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遠距離だけど近くにいる幼馴染みとの恋愛



 僕の名前は賀喜◯◯。現在は東京の大学に通っている。僕には幼馴染みが居ます。生まれた時からずっと一緒だけど、今は離れ離れで暮らしている。けど、ほぼ毎日連絡を取っている為、離れている感じは無い。まあ会いたいなぁとは思うわけで・・・あ、噂をすればなんとやら。彼女から電話が掛かってきたみたいです。じゃあちょっと、失礼します。


prrrrrrrrrrr📱ピッ

◯◯:もしもし?

?(電話):あ、もしもし。えへへ💕良かった。出てくれて。

◯◯:無視はしないでしょ。

?(電):えへへ💕うんっ💕あ、あのね!今日ね?遥香とお買い物したの!

◯◯:そうなんだ。遥香は元気?

?(電):うん!

◯◯:良かった。奈於ちゃんは?変わりない?

奈於(電):うん!なんも変わんないよ。けどね?

◯◯:ん?

奈於(電):◯◯君に会いたい。

◯◯:奈於ちゃん・・・

 タイミング悪いけど、紹介をしますね。今電話をしている彼女が、例の幼馴染み。名前は弓木奈於。僕は東京で、奈於ちゃんは京都で暮らしている。

奈於(電):もうね?何をしてても、◯◯君の事を考えちゃうの!

◯◯:そっか・・・

奈於(電):◯◯君は?寂しいって思ってたりする?

◯◯:毎日電話してるからね。

奈於(電):え?じゃあ寂しく無いの?

◯◯:いや、まったく寂しいってことは無いけどさ。

奈於(電):・・・まあいいや。今日は講義あったの?

◯◯:うん。三限までね。

奈於(電):そっか。楽しい?

◯◯:うん。楽しくやってるよ。

奈於(電):そっか。良かった。

◯◯:そういえば、もうすぐクリスマスだね。

奈於(電):うん。そうだね。

◯◯:でも今年は平日だからなぁ・・・

奈於(電):いつも通りのクリスマスにはならないかもね。

◯◯:・・・今年はプレゼント何が良い?

奈於(電):何を貰っても嬉しいけど、無理しなくて良いよ?

◯◯:僕があげたいと思ってるからあげるんだよ。奈於ちゃんが喜んでくれるなら、ちょっとの無理ぐらいどうってこと無いよ。

奈於(電):・・・ありがとう。そんなに想ってくれて嬉しい。

◯◯:どういたしまして。

二人:ふふっ。

奈於(電):欲しいもの、ちょっと考えてみるね。

◯◯:うん。分かった。

奈於(電):◯◯君。いつもありがとう。

◯◯:どういたしまして。じゃあ、また明日ね。

奈於(電):うん!また明日!

📱ピッ

◯◯:ふぅ~・・・なんか僕も会いたくなったな。

ピンポーン

◯◯:は~い。

🚪ガチャ

宅配業者:こんにちは。宅配便です。

◯◯:あ、はい。

宅配業者:サインかハンコを。

◯◯:はい。・・・はい。

宅配業者:はい、ありがとうございます。どうも!

◯◯:どうも!

🚪ガチャ

◯◯:・・・母さんからか。なんだろう?

 母さんから届いた荷物を開けると・・・

◯◯:手紙だ。え~と・・・


◯◯へ
 
 アナタは昔から片付けと料理が苦手だったから、ちゃんと過ごせているか心配です。部屋は散らかったりしてない?料理はちゃんとしてますか?前に奈於ちゃんがレシピを送ったと言っていましたが、ちゃんと活用してますか?あんまり言うとアナタが嫌になりそうだから言わないけど、片付け・整理整頓しっかりね。一応、レトルトのカレーとインスタントの味噌汁を送ったので食べてね。後、たまには帰っておいで。みんな待ってるから。

                 母より

◯◯:・・・さすが母さん。ほとんどお見通しだ。・・・散らかってるな。料理はたまにしてるけど・・・カレーと味噌汁、ありがたくいただきます。

 母さんに感謝しながら、ふと考える。

◯◯:・・・たまには帰っておいで、か。確かに、そろそろ帰った方が良いか。・・・今度の正月は帰ろうかな。奈於ちゃんにも会いたいし。

 正月に帰ることを決めた日の翌日。大学に行った。

?:おはよう賀喜君!

◯◯:あぁ、おはよう田村。

真佑:ふふっ。元気無さそうだね?

◯◯:そう?

真佑:うん。

 彼女は田村真佑。同じサークルに入っている。講義も一部だけ一緒。

真佑:何か有ったの?

