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後輩君は照れさせ上手


 私の名前は田村真佑。アニメーション会社に勤める二十五歳。私には、二年後輩の男の子がいる。私は、彼に想いを寄せている。そんな彼は、私が初めて好きになった相手。だから、どうアピールしたらいいのか分からない。ただ、私と違って経験が有るのか、彼は恥ずかしい事をサラッと言ってくる。



真佑:おはようございます!

オフィス:おはようございます!

真佑:よし。今日も1日頑張ろうっと。

○○:おはようございます。

社員達:おはようございます!

○○:おはようございます、田村先輩。

真佑:おはよう、弓木君。

○○:今日も可愛いっすね。最高っす。

真佑:ふぇ/////あ、ありがとう・・・

○○:ふふっ。

真佑://///(心:はぁ~・・・また照れてしまった。うぅ~😖でも・・・嬉しいなぁ。)えへへ/////

○○:・・・(心:はぁ・・・先輩、マジ可愛い。嫁にしたい。)


 実は両想いな二人。誰の目から見ても、○
○が真佑のことを好いているのは明らかなのだが、真佑は恋愛未経験で鈍感。その為、○
○の好意に全く気付いていない。そういう二人を、常に近くで見ている同じ部署の社員は思っていた。


社員達:・・・(心:早く付き合えば良いのに。)


昼休み


真佑:ふぅ~。よし!昼休みだ・・・

○○:せーんぱい!

真佑:え?あ、なに?

○○:ふふん😊昼食、一緒に行きませんか?

真佑:え!?(心:こういうのって、いわゆる・・・デデデデ、デートってヤツなのではぁ?!あわわわわっ!)はうっ/////プシューー

○○:あれ?先輩?

真佑:ひゃい!/////

○○:・・・ふふっ。可愛い。

真佑:ふぁっ!/////うぅ~😖

○○:・・・(心:めっちゃ可愛いじゃねぇか!)先輩?もしかして、照れてます?

真佑:ふぇっ!い、いいいいや!ててて、照れてないけど!/////

○○:・・・ご飯、行きましょう?

真佑:あ、う、うん・・・そうだね。


食堂


二人:いただきます。パクッ

○○:やっぱ美味しいっすね。

真佑:うん・・・そうだね。(心:はぁ~。会社の食堂だったら、デートじゃないっか。でも・・・)チラッ👀

○○:パクッ👄ん?ふふっ。

真佑:・・・?

○○:ご飯粒付いてますよ。

真佑:へっ?あ・・・/////

○○:ふふっ。可愛い。

真佑:っ/////(心:うぅ~😖)と、年上をからかうんじゃありません!

○○:ふふっ。それは嫌です。

真佑:な、何故?!

○○:だって・・・先輩の反応が、いちいち可愛いから、からかいたくなるんですよね。

真佑:っ!(心:・・・また可愛いって言われちゃった。・・・えへへ/////)ニヤニヤ

○○:・・・(心:嬉しさが隠し切れてない。ふふっ。可愛い。)

 昼食を食べ終え、仕事に戻る。そして終業時間になった。

○○:せーんぱい!お疲れ様です。

真佑:あ、お疲れ。もう帰り?

○○:はい!

真佑:私も帰ろっかな。

○○:折角ですし、飲みに行きません?

真佑:良いね。

○○:じゃあ早速行きましょう。

真佑:オッケー!


居酒屋


二人:乾杯!ゴクッゴクッゴクッゴクッ ぷはぁ!

○○:美味いっすね・・・

真佑:だね・・・今日は奢るよ!

○○:ホントですか?!ありがとうございます!

真佑:いえいえ。

○○:田村先輩が、先輩で良かったです。

真佑:え?そ、それって・・・

○○:田村先輩と居ると、毎日が楽しいんです。

真佑:ふぇ/////

○○:俺・・・田村先輩の事・・・

真佑:・・・ゴクッ

○○:田村先輩の事・・・

真佑:・・・/////な、なに?

○○:・・・面白いなって思ってたんです。

真佑:・・・へっ?

