損害募集人一般試験(基礎単位)合格へのポイント2021.7~2022.6月教育テキストより

基礎単位はテキスト閲覧不可。

問題文に以下の文言が入っていたら注意する
・全ての
・いっさい
・~だけ

故意=わざと
過失=不注意

<第1編 損害保険の基礎知識>

保険が対象とするリスクそれぞれに公的保険・私的保険

・人的リスク
→ 生命保険、自動車保険(損害保険)、傷害疾病保険(第3分野の保険)
※ 第3分野の保険には「傷害保険、医療保険、がん保険、介護保険」があり、生命保険会社、損害保険会社ともに取り扱える

・物的リスク
→ 火災保険、動産保険、工事保険、自動車保険(車両保険)

・賠償責任リスク
→ 賠償責任保険、自動車保険(対人・対物賠償責任保険)

保険の機能「一人は万人のために、万人は一人のために」

事故の発生頻度が低く、損害の規模が大きいときは「リスクの移転」
※リスクマップ参照

損害保険の募集携形態
・代理店扱(90%)
・直販(8.1%)
・保険仲立人(保険ブローカー)扱(0.7%)

保険料の仕組み基本原則

・大数の法則
・収支相等の原則
→ 保険金に充当される純保険料=実際に保険会社が支払う保険金の総額
・公平の原則
→ 保険の補償の対価として、危険度の高低を反映して保険料を決めている

保険契約とは
保険会社「保険事故が発生した場合に保険金を支払うこと」を約束
保険契約者「その対価として保険料を支払うこと」を約束

普通保険約款に記載されている事項
保険契約締結時における保険契約者等の義務(告知義務)
 〃  締結後      〃      (通知義務)

普通保険約款を変更・追加・削除する「特約」は、普通保険約款に優先して適用される

契約締結後に危険が著しく減少したときは、未経過期間について危険の減少に対応する保険料の返還を請求することができる

損害保険価額は、保険会社が支払う保険金の最高限度(利得禁止の原則)

〇くるまの保険
自賠責保険は被害者1名について限度額があるが、1事故あたりの支払限度額に定めはない

任意の自動車保険【地震・噴火・津波は対象外】
・対人、対物賠償責任保険では、被害者救済の観点から、被保険者が無資格運転や酒気帯び運転であっても保険金が支払われる
※台風・洪水・高潮は対象外
・自分等への補償「人身傷害保険」「搭乗者傷害保険」、「車両保険」は上記の場合、保険金は支払われない 
※台風・洪水・高潮は対象(保険金が支払われる)

〇すまいの保険 
火災保険では、地震等に対しては保険金が支払われない
地震保険は火災保険に付帯するものだが、主契約である火災保険と保険金額は別で定める
地震等が発生した日の翌日から起算して10日を経過→対象外

〇からだの保険(傷害疾病保険)
・傷害保険 保険金の種類(死亡、後遺障害、入院、手術、通院)
※食中毒は対象外
・医療保険
・国内旅行傷害保険 疾病によるものは対象外 ※食中毒は対象になる
・海外旅行保険 ※地震・噴火・津波、食中毒は対象になる

保険募集の基本ルール

保険金が支払われるケース・支払われないケースに関する問い合わせは保険募集の行為に該当する

被保険者が負担する保険料がない契約は意向確認適用除外

自己契約は禁止されている

顧客が金融商品販売業者等である場合は重要事項説明は適用除外

保険募集の基本と心構え

保険料率は物的リスクに基づいて算定されており、モラル・心理的な人的ハザードは考慮されていない

代理店はいろいろ親である保険会社にまず伝える

リスク状況を調査したうえで引き受けるアンダーライティング

事故防止や軽減などの取り組みをロス・プリベンション

損害保険の周辺知識

重大な過失でなければ失火者に不法行為責任はない
隣家を延焼させても借家の場合は家主のみに債務不履行責任を負う

国民健康保険は業務上の病気やケガも対象

生計を同じくしていて常時居住していれば地震保険料控除できる(火災保険がセットされていても火災保険料は控除対象外)

所得税の地震保険料控除限度額は5万円でそれ以下は全額が控除額

死亡保険金は課税対象




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