◯◯:そろそろ帰省しようって話だよ。

真佑:ああ、もうすぐで正月だもんね。

◯◯:うん。奈於ちゃんにも会いたいしね。

真佑:ホント大好きだね。

◯◯:そう?別に普通だと思うけど。

真佑:二人はキスとかしたの?

◯◯:するわけ無いでしょ?ただの幼馴染みなんだから。

真佑:・・・え?

◯◯:?

真佑:ただの、幼馴染み・・・え?二人、付き合ってるんじゃないの?

◯◯:?奈於ちゃんは幼馴染み。彼女じゃないよ。

真佑:えぇ~〜〜〜〜〜!?彼女じゃないのに、会いたいなぁとか寂しいなぁとか言ってるの?

◯◯:別に彼女じゃなくても、会いたいなぁとは思うじゃん?

真佑:いや、それはそうだけど・・・ずっと付き合ってるもんだと思ってた。

◯◯:付き合ってないよ。

真佑:・・・てことは・・・ボソッ私にもまだチャンスが・・・

◯◯:なんて?

真佑:あ、ううん!なんでもない!

◯◯:?

真佑:・・・ちなみにだけど、賀喜君はその子の事、す、好きなの?

◯◯:・・・うん。良ければ、恋人になりたいって思ってるよ。

真佑:そ、そうなんだ・・・じゃ、じゃあ!もし私が告白したらどうする?

◯◯:?田村、僕の事好きなの?

真佑:ふぇ/////違う違う!もしもの話!で、どうなの?

◯◯:断るよ。田村には悪いけど。

真佑:そ、そっか・・・(心:はぁ〜、本当に終わりじゃん・・・でも・・・)ホントに好きなら、ちゃんと向き合いなよ?きっと待ってるよ。

◯◯:何を待ってるかは知らないけど・・・ちゃんと向き合ってみるよ。

真佑:う、うん。頑張っ、てね。

◯◯:うん。

 それから講義が終わり、帰宅する。そしてその日の夜。いつも通り奈於ちゃんと電話する。

奈於(電):今日も講義だった?

◯◯:まあね。奈於ちゃんは?

奈於(電):私も一緒。

◯◯:そっか。そういえば、就職先は決まった?

奈於(電):うん!内定取れた!

◯◯:ホント?!良かったね!

奈於(電):うん!

◯◯:で、何処に決まったの?

奈於(電):それはまだ秘密!

◯◯:えぇ~!気になるなぁ。

奈於(電):えへへ。

 奈於ちゃんは、京都の短大に通っているため、今年が就活生の年だった。

◯◯:良かった。ホントにおめでとう!

奈於(電):えへへ。ありがとう!

◯◯:・・・

奈於(電):?◯◯君?どうかした?

◯◯:・・・奈於ちゃん。話が有る。

奈於(電):え?う、うん・・・

◯◯:電話で言うことじゃないとは思うけど、伝えたいと思って。

奈於(電):・・・何?

◯◯:・・・僕、好きなんだ。奈於ちゃんの事が。

奈於(電):え!?

◯◯:奈於ちゃんの事が、ずっと好きだった。昨日は、寂しくないとか言っちゃったけど、正直めっちゃ寂しい。今すぐ会って抱きしめたい。

奈於(電):!?

◯◯:あ、いや!抱きしめたいってのは、まあ、しなくてもいいんだけど・・・

奈於(電):・・・しなくて良いの?

◯◯:え?

奈於(電):抱きしめてくれないの?

◯◯:・・・いや・・・

奈於(電):・・・私も、◯◯君の事が好きだよ。昔から、ずっと。

◯◯:・・・

奈於(電):・・・な、なんか言ってよ。

◯◯:あ、ご、ごめん。・・・僕達、両想いだったんだね。

奈於(電):・・・うん。

◯◯:・・・えっと、どうする?

奈於(電):ど、どうしよっか?

二人:・・・

◯◯:あ、クリスマスプレゼント!何にするか決まった?

奈於(電):あ、あぁ〜!プレゼントね!えっと・・・こ、今年は・・・もういいかな。

◯◯:え、でも・・・

奈於(電):いいの!だって・・・

◯◯:?

奈於(電):もう、貰ったから。プレゼント。

◯◯:え?何もあげてないけど?

奈於(電):ううん。貰ったよ。プレゼントは、◯◯君の気持ち、かな。えへへ/////

◯◯:・・・(心:何それ可愛い!)じゃあ、いいの?

