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【本要約】『漫画 バビロン大富豪の教え』

 今回は『漫画 バビロン大富豪の教え』を紹介します。

 この本は世界的ベストセラー『The Richest Man In Babylon(バビロンいちのお金持ち)』を漫画化したもので、お金を貯め、守り、増やす原理原則が学べます。

 お金に振り回されることの多い現代社会ですが、ここで紹介する「お金を増やす7つの法則」を知り、実行すれば、そんな悩みとはおさらばです。

 ぜひこの記事を読んで頂いて、お金に振り回される窮屈な人生から解放されてください。


■お金を増やす7つの法則

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 それでは早速、お金を増やす7つの法則を紹介します。7つの法則は以下の通りです。

①収入の十分の一を貯金せよ
②欲望に優先順位をつけよ
③貯えた金に働かせよ
④危険や天敵から金を堅守せよ
⑤より良きところに住め
⑥今日から未来の生活に備えよ
⑦自分こそ最大の資本にせよ

 これらについて詳しく説明していきます。

■①収入の十分の一を貯金せよ

 お金を増やすためにはまず収入の十分の一を貯金しましょう。実はこれがとても大切です。

 あなたはパーキンソンの法則をご存じですか?これは簡単に言うと、人はお金をあるだけ使ってしまうという法則です。

 つまり収入の十分の一貯金すると決めておかないと、いくら稼いでもあるだけ使ってしまうので、お金は貯まらないのです。

 ですので、まずは収入の十分の一は貯めると決めましょう。これをしないと②~⑦までの法則がすべて無駄になってしまいます。


■②欲望に優先順位をつけよ

 収入の十分の一を貯めろとい言われるとこんな気持ちが湧いてくると思います。

(それじゃあ、やりたいことができなくなってしまう…)

 使えるお金が減り、できることが減るわけですからこのような感情も湧くでしょう。しかし、そのやりたいことは諦めてください。

 というのも人間は際限なく欲望が湧く生き物です。ですので、すべての欲望をかなえようとするとお金がいくらあっても足りないのです。

 やりたいことを諦めてくださいとお伝えしましたが、厳密にいうと貯金して残った十分の九でかなえられない欲望は諦めてください。

 残った十分の九しか使えないとなれば、自分に本当に必要なものが何か考えるようになります。

 自分にとって本当に必要なものは何かを考え、欲望に優先順位をつけましょう。そして、優先順位の低い欲望は切り捨ててしまいましょう。そうすれば生活水準はさほど変わりませんし、一番やりたいことにお金を使えます。


■③貯えたお金を働かせよ

 今の時代、銀行にただ預金しているだけではお金はほぼ増えません。

 しかし、お金を適切な場所においておけば、お金が働いてくれ、定期的にお金が入ってくるようになります。

 つまり、お金を適切な場所に置き、働かせることが大切です。

 では、どこに置いておけば良いのでしょうか?これについては最後に解説します。


④危険や天敵から金を堅守せよ

 お金というの不意になくなってしまう危険を持っています。

 特にある程度貯まりだした時が危険です。ある程度貯まってくると儲け話にのりたくなってしまい、それが失敗してお金が無くなってしまうということが良くあります。

 ですのでお金はしっかりと守りましょう。しっかりと守るためにまず原則として元金を守りましょう。儲け話があったとしても、全財産をつぎ込むということだけはやめましょう。

 また、儲け話が来たら一度専門家に相談しましょう。専門家の忠告は時として、儲け話以上の価値があることがあります。


■⑤より良きところに住め

 家はより良いところに住みましょう。なぜなら家というものはただ住むだけのものではないからです。

「庭で遊ぶ子供たち」
「妻が育てたイチジクやブドウ」

 このように住居は幸せな生活と密接に関わっていて、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションになります。

 つまり住居への支払いは心を豊かにする投資と言えるのです。 


⑥今日から未来の生活に備えよ

 人は必ず死にますし、長生きできたとしても必ず老いていきます。

 毎月少しづつでも貯えていき、そういった未来に備えておけば、老人になって動けなくなった自分や、自分が死んだ後の家族に貯えを残すことができます。

 必ず来る未来に備えて、今からでも少しづつ備えてきましょう。その時が来てからでは遅いのです。


⑦自分こそ最大の資本にせよ

 今まで①~⑥の法則をお伝えしました。しかし、これらの法則は知っただけでは全く意味がなく、これらを実際に行ってこそ意味を成します。

 勝利の女神は行動した人間にこそ微笑みます。これが第七の法則「自分こそ最大の資本にせよ」の意味です。

 ぜひこれらの黄金法則を行動に結びつけて、お金に振り回される窮屈な人生から解放されてください。


■現代における賢明な投資先

 最後に第3の法則「貯えたお金を働かせよ」について補足します。

 いきなりお金を働かせろと言われても、どうすればいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。

 そんな方のために、本書は具体的な投資先も示してくれています。

 現代における賢明な投資先、それは「外国株式のインデックスファンド」です。これを長期運用しましょう。

 インデックスファンドとは簡単に言うと株の詰め合わせです。一つの袋に色々な株が入っていて、その袋を一つ買うだけで、袋に入っている株に分散投資ができます。

 外国株式のインデックスファンドとは、袋に入っている株がすべて外国の株ということです。

 なぜ外国株式のインデックスファンドが良いのでしょうか。理由は2つあります。

 1つは分散投資できるからです。1つの株に投資してしまうと、その会社に万が一のことがあった場合、大損してしまいます。しかし、分散して投資しておけばそのようなリスクを軽減できます。インデックスファンドは先ほど説明した通り、色々な株に投資できる商品なので、自然と分散投資できるという利点があります。

 外国株式のインデックスファンドが良いもう一つの理由は、世界経済は長い目で見れば右肩上がりで成長しているからです。

 下のグラフの赤い線が外国株式の長期市場実績です。長い目で見れば右肩上がりなのがお分かりいただけると思います。

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出所:Bloombergのデータより楽天証券経済研究所作成(1989年初~2020年8月)

 外国株式のインデックファンドに投資するということはこれに投資するということなので、長期で運用すれば利益を得る可能性が高いのです。

 ですので現代における賢明な投資先は「外国株式のインデックスファンド」ということになります。


■まとめ

 いかがだったでしょうか。より詳しく知りたいという方はぜひ以下のリンクからご購入ください。





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