【本要約】『お金の不安から自由になるための お金が増える強化書』

 今回は上岡正明著『お金の不安から自由になるための お金が増える強化書』を紹介します。

 上岡さんは保有資産が5億円を超えるというお金持ち。また登録者数約15万人の人気YouTuberでもあります。

 そんな上岡さんが書かれた本書は、お金を増やしたいと考えている方必見の内容となっています。それでは早速内容を見ていきましょう!


■結論 お金の増やし方は3つしかない

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 さっそくですが、本書の結論をお伝えします。それは

「お金の増やし方は3つしかない。お金を増やすということは、この3つから得られるお金の量を増やしていくことである」

です。

 お金の増やし方は以下の3つしかありません。

①サラリーゲイン(本業での利益/給与所得)
 サラリーゲインとは上岡さんの造語で、本業で得られる収益のことです。

②サイドゲイン(副業での利益/事業所得)
 サイドゲインとは、本業以外の副業で得られる収益のことです。

③キャピタルゲイン/インカムゲイン(投資での利益/金融所得)
 キャピタルゲイン/インカムゲインとは投資で得られる収益のことです。

 お金の増やし方というのは、結局のところこの3つしかありません。ですので、この3つから得ることができるお金をいかに増やすかが大切になります。では次からはお金の増やし方について見ていきましょう。


■サラリーゲインの増やし方

 お金を増やすというと、つい投資ばかり考えてしまいますが、まずはサラリーゲインを増やすことが大切です。これには2つの理由があります。

 1つ目の理由は、投資をするためにはある程度の軍資金が必要ということです。投資でお金を増やすことも大切なのですが、そのためには軍資金が必要です。その軍資金を増やすために、サラリーゲインを増やすことが重要になります。

 もう1つ理由は、サラリーゲインが増えたり安定すると、心に余裕ができるということです。投資において焦りは禁物です。ですが、サラリーゲインが安定していないと、どうしても投資において焦ってしまいます。

 ですのでまずはサラリーゲインを増やすことを考えましょう。

 ではどのようにすればサラリーゲインは増えるのでしょうか?給与が上がらない理由が、勤めている会社の社風や制度に問題があるのであれば、もっといい会社に転職する、いわゆる「キャリアップ」が必要です。

 また、サラリーゲインが増えない理由が、あなたが成果を上げられないからということであれば、成果を上げるための勉強、「スキルアップ」が必要です。

 キャリアップを目指すにしても、スキルアップを目指すにしても、大切なことは「自己投資」です。

 あなたという人材を雇うことで、企業はどのようなメリットを得ることができるのか、それを明確に示して実績を積んでいけば、サラリーゲインはおのずと上がります。

 いまや知らない人はいないYouTuberのヒカキンさん。実は以前はスーパーの店員さんとして働いていました。スーパーで働いていた時、ヒカキンさんは同僚からの飲みの誘いを断り、動画の撮影機材を買うのにお金を使っていたそうです。これこそが「自己投資」です。

 目先の快楽におぼれず「自己投資」ができる人。こういった人が長い目で見て、大きなリターンを得ることができるのです。


■年収2000万円台の人の特徴

 ここまで自己投資が大切だということをお伝えしてきました。ここではその大切さを具体的に示す数値を紹介します。

 あなたは社会人の勉強時間のデータをご存じですか?実は1日に勉強する時間が0という社会人が6割を超えており、勉強すると答えた人でもたったの6分です。

 しかし年収2000万円台のビジネスマンのデータを見ると、約90%以上が一日30分以上勉強しており、1時間以上している人が約50%です。いかに年収2000万円台の人が勉強、自己投資をしているかがわかります。

 自己投資をし、自身のスキルを高めることで、サラリーゲインを増やすことができるのです。


■するべき副業、するべきでない副業

 続いてはサイドゲインについて見ていきます。

 サイドゲインを増やす方法も、インカムゲインと同じで「自己投資」です。

 ここは変わらないのですが、サイドゲインについて考えるときは、これに加えてもう一つ大切な視点があります。

 それはするべき副業、するべきでない副業があるということです。

 するべき副業というのは、あなたの本業に役立つものです。例えばYouTubeに動画を投稿して広告収入を得つつ、その動画が本業の宣伝になっている。こういった副業がするべき副業です。

 逆にするべきでない副業というのは、本業とは何の関係もない、自分のスキルアップも望めない、ただ時間と労力を切り売りするだけの仕事です。

 例えばクラウドソーシングを利用して、ライターの仕事を副業として行うというのはおすすめしません。ウェブライターというと聞こえはいいですが、単価は激安で、スキルはほとんど見につかないからです。