○○:だって、可愛いって言ったらすぐ顔真っ赤にするし、すぐニヤニヤするし・・・だから、面白いなぁって。

真佑:・・・期待した私がバカだった。

○○:?何がですか?あ、もしかして、期待しちゃいました?好きって言われるって。

真佑://///ち、違うから!

○○:ふふっ。可愛い。

真佑://///

○○:ボソッ やっぱ、好きだなぁ。

真佑:な、なんか言った?

○○:いえ、何も。ほらほら!飲みましょうよ。

真佑:うん・・・

 一時間後・・・

○○:しぇんぱい!

真佑:え?ゆ、弓木君?

○○:んふふ。田村先輩・・・今日も可愛いですねぇ・・・

真佑:ふぇ/////あ、ありがとう・・・もしかして酔っ払っちゃったの?

○○:ん~?んふふ。先輩はぁ・・・明るくてぇ、優しくてぇ、可愛くてぇ・・・最高の先輩なんですよぉ!

真佑:あ、ありがとう/////

○○:俺はぁ、そんな田村先輩がぁ、好きなんです!

真佑:も、もう/////飲み過ぎだよ。

○○:田村先輩がぁ、他の男と話してるのを見るとぉ、イライラするんです!

真佑:・・・

○○:田村先輩をぉ、俺の彼女にぃ、したいんです!

真佑://///ほ、ホントに飲み過ぎ!ほら、帰ろ?ね?

○○:んへへ・・・やーだ・・・コテン

真佑:え、ちょっ・・・ゆ、弓木君/////

○○:しぇんぱ~い・・・

真佑:な、なに?

○○:んふふ。もっと、のみましょ・・・😪

真佑:・・・寝てる・・・

 彼はお酒に弱いのか、あっという間に酔っ払い、私の肩に頭を預けて寝てしまった。

真佑:・・・ど、どうしよう・・・

?:アレ?真佑?

真佑:え?あ、奈於!?

奈於:ヤッホー!久しぶり!

真佑:久しぶり!

 彼女は弓木奈於。私の大学時代の親友。就職してからは会えてなかった。

奈於:・・・

真佑:あ、この子、会社の後輩。酔いつぶれて寝ちゃって・・・

奈於:そう・・・イケメンだね。

真佑:うん・・・

奈於:?あ、ふふっ。

真佑:え?なに?

奈於:ううん。この子、彼氏?

真佑:ふぇっ!?ち、違うよ/////

奈於:ふふっ。好きなんだね、彼の事。

真佑://///

奈於:ふふっ。で、彼はどうするのかな?

真佑:家まで送り届けるよ。

奈於:家は分かるの?

真佑:・・・ううん。

奈於:はぁ~、しょうがないなぁ。

真佑:え?何が?

奈於:良いことを教えてあげる。

真佑:?

 彼女はメモ用紙に何かを書き始めた。

奈於:はい。

真佑:?えっと・・・住所?

奈於:彼の住所。

真佑:え!?なんで知ってるの?

奈於:だってこの子・・・私の弟だもん。

真佑:・・・え!?えぇ~~~~~~~!?

奈於:ふふっ。そんなに驚かなくても。

真佑:いや、だって、え?マジ?

奈於:うん。マジ。

真佑:・・・そういえば、弟が居るって、前に言ってたっけ・・・

奈於:うん。その弟。

真佑:そうなんだ・・・全然気が付かなかった。

奈於:まあ、弟が居るとしか言ってなかったからね。で、どうする?

真佑:え?何が?

奈於:○○の事だよ。送っていくんでしょ?

真佑:奈於が送っていけば良いじゃん。

奈於:無理だよ・・・

真佑:何で?

奈於:だって・・・

?:あ、弓木さん!

奈於:お、彩。コッチコッチ!

真佑:誰?

奈於:会社の後輩。

彩:すいません。遅くなりました。

奈於:気にしない気にしない。

彩:えっと、そちらの方は?

奈於:彼女は田村真佑。私の大学時代の親友なんだ。

真佑:はじめまして。田村真佑です。

彩:あ、はじめまして。小川彩です。

彩:宜しくお願いします。

真佑:こちらこそ。

奈於:そういう事だから。

真佑:分かったわよ・・・私が送るよ。

奈於:うん!じゃあ、頑張ってね?

