシュアウトしており返済能力はありません。このままであれば、日本政府も豊田商事と同じく破綻します。

むすび
 日本は既に豊田商事と同じですが、まだ破綻していませんので助かる望みも僅かに残されています。民間発の奇跡的な経済成長を遂げることです。私たちはMMT的積極財政論者と闘い、少しでも延命することしかありません。

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