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姉と同級生は恋敵7


 どうも。山下○○です。僕は、同級生の田村真佑ちゃんに恋をしています。そして今日は、皆で町内の花火大会に来ています。最初は、屋台を見て回った。それから、花火の打ち上げ時間になり、僕の勝負が始まる。けどその前に、もう一つの勝負(たっ君と奈於ちゃん)を、先にどうぞ。



奈於:あ、あの巧さん?/////ど、どうしたんですか?

巧:奈於ちゃん。

奈於:はい・・・

巧:なんとなく分かると思うけど、聞いてくれる?

奈於:はい。

巧:俺は、奈於ちゃんの事、妹のように思ってた。

奈於:・・・

巧:俺はずっと、奈於ちゃんの事を守りたいと思ってた。お兄さんとして。年上として。でも、違ったみたい。

奈於:え?

巧:奈於ちゃん。俺は君が好きだよ。妹じゃなく、一人の女性として。

奈於:!?

巧:今思えば、最初からそうだったのかもしれない。

奈於:巧さん・・・

巧:まあ、俺に言われても嬉しくないよね。ごめん。忘れて・・・!?奈於ちゃん?

奈於:嬉しくない/////訳がないです!

巧:え?そ、そうなの?

奈於:だって/////私も好きだから。巧さんの事が。

巧:えぇ。マジか・・・

奈於:巧さん。

巧:あ、奈於ちゃん。

奈於:はい・・・

巧:改めて、俺と付き合って下さい。

奈於:はい/////

巧:😀ヨッシャーー!

奈於://///

巧:改めて宜しくね。

奈於:はい!

巧と奈於:ふふっ。

ドーン!

奈於:わぁー!巧さん。花火、めっちゃ綺麗ですよ!

巧:そうだね。(奈於ちゃん。子供みたいにはしゃいでるな。可愛い。)

奈於:ふふっ。

巧:😊

奈於:?どうしたんですか?

巧:いや。可愛いなって思ってさ。

奈於:ふぇ/////い、いや。そ、そんな・・・

巧:ふふっ。


 一方その頃。○○と真佑ちゃんは?


真佑:○○君?

○○:真佑ちゃん。

真佑:なーに?

○○:見ててよ。

真佑:?


ドーン!


真佑:わぁー!綺麗・・・

○○:😊凄いでしょ。

真佑:うん!

○○:この日の為に、探したんだ。花火が綺麗に見えるところ。真佑ちゃんに、見て欲しくて。

真佑:私の為に、見つけてくれたの?

○○:うん。

真佑:そっか・・・ありがとう🥰

○○:うん。それに此処なら、滅多に人も来ないし。告白には、ちょうど良いかなって。

真佑:え?告、白?

○○:うん。

真佑:・・・

○○:真佑ちゃん。

真佑:うん・・・

○○:僕は、真佑ちゃんの事が好きです!

真佑:え、私!?

○○:当たり前でしょ。他に誰が居るのさ?

真佑:だ、だって、私だとは思わなくて。

○○:ハハハッ!

真佑:わ、笑わないでよ~!

○○:ごめんごめん。それで・・・返事を聞かせてくれない?

真佑://///私も、好きだよ。○○君の事。

○○:ホントに?

真佑:うん。覚えてる?私達が初めて会ったときのこと。

○○:勿論。二年生になったときだよね。

真佑:やっぱり覚えてない。

○○:え?二年生の時でしょ?

真佑:ううん。入試の時だよ。

○○:え、そうだっけ?

真佑:うん。覚えてない?入試の時に、ナンパをされてた女の子。

○○:入試の時、ナンパ・・・あ!あの時の・・・思い出した。


一年前


真佑:はぁー。緊張してきた。

奈於:大丈夫だよ。あれだけ勉強したんだから

真佑:はぁー。私、飲み物買ってくる。先に行っといて。

奈於:あ、うん。わかった。

 
 あの時の私は、入試の前で緊張していた。少しでも心を落ち着かせたくて、飲み物を買いに行っていた。でも、その途中に私はナンパされた。

 
チンピラ:あれ?君、可愛いね。一人?

真佑:い、いえ。(うぅー。怖いよ~。)

チンピラ:良かったら、俺と遊ばない?悪いようにしないからさ。

真佑:こ、これから試験が有るので!失礼します!

チンピラ:ちょっと待ってよ!試験なんて放っといてさ。ね?

真佑:いや、離して!

チンピラ:良いじゃんかよ!

○○:止めろよ。

真佑:!?(誰?)

チンピラ:あ?なんだお前!この子は俺と遊ぶんだよ。邪魔すんな。オラッ!

○○:ん。

チンピラ:!?何?

○○:弱っ!ほい。

チンピラ:!?ドワァ!

○○:まだやる?

チンピラ:ちっ。覚えてろ!

○○:覚えねぇよ!はぁ。大丈夫?

真佑:あ、はい。

○○:君も、ここの高校に?

真佑:あ、はい。入試で・・・

○○:そっか。僕も入試なんだ。

真佑:え、じゃあ、同い年?

○○:そうみたい。お互い合格出来たらいいね。

真佑:うん。

響:あ、○○!何してんだ。早く行こうぜ。

○○:まだ時間有るぞ。

響:こういう時はな。早く行った方が良いんだよ。

○○:分かったよ。それじゃあ、またね😉

真佑://///あ、うん。ありがとう。

○○:うん。

真佑:カッコいい人だったなぁ/////また、会えるかな。



○○:あの時の女の子が、真佑ちゃんだったんだ。

真佑:うん。でも、○○君の名前しか分からなくて。一年生の時に会えるかなと思ったら会えなくて。だから、もしかしたら落ちちゃったのかと思って諦めてたの。

○○:・・・

真佑:でも、二年生になった時に、○○君と同じクラスになって。凄く嬉しかった。今度こそと思って話し掛けて。でも、○○君は覚えてなかった。

○○:ごめんね。気付かなくて。

真佑:ううん。良いの。こうして、告白されたから。

○○:ようするに、一目惚れされたって事?

真佑:うん/////

○○:そうだったんだ。

真佑:だから、○○君!私も好きです。私と付き合って下さい!

○○:うん。宜しくお願いします。

真佑:えへへ/////


○○:ふふっ。

 
ドーン!

 
真佑:花火。綺麗だね。

○○:うん。真佑ちゃん。

真佑:?何?

○○:これからも宜しくね。

真佑:うん!

○○:☺️



美月:上手く出来たかな。

史緒里:大丈夫でしょ。

響:あーあ!俺も、彼女欲しいなぁ!

美月と史緒里:ふふっ。頑張れ!

響:はい・・・あ!美月さん、良かったら、俺と・・・

美月:無理。

響:え!?じゃあ、史緒里さん!僕と・・・

史緒里:無理。

響:えぇー!そんな・・・

美月と史緒里:ふふっ。


巧:奈於ちゃん。

奈於:はい?

巧:手、繋いでも良いかな?

奈於:あ、はい/////

 
ギュッ


巧:ふふっ。花火。綺麗だね。

奈於:はい/////



○○:真佑ちゃん。

真佑:?なーに?

○○:手、繋いでも良い?

真佑:え、あ、うん/////


ギュッ

 
○○:顔、真っ赤だよ?

真佑:だって/////恥ずかしいんだもん😳

○○:ふふっ。可愛い。

真佑:///// 

○○:ふふっ。



○○:(これからも・・・)

真佑:(ずっと・・・)

○○と真佑:(一緒に居たいな/////)


 こうして、二組のカップルが誕生した。それぞれが、それぞれの勝負に勝利したのだった。



To be continued……

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