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なぜ家事育児の負担が妻にかたよるのか【共働き世帯の分担の難しさ】

こんにちは。
妻の実家に帰省中のかじおです。

今回はなぜ共働き世帯でも家事育児の負担が妻に偏りがちなのかを、共働き家庭で家事育児を担う主夫である私の視点から解説し、偏らせないためにどうすれば良いのか、私の考える解決策を紹介しようと思います。


妻に負担が偏る理由

①女性の方がちゃんとしているから

個人差はあるでしょうが、大体の家庭で家事育児に関しては女性の方がしっかりしていて男性の方がいい加減な傾向があると思います。
これは私も昔は良く怒られたところでして、例えば皿洗いを任されたとき、やるつもりはあっても「次の食事までに洗えばいいや」と考えて食後もずっと放置することがよくありました。(ズボラ過ぎ?)
すると妻が痺れを切らして洗い始めて「どうして頼んだのにやってくれないの?」となるわけです。

夫側にやるつもりはあってもタイミングが遅かったり頻度が少なかったり(それで結局忘れたり)で、妻側がやる事になる。こんな事良くありませんか?

②家事スキルが高いほうが気付きやすいから

2つ目はスキル(能力の高さ)が原因です。
分担しきれない細かい家事、いわゆる「名もなき家事」は無数にあります。
それに気付くことができるのは家事スキルの高い方で、①のこともあり往々にして妻のほうがスキルが高いため良く気付いて、結果妻側の負担が高まります。

我が家では、以前は妻のほうがよく気が付いていましたが、私が主夫化した今では見つけるのは殆ど私で、家事育児スキルの高まりとともに本当に「名もなき家事」が見えるようになるのを実感しました。
夫が見て見ぬふりをしていると不満を溜めている妻も多いかと思いますが、能力不足でまず気づけていないケースも多いかと思います。

③妻がやるべきと夫が考えているから

このケースが一番解決しづらいですね。

共働きでもこう考える男性は決して少なくありません。私自身、同僚や友人と話していても感じることは多いです。
時代錯誤かもしれませんが、そう切り捨ててしまっては建設的な話ができません。

  • 自分の方が稼ぎが多く仕事の負担も大きいので家事育児は多めに負担してほしい。

  • 共働きでも定年まで絶対に辞められないのは自分側だけでプレッシャーに耐えている。その分他で負担してほしい

など、まず彼らがそう考えている理屈、思いを理解することが、解決への第一歩です。

家事育児の分担は難しいという現実

はっきり言って家事育児の分担は難しいです。
我が家も試行錯誤しましたが、同じ家事でも感じる負担や得手不得手がバラバラで、気づく範囲や気づくタイミングも、果てはやり方も異なるため、お互い納得できるようには分けられませんでした。
と言うか完全に平等に分担することは不可能です。

ではどうすればよいのか。
平等分けることは出来ずとも、お互い不満がないように分担することは可能です。
心理的に夫婦が納得出来る形を探っていきましょう。

不満のない分担方法

一人が家事育児担当になる

家事育児を妻か夫が引き受ける、つまり兼業主婦(夫)化することで、揉めがちな分担そのものを辞めてしまう発想です。

我が家がこのパターンです。
実際には、本当に全てを私がやっているわけではなくて、妻に朝の登園は任せていますし気が向いたときに家事を手伝ってもくれています。
しかしそれでも家事育児の領分は全て私の仕事だと思っているので、仮に妻が何もしなくても不満に思いませんし、やってもらった事には全てお礼を伝えるようにしています。

当然それでは負担が偏るのでは?と思いますよね。
それは勿論そうで、引き受ける側を時短勤務にする、居住地の希望を聞くなど、他の部分でバランスを取る必要は当然あります。
私の場合だと、家事育児をすべて引き受ける代わりに妻が安定した収入の大黒柱となって、私は目標資産が貯まったら会社を辞めて良いと許可を貰っており、これで主夫のモチベーションを維持できています。

「その他」を含めて分担する

兼業主婦(夫)化が出来ないのであればこれがオススメです。我が家も私が兼業主夫になる前はこの形に落ち着いていました。
突発的な家事育児イベントの対応や「名もなき家事」は分担に含まれない割に負担が大きいため揉める原因になりがちなので、上記を「その他」として見える化して予め分担に含めておくやり方です。
炊事洗濯掃除等の「主要な家事育児」を2:1で分担し、1の担当の方が「その他」をすべて引き受けるとちょうどよいくらいかと思います。

詳細に分担する

話し合いが得意な夫婦であればうまくいきそうなパターンです。
①で説明したように女性の方が男性より気付きやすい特性があるため、「気付いたほうがやる」パターンは破綻する可能性が高いです。
そのため、気付きが必要ないように、全ての家事育児をタスクリスト化して、実行タイミングまで決めて分担すれば夫側が動きやすくなります。
「名もなき家事」も出現するたびに潰していけば大体のものはリストに加えられるでしょう。

タスクリスト管理はアプリを使うとやりやすいですね。
私の愛用しているtodoistであれば一度家事リストを作れば、その日行うべきチェックリストを毎日自動生成してスマホの待受上に表示させることができます。

最後に

いずれの解決策を取るにしても夫婦の話し合いは不可欠ですね。また、結局お互いの思いやりが重要なのも間違いないです。
夫婦の数だけ悩みのパターンもあるかと思いますが、今回の記事が少しでも解決に役立てば幸いです。

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