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罠猟師さんとお会いして。

ご近所の農家さんの、お知り合いの罠猟師さんと、お話しする機会に恵まれました。

田畑に降りてきて、農作物を荒らす猪や鹿の存在は、農家さんから見ると、頭の痛い問題なのですね。
農作物を守る為に、作った柵も掘られて侵入されたりするので、柵などの防御策と共に、猟師さんの存在も重要となっているようです。

私はと言えば、今まで、まるで縁のなかった罠猟のお話を、興味津々で伺ってしまいました。
こんな身近に猟師さんがいらっしゃることと、勝手に猟師さんに描いていたイメージ、“いかつくて、頑固そう”などとはかけ離れた、“スマートな紳士”という感じの方だったことに、驚いておりました。

その方は、とても、おおらかで、人当たりが良く、お話もとても理知的で面白くて、聞き入ってしまいます。
そして、たぶん普通の猟師さんだったら人には話さないであろうことを、楽しそうに、多岐に渡り教えてくださり、仕掛けに行くのも、同行させてくださいました。

ケモノ道

動物の目線で考え、この道はどのくらいの頻度