奈於(電):うんっ💕

◯◯:そっか。分かった。

奈於(電):・・・なんか、ますます会いたくなってきた。

◯◯:僕も・・・今すぐ会いたいよ。

奈於(電):・・・また、今度ね。

二人:・・・

奈於(電):私達、付き合うってことで、良いんだよね?

◯◯:・・・うん。奈於ちゃん。改めて、僕の彼女になってくれませんか?

奈於(電):グスッ😢はい!😂よろしくお願いします。

◯◯:ふぅ~・・・いぃよっしゃーーー!

奈於(電):😄◯◯君。大好き!

◯◯:俺も大好きだよ!

奈於(電):じゃあ、私の何処が好き?

◯◯:いっぱいあるけど・・・やっぱり、話してて楽しいしぃ、落ち着くしぃ・・・何より可愛い!奈於ちゃんは?僕の何処が好き?

奈於(電):私も同じ感じかな。話してて楽しいしぃ、落ち着くしぃ、後、可愛い!

◯◯:可愛い?僕が?いやいや!奈於ちゃんの方が可愛いよ。

奈於(電):◯◯君の方が可愛いよ。

◯◯:奈於ちゃんの方が可愛いって!

奈於(電):◯◯君の方が可愛いから!

◯◯:奈於ちゃんだよ!

奈於(電):◯◯君だってば!

◯◯:なんで分かんないかな・・・良い?奈於ちゃんは誰よりも可愛いの!この世界中の誰よりも!どこぞのアイドルとか、芸能人よりも圧倒的に可愛いの!だいたい!僕はいつも気が気じゃないの!昔からモテモテで、すぐ告白されて、誰かと付き合うんじゃないかって!それぐらい奈於ちゃんは、圧倒的可愛さを持ってるの!よって!可愛いのは奈於ちゃんの方!分かった?

奈於(電):あ、あの・・・はい/////わ、分かりました・・・

◯◯:・・・ごめん。なんか、止まらなくなっちゃった。と、兎に角!奈於ちゃんが可愛いってことだけは、確かだね!アハハハハ😀

奈於(電)://///◯、◯◯君!

◯◯:な、なに?

奈於(電):さっきは、可愛いって言ったけど、ホントはね?その・・・◯◯君の事、カッコいいって、思ってるから/////

◯◯:・・・ヤッバい。マジで早く抱きしめたい。可愛い。好き。

奈於(電)://///

◯◯:あ~あ!早く正月になんないかな!

奈於(電):・・・うん。そうだね。

◯◯:あ、もうこんな時間だ。そろそろ、寝よっか。

奈於(電):うん。・・・ねぇ。

◯◯:なに?

奈於(電):・・・今日はこのまま、繋いだままにしない?もう少し、◯◯君の声を聴いていたくて。ダメ、かな?

◯◯:ダメじゃないよ。じゃあ、何を話そっか。

奈於(電):そうだなぁ・・・最近嬉しかったことは?

◯◯:奈於ちゃんと恋人になったこと。

奈於(電):へ?そ、それ以外で!

◯◯:奈於ちゃんにカッコいいって言ってもらえた事。

奈於(電):それ以外!

◯◯:えぇ~?ん〜・・・奈於ちゃんと話せてること。

奈於(電):わ、私の事以外で!

◯◯:えぇ~?無いよそんなのぉ・・・奈於ちゃんとの事が、俺にとって一番の嬉しい事だから。

奈於(電):そ、そっか・・・/////わ、私も!◯◯君との事が、一番嬉しい、よ?

◯◯:そっか。・・・

奈於(電):・・・

二人:ふふっ/////

 それから話を続けていく内に、奈於ちゃんが寝落ちした。

奈於(電):スゥ、スゥ、スゥ、スゥ・・・

◯◯:ふふっ。おやすみ。奈於ちゃん。

 それから時は流れ、クリスマスの日になった。

真佑:賀喜君!メリークリスマス!

◯◯:メリークリスマス!

真佑:あっという間にクリスマスだね。

◯◯:そうだね。

真佑:あ~あ。今年もクリボッチか・・・賀喜君は良いよね。彼女さんが居るし。

◯◯:でも今日はバイトがあるんだよなぁ。

真佑:そうなの?

◯◯:うん。彼女が居るって言ったって、遠距離だからさ。

真佑:それもそうだね。じゃあ、お互いクリボッチだ。

◯◯:・・・はぁ〜・・・マジで早く会いたい。

真佑:正月には帰るんでしょ?

