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ぎんなん餅

越中名物 ぎんなん餅本舗 おがや 
『ぎんなん餅』

富山へは、何度も訪れているのですが、ぎんなん餅を食べたのは初めてです。
ぎんなんって、お菓子になるのですね。

イチョウの葉と実の絵が描かれた包みを開けると、
敷紙が前面に、そして、そこには和歌が書かれていました。 

 家にして  
   結ひし紐を解き放けず
     思ふ心を
      誰かしらむも
         大伴 家持

なにか切ない感じがします。

ところで、大伴家持さん、ってどなたでしたっけ?
おお、越中国に5年、赴任してたのですね。
そして、その5年に、たくさん和歌を詠み、、
そうか、万葉集、編纂にも携わった方なのですね。

このぎんなん餅のパッケージ内には、越中で詠んだうちの100首ほどを、厳選して載せてあるそうです。

お菓子のしおりより

国指定の天然記念物でもある、氷見市にある上日寺の大公孫樹(おおいちょう)にちなんで、このぎんなん餅は、明治5年に作り出された、とのこと。

いつか、この樹齢1000年以上という上日寺の大公孫樹も、観に行きたいな。

お餅はとっても柔らく、持つと伸びていくので、慌てて口に運びます。
口に入れ、そっと噛んでみると、少しずつぎんなんの香りが広がってきました。
やさしいお味。
美味しゅうございました。
ごちそうさまです。

一年中あるお菓子でしょうけれど、今が旬!!っていいたくなります。
秋の味覚を堪能いたしました!

ありがとうございました。



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