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長年付き合っている文房具への思い。③

Dr.グリップのシャープペン。

これは大ヒットしましたし、現在もちょっと趣向を凝らしておもしろいシャープペンシルになってますよね。

以前の仕事で手書きが多かったことから、手控えや下書き用に鉛筆やシャープペンが手放せませんでした。(もちろん会社公式書類を書くのは油性インクのボールペン、それも三菱の黒ボールペン指定でしたがこの話はまた後日。)

学生の頃からかわいい絵や色で拘って使っていたシャープペンでしたが、機能でこだわったのはDr.グリップが初めてでした。
会社の同僚たちは真面目に会社支給の筆記具を使っていましたが、私と言えばある意味わがまま、その実は会社支給の筆記具が手に合わなくて強く握るあまりペンダコができ指を痛めてしまっていたので、自分の手に合うグリップの良さや形にこだわったものを使っていました。例えば、支給のペンは軽すぎたので雑貨屋に行ってはキャラクターの飾りがついて重さがあるものを買ってきたり、支給の鉛筆のグリップが細くて滑るので輸入品の文房具を取り扱っている雑貨屋で太い三角形のまるでクレヨンのようなカラフルなシャープペンを買ってきたり。
当時の若手社員としてはとんでもないことをしていました。

そんなこんなで過ごしてきたある日、会社の帰りに、Dr.グリップがこの地方の文房具店にお目見えしていたのでした!
店頭試供品を使ってみて「おお!なんじゃあ、こりゃあ!(ややオーバーリアクションwでも気持ちはほんとにコレw)」と夢中になり、好きなブルーの在庫を確認してその場で買いました。
翌日会社で嬉々として使っていると、変わるがわる先輩同僚諸氏が「また変なもの買って。こんなものにこんな金額を使っているのか?バカじゃないの?後輩の手前、会社支給でなきゃダメだし」と、言うか、顔面に表していました。ですが、そんなこと、全く意に介さず、悪びれずに使う姿に逆に興味を持ってくれる年配のパートさんたちが「それ、いい?私ちょっと手が痛いんだけど、使いやすいのかな?」と聞きにきてくれたりしました。
持ってみて、と手渡すと、しっくりくる派と重くてちょっと…派に分かれてました。
そうですよね。重いですもん。
でもシリコングリップがたまら〜ん♪
指のペンだこ辺りにペンが当たらないので、快適〜!
全体的に重いので握る手の力が分散されて、書く時に変な力が入らなくて済む〜!
すっきりとしたデザインが都会のオフィスで働いている気分になる〜!(えっ⁉︎

今ここまで書いていて、よく覚えているなと自分に驚いていたのですが、
何だかあの頃のことを段々と思い出してきたーーー!
写真は無いのですが、当時のアイドルと同じ髪型の同僚や三角シルエットのスーツ姿の上司たち、と、Dr.グリップが手放せなかった仕事。
波乱万丈でしたw
波風のない人生なんて無いのさ、と悪びれてみますが、本当にDr.グリップには助けてもらいました。何本壊れ、何本買い増ししたことでしょう。
結局、PILOT社の一人勝ちだったように思います。他に何社も同様の製品を出していましたが、シリコンが柔らかすぎたり軸が細すぎたり、ちょっとしたことで今ひとつ、と残念に思うことが多かったのです。

その後、4+1という多機能Dr.グリップを使うようになりました。黒・赤・青・緑の4色ボールペンとシャープペンが一体化したものです。
これにもかなり助けられたのですが、PILOT社の欠点が一つ!
ボールペンのインクのカスレが早かったのです。
とても残念でした。
これに我慢ができなくなってとうとう他社に変えてしまったのです。
あんなに嬉しかったのにな〜!
シビアすぎる判断だったかなと今でもちょっと気になりますが、文房具屋さんの店頭に行くと試し書きしていて「やっぱりちょっとだな」と思います。
たくさん文字を書く、というとインクのことも考えなくてはなりません。
シャープペンシルだけ、と選ぶとしたら完全上位のDR.グリップで、シャープの芯は…w
あー、止まらないw
強制終了。
シャープの芯について、またいずれ。

第三回目のnoteです。
書いていて止まらなくなって、時間がかかってしまい反省の回です。
読んでいただいた方へ、ありがとうございました。


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