 副業をしてサイドゲインを増やすことはとても大切ですが、副業を選ぶ際にその副業がするべき副業か、それともするべきでない副業かをきちんと見極めましょう。

 そしてするべき副業を見極めたら、自己投資を行い、サイドゲインから得ることができるお金を増やしていきしょう。

■最強の投資法

 では最後にキャピタルゲイン/インカムゲインについて見ていきます。

 キャピタルゲイン/インカムゲインを得るためには投資を行わなければいけません。とはいえ「投資と言われてもどうすればいいかわからない…」という方もいらっしゃると思います。

 そこでここでは最強の投資法を紹介します。最強の投資法とは以下の3ステップであり、これで決まりです。

①「つみたてNISA」口座で
②投資信託(インデックスファンド)を購入し
③20年以上の長期保有をする。

たったこれだけです。とはいえよくわからない言葉が所々出てきていると思うので順に見ていきます。

 まずは「つみたてNISA」から。そもそも投資を行うには証券口座を開く必要があるのですが、「つみたてNISA」を行うにはそれ専用の「つみたてNISA口座」を開く必要があります。

 そんなことをしてまで「つみたてNISA」を行うのは、大きなメリットがあるからです。それは「つみたてNISA」で得た投資の利益は非課税になる、ということです。

 単純に言うと、通常の投資によって10万円の利益を得た場合、そのうちの2万円は税金として持っていかれます。

 しかしこの「つみたてNISA」で得た利益に関しては、そのような税金がかかりません。つまり10万円の利益がでたら、10万円をそのまま受け取ることができるのです。いかに「つみたてNISA」を行うことが大切かがわかっていただけると思います。

 続いて「投資信託」について。投資信託とは「たくさんの投資家からお金を集め、その資金を運用会社(ファンド)や専門家(ファンドマネージャー)が代わりに運用してくれて、成果に応じて収益や配当をリターンしてくれる商品」のことです。

 ざっくりいうと、プロにお金を渡して自分の代わりに投資を行ってもらい、そこで出た利益を受け取るといったものです。

 そんな投資信託ですが、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」という2種類の商品があります。

 「インデックスファンド」とは、日経平均やS&P500 などの指数(インデックス)に連動する投資信託(ファンド)のことです。

 指数とは取引所全体や特定の銘柄群が、全体としてどのような値動きをしているかを示すものです。

 「インデックスファンド」はこれらの指数対数に合わせて値動きするので、例えば日経平均の指数が5%上昇すると、自分の資産も約5%上昇するということになります。

 一方「アクティブファンド」とは、指数よりもいい成績を目指す投資信託です。

 こう聞くとアクティブファンドのほうがよさそうに聞こえますが、そうではありません。

 なぜかというと、インデックスファンドよりもいい成績を収めることのできるアクティブファンドはほとんどないからです。米国のあるシンクタンクによると、アクティブファンドのほとんどがインデックスファンドに5年間の成績で負けているデータさえあります。

 ですのでアクティブファンドではなく、インデックスファンを購入するのがベストの選択ということになります。

 ここで先ほど示した最強の投資法

①「つみたてNISA」口座で
②投資信託(インデックスファンド)を購入し
③20年以上の長期保有をする。

を見ていただければ、内容が理解しやすくなっていると思います。

 最後に「③20年以上長期保有する」がなぜ大切か説明します。

 投資が上手くいくかどうかは株価によって左右されます。株価が買った時よりも高ければ利益が出ますし、そうでなければ損をしてしまします。

 そのため、短期的に株を売買すれば、損をすることもあります。しかし長期スパンで見れば、世界経済は山あり谷ありを繰り返しながら、200年以上にわたって拡大を続けています。

  つまり株を長期で保有すれば、かなりの確率で利益を得ることができるのです。(ただし少し注意が必要なのは、今のところずっと順調に拡大を続けているのは「米国株式」と「全世界株式」だけだということです。なので、実際に投資を行う場合は、この2つのどちらか、特に「米国株式」がおすすめです。)

 以上のことから

①「つみたてNISA」口座で
②投資信託(インデックスファンド)を購入し
③20年以上の長期保有をする。

が最強の投資法ということになります。

■まとめ

 いかがだったでしょうか。より詳しい内容が知りたいという方は、ぜひ以下のリンクからご購入ください!



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