真佑:?うん・・・じゃあ、小川さん。またね。

彩:はい!

真佑:弓木君!帰るよ?

○○:ん~、ん?んふふ。しぇんぱい・・・

奈於:こら!しっかりしなさい?

○○:ん?姉ちゃ~ん?なんで居るんだぁ?

奈於:色々有ってね。そんな事より、またお酒飲み過ぎたんでしょ?大して強くないんだから、飲み過ぎないでって言ったでしょ?

○○:んふふ・・・姉ちゃん・・・ギュッ

奈於:まったく・・・ナデナデ👋ほら、早く帰りな。

○○:はぁ~い・・・

奈於:じゃあ真佑、お願いね。

真佑:うん。弓木君、行くよ?

○○:りょうかいで~~す・・・

 私は、弓木君を連れて店を出た。

奈於:・・・早く付き合えば良いのに。

彩:?あの二人、付き合ってないんですか?

奈於:?うん。付き合ってると思ってたの?

彩:あ、はい。

奈於:付き合ってないよ。まだ。

彩:まだ?

奈於:だって、あの二人、両思いだもん。

彩:そうなんですか?!

奈於:うん。真佑は恋愛経験ゼロだから、アプローチの仕方が分かんないんだよ。だから時々、恋愛相談に乗ってるんだ。

彩:そうなんですね。

奈於:・・・真佑が○○のお嫁さんになったら、真佑がお義姉さんになっちゃうね。同い年だけど。

彩:ですね。

奈於:そうなる日もそう遠くない、かな。ふふっ。さてと・・・飲もっか。

彩:はい!

奈於:ふふっ。




真佑:この住所までお願いします。

運転手:かしこまりました。

ブウウウウン🚕💨

真佑:・・・弓木君?

○○:すぅ、すぅ、すぅ、すぅ・・・

真佑:はぁ~・・・今の状況、だいぶ恥ずかしいんですけど・・・

○○:ん・・・しぇんぱい・・・好き・・・

真佑:ふぇっ/////

○○:んふふ・・・すぅ、すぅ、すぅ・・・

真佑:もぉ~・・・こういうところ、ホントズルい/////


数分後・・・


運転手:着きましたよ。

真佑:はい。代金です。

運転手:ありがとうございます。

真佑:ありがとうございました。ほら、弓木君?着いたよ?

○○:はぁ~い・・・

真佑:もぉ~・・・ほら。


○○の部屋


真佑:弓木君、部屋の鍵は?

○○:ん~?んふふ・・・何処でしょう?

真佑:早く教えて。結構キツいんだから。

○○:んふふ・・・ポケットにぃ、入ってぇおりますっ!

真佑:ポケットね・・・有った。コレで合ってる?

○○:イッツ、パーフェクト!にゃははっ😆

真佑:もぉ~。(心:酔っ払った弓木君、ちょっと可愛いかも・・・)

🔑ガチャ

真佑:開いた。

🚪ガチャ

真佑:お邪魔しま~す。

○○:ただいまぁ・・・

真佑:あ、ベッド有った。弓木君、ベッド行くよ。

○○:はぁ~い・・・

🛏️ボフッ

真佑:ふぅ~、疲れた・・・じゃあ、私は帰るね?

○○:せんぱぁ~い、お水ください・・・

真佑:え?あ、はいはい。待っててね。えっと・・・コレかな。はい!

○○:どうも。ゴクッゴクッゴクッゴクッ ぷはぁ!

真佑:落ち着いた?

○○:ん~?んふふ・・・

真佑:じゃあ、今度こそ帰るね。

○○:・・・ガシッ

真佑:へっ?

○○:んふふ。グイッ

真佑:あ・・・

🛌ボフッ

真佑:ちょっ/////ゆゆゆゆ、弓木君?!

○○:んふふ。せんぱい、可愛い・・・

真佑:ちょっ、ちょっと・・・

○○:・・・せんぱい、好きです・・・

真佑://///い、いいから、離して。ね?

○○:イヤです・・・クルッ

真佑:あっ・・・

 弓木君は、体の位置を変えた。私は、弓木君に押し倒された形になった。

○○:せんぱい。

真佑:ダメだよ・・・

○○:なんで?俺、田村先輩の事が好きなんですよ?先輩は?俺の事、好き?

真佑:っ!わ、私も、好き、だよ/////

○○:だったら、良いでしょ?

真佑:っ!だ、ダメ・・・

○○:チュッ

真佑:んっ。ちょっ、今のって、キキキ、キス・・・

○○:チュッ

真佑:!?んっ💕んぅ💕(心:弓木君の舌が、口の中に/////)ちゅ💕んっ💕んぅ💕ちゅっ💕んっ💕ぷはぁ。はぁ、はぁ・・・ゆ、弓木君・・・ホントに、ダメ・・・

○○:真佑先輩。

真佑:あっ・・・(心:今、名前で・・・)

○○:この先まで、しても良い?

真佑:こ、これ以上は・・・ダメ・・・

○○:答えは聞いてない。

真佑:えっ?あっ💕んっ💕

 この晩、私達は繋がった。そして、翌朝。

真佑:んっ、ん~・・・うん?

○○:😴

真佑:きゃあっ!え、えっ?ゆ、弓木君?!な、なんで?!しかも、なぜ全裸・・・ていうか、私も全裸だし・・・あ、そっか。昨日は、酔っ払った弓木君を家まで運んで、そのまま・・・/////(心:私、弓木君と・・・はわわわわっ/////)と、とりあえず、服着なきゃ・・・

ガシッ

真佑:へっ?

グイッ

真佑:きゃっ!

ギュッ

真佑:ちょっ、ゆゆゆゆ、弓木君?!

○○:へへっ。おはよう、真佑先輩。

真佑:ゆ、弓木君・・・あのさ・・・私、昨日・・・

○○:ふふっ。可愛かったよ。真佑先輩。

真佑:カァァァァ/////

○○:・・・


💭


○○:真佑先輩・・・

真佑:あっ💕んっ💕あんっ💕あんっ💕

○○:せんぱい、好きだよ。

真佑:あっ💕んっ💕わ、私も・・・んっ💕好き・・・あっ💕んっ💕あんっ💕あんっ💕

○○:せんぱい、出すよ?

真佑:あっ💕んっ💕良い、よ。出して。

○○:分かった。

パンパンパンパンッ💕パンパンパンパンッ💕

真佑:あっ💕んっ💕あんっ💕あんっ💕ダメぇ・・・イっちゃうぅ💕あっ💕んっ💕あんっ💕あんっ💕イく💕イっくぅ~~~~~💕

○○:っ!

ドピュ💕ビュルルルルルルルルルルルルル💕

真佑:あっ💕いっぱい、出てるぅ💕あっ💕はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・

○○:せんぱい、まだ、いきますよ。

真佑:えっ?ああんっ💕ま、待って・・・イった、ばっかりだからぁ・・・

○○:ごめん。でも、我慢出来ないよ。

パンパンパンパンッ💕パンパンパンパンッ💕

真佑:あああっ💕ダメぇ・・・あっ💕んっ💕あんっ💕あんっ💕




○○:ふふっ。

真佑://///

○○:ねぇ、真佑先輩。

真佑:な、なに?

○○:俺の事は、名前で呼んでくれないの?

真佑:あ・・・えっと・・・名前で、呼んだ方が良い?

○○:勿論!はい!どうぞ!

真佑:○、○・・・○○、君・・・/////

○○:ふふっ。なーに、真佑ちゃん。

真佑:あの、えっと・・・私、帰っても、良い?

○○:え?ダメでしょ。

真佑:こ、答えは聞いてない。

○○:・・・ふふっ。答えるつもりも無いけどね。

真佑:え?

○○:ふふっ。真佑ちゃん、今日は会社も休みだしさ・・・昨日の続き、シよ?

真佑:ふぇ/////

○○:ふふっ。Are You Ready?

真佑:だ、ダメです!

○○:出来てるよ。

真佑:あっ💕


 私達は再び繋がった。私はこれからも、彼に振り回されるのかもしれない。ていうか私達、付き合ったんだっけ・・・まあ/////いいや・・・



END






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