◯◯:うん。

真佑:じゃあ良いじゃん。

◯◯:そういう問題じゃないの。

真佑:そうですか・・・

 大学の講義を三限まで受け、サークル活動をした。そしてバイトに向かう。今日のバイトは、コンビニのレジ打ち。いつもと何ら変わりない仕事。クリスマスということもあり、カップルが多かった。羨ましい!

◯◯:ありがとうございました!

店長:賀喜君。そろそろ上がって良いよ。

◯◯:あ、はい!お疲れ様でした。

 バイトを終え、帰路に就く。

◯◯:ふぅ~。寒いなぁ。早く帰って暖まろう。

 人混みの中を進みながら帰っていると、見覚えのある顔が見えた。

◯◯:!?・・・奈於ちゃん!

奈於:!?◯◯君!

二人:・・・

◯◯:・・・奈於ちゃん!ギュッ

奈於:!?◯◯君・・・

◯◯:会いたかった。ずっと。

奈於:私も、会いたかった。だから、来ちゃった。

◯◯:来ちゃったって・・・連絡くれたら迎えに行ったのに。

奈於:驚かせたくて。びっくりした?

◯◯:びっくりした。ナンパとかされてない?

奈於:うん。大丈夫。

◯◯:そっか・・・ギュッ

奈於:◯◯君・・・/////恥ずかしいよ・・・

◯◯:ごめん。嬉しくて。奈於ちゃん。大好き。

奈於://///私も、大好きだよ。

◯◯:・・・この先に、でっかいクリスマスツリーがあるんだけど、どうする?

奈於:え、見たい!

◯◯:じゃあ決まり。行こ!ガシッ

奈於:わっ!

 奈於ちゃんの腕を引っ張って、目的のツリーを見に行く。

◯◯:もうすぐだよ!

奈於:うん!

◯◯:・・・あ、見えてきた!

奈於:!?わあ~!綺麗・・・

奈於:綺麗だね!

◯◯:気に入ってくれた?

奈於:うん!ふふっ。ホントに、綺麗・・・

◯◯:・・・奈於ちゃん。

奈於:うん?どうし・・・んっ!?

◯◯:・・・

奈於:・・・/////◯、◯◯君・・・

◯◯:ごめん。我慢できなくて。

奈於:っ!

◯◯:嫌だった?

奈於:嫌な訳ないよ・・・/////びっくりしただけ・・・

◯◯:そっか。

奈於:・・・お、お腹空かない?

◯◯:そういえば、空いてるかも。

奈於:じゃあ、ご飯食べよ?その、一緒に。

◯◯:勿論。

奈於:◯◯君の家、行きたいなって・・・

◯◯:あぁ~・・・えっと・・・

奈於:ダメ、かな?

◯◯:ダメじゃないんだけど・・・今スゴい散らかってて・・・

奈於:そうなんだ・・・じゃあ、片付けからだね。

◯◯:良いの?

奈於:うん!だって私・・・/////◯◯君の彼女だから!

◯◯:あぁ、可愛い。好き。ハグして良い?

奈於:ふぇっ/////い、家に帰ってからね!

◯◯:しゃあっ!そうと決まれば、早く帰ろ!

奈於:その前に、買い物してからね。

◯◯:は~い。

 それから、チキンと鮭、ケーキなどを買って帰宅した。

奈於:お邪魔します。

◯◯:どうぞ。

奈於:・・・散らかっ、てないね。

◯◯:そう?

奈於:うん。これくらいなら大丈夫だよ。

◯◯:あ、良かった。

奈於:じゃあ、ご飯作るね。

◯◯:僕も手伝うよ!

奈於:ありがとう!

 二人で料理をして、二人で食べる。

◯◯:んっ!美味い!

奈於:ほんと!?良かったぁ〜!

◯◯:やっぱクリスマスはチキンだなぁ。

奈於:ふふっ。そうだね。

 ご飯を食べ終え、ケーキを食べる。

奈於:ケーキも美味しいね。

◯◯:ね!・・・

奈於:?どうかした?

◯◯:ううん。なんか、幸せだなぁって。大好きな人と一緒に過ごすの。

奈於:・・・私も。今スッゴい幸せ。

◯◯:・・・今日は、泊まってく?

奈於:ふぇっ/////い、良いの?

◯◯:うん。一緒に居たい。

奈於:・・・じゃあ/////お言葉に甘えて。

◯◯:やった。じゃあ、奈於ちゃんはベッドで寝てね?

奈於:う、うん・・・あれ?◯◯君は?

◯◯:僕はソファで寝るよ。

奈於:え、ダメだよ!ベッドで寝ないと!私がソファで寝るから!

◯◯:ダメだよ。お客さんだし。

奈於:じゃあ一緒に寝よ!

◯◯:・・・え?

奈於:一緒にベッドで寝よ!ね?それなら良いでしょ?

◯◯:・・・奈於ちゃんが良いなら、良いけど。

奈於:じゃあ決まりね!

◯◯:分かった。

 それからケーキを食べ終え、それぞれお風呂に入り、寝ることにした。

◯◯:・・・

奈於:・・・

二人:・・・(心:どうしよう・・・気まずい!)

奈於:・・・(心:私のバカ!なんであんなこと・・・)ギュッひゃっ!

◯◯:奈於ちゃん。起きてる?

奈於:う、うん・・・

◯◯:なんか、足りない。奈於ちゃん。今夜はずっと、抱きしめてて良い?

奈於:う、うん/////

◯◯:・・・今日はありがとう。会いに来てくれて。

奈於:うん。

◯◯:どれくらい居るの?

奈於:明後日に帰る予定だよ。

◯◯:そっか。正月はそっちに帰るから、またしばらくお別れだね。

奈於:そう、だね。・・・

◯◯:奈於ちゃん。コッチ向いて?

奈於:や、ヤダ・・・

◯◯:えぇ~。顔見たいのに。ちょっとだけコッチ向いてよ。

奈於:・・・ちょっとだけなら/////クルッ

◯◯:・・・ふふっ。顔赤いね。可愛い。

奈於:◯、◯◯君だって真っ赤じゃん!

◯◯:そりゃそうでしょ。好きな人と密着してるんだから。

奈於://///

◯◯:・・・チュッ👄

奈於://///

◯◯:奈於ちゃん。チュッ👄

奈於:んっ。チュッ👄んっ。んぅっ。ぷはっ。

◯◯:奈於ちゃん。もっと欲しい。奈於ちゃんの事。

奈於:・・・良い、よ/////◯◯君なら・・・

二人:・・・チュッ👄

 僕達は、体を重ねた。そして翌朝・・・

奈於:・・・あれ?あ、そっか・・・私、◯
◯君と・・・/////バサッ

◯◯:おはよう奈於ちゃん。

奈於://///お、おはよう・・・

◯◯:・・・ギュッ

奈於://///

◯◯:へへっ。可愛い。

奈於:・・・ご飯、作ってたの?

◯◯:うん。昨日は作ってくれたから。お返し。

奈於:そっか。

◯◯:・・・明日帰るんだよね?

奈於:うん。

◯◯:今日は、おうちデートしようよ。

奈於://///良いよ。

◯◯:やった。じゃあ、ご飯食べよ?

奈於://///うんっ!

 この日家で過ごし、その日の夜。

奈於:◯◯君。

◯◯:なに?

奈於:実は、就職先のことなんだけどね。

◯◯:あぁ、秘密って言ってたアレ?

奈於:うん。私の就職先、東京なんだよね。

◯◯:え?そうなの!?

奈於:う、うん・・・だから、来年の四月からコッチで暮らすの。

◯◯:そうなんだ。じゃあ、これからはすぐ会えるんだね?

奈於:うん。で、でもね?私、毎日会いたいの。だから、◯◯君が良かったらなんだけど・・・ど、同棲・・・したいなって/////

◯◯:同棲・・・僕は嬉しいけど、おばさんとかの許可が無いと・・・

奈於:ママもパパも良いって。

◯◯:既に外堀が埋められている。そっか。おじさん達が良いなら、僕は良いよ。一緒に住もう。

奈於://///うん!

 同棲することになった僕達。今日はそのまま就寝。そして翌日。奈於ちゃんは帰っていった。

◯◯:ギュッ気を付けてね。

奈於:うん。

◯◯:また正月に。

奈於:うん!良いお年を!

◯◯:良いお年を!

チュッ

 そして正月。実家に帰省し改めて報告。家族全員に祝福され、お互い照れていた。そして四月。

奈於:うん。完璧。ギュッわっ!

◯◯:おはよう。

奈於://///おはよう。

◯◯:へへっ。今日も良い匂いだね。

奈於:んっ/////もう!匂い嗅がないで!

◯◯:へへっ。・・・ギューッ幸せだね。

奈於:・・・うん/////私も幸せ。

二人:・・・チュッ

 一緒に住むようになり、ますます幸せを感じる毎日。これからも、ずっと一緒に居れたら良いな。

◯◯:奈於ちゃん。好きだよ。

奈於://///私も好き。




fin.

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