見出し画像

8月オープンキャンパス

Apricot Conciergeの市園です。
今回の記事は、7月に続いて8月19日,20日の2日にわたり開催されたオープンキャンパスでの活動報告です。
 
8月のオープンキャンパスでも、恒例の文学かるたとしおりのワークショップを開催しました。両イベントを合わせて19日は171人、20日は156人の計327人の方に参加していただきました。

文学かるた


 「7月オープンキャンパス」にも書かれているように、読み札には作品の本文が書かれており、それを聞いて作品名と作者名が書かれた取り札を取っていただくという一風変わったかるたです。100首あるうち、オープンキャンパス用に小学校から高校までの教科書に載っているであろう作品を中心に50枚選出していて、2つのプレイ場所に25枚ずつ配置して遊んでいただきました。レオ・レオニの『スイミー』や芥川龍之介の『羅生門』などは有名どころでもあり、教科書にも載っていたからかご存知の方も多かった印象でした。

ここで皆さんに、筆者の学校で絶大な人気を誇った記憶のある二つのセリフをご紹介します。ヘルマン・ヘッセの『少年の日の思い出』の「そうか、つまり君はそんなやつなんだな」と中島敦の『山月記』にある「その声は、我が友、李徴子ではないか?」です。どんな場面の誰のセリフか分かりますか?(回答は文末です)

作品を知っている、知らないに関係なく多くの参加者に楽しんでいただけて嬉しかったです。「聞いたことあるけど分からない!」くらいの作品の時が一番盛り上がっていました。 


栞のワークショップ

 
 こちらでは、用意した台紙に絵を描く・シールを貼る・型抜きをするなどして自由にデコっていただき、ラミネート加工をして一点ものの栞を作成できます。真剣な目つきで黙々と作業をしている方もいればお友達やご家族とお話ししながら作業をしている方もいて、各々のスタイルで楽しんでいただけたかと思います。高校生だけではなく一緒に来ていた小さいお子さんにも気に入っていただけたようでした。

ラミネート中や作成中のご友人を待っている間に近くの本棚の黒板に絵を描いている様子も見られました。こちらもしおり同様力作揃いでした。


おわりに


 オープンキャンパスにお越しいただいた皆さま、ありがとうございました。また、図書館職員の皆さまもお忙しい中ご協力いただきありがとうございました。サポーターの皆さまもお疲れ様でした。9月24日(日)にも近畿大学オープンキャンパスが開催されます。Apricot Conciergeも参加するので興味とお時間あればぜひお越しください。 

〈回答〉
『少年の日の思い出』:エーミールが、熱心に収集していたクジャクヤママユの標本を不法侵入した上にぼろぼろにしたことを謝りに来た主人公に言ったセリフです!
『山月記』:袁傪が、目的地に向かう途中の草むらに現れた李徴に言ったセリフです! 


詳細情報企画名:8月オープンキャンパス
期間:2023年8月19日・20日
場所:ビブリオシアター企画者:Apricot Concierge
公式Twitter:https://twitter.com/apricotconcier1(現在諸事情により投稿一時停止)
公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCJt0qQ4MjXQQFhCszMHZvnQ
近畿大学中央図書館:https://www.clib.kindai.ac.jp/
近畿大学アカデミックシアター:https://act.kindai.ac.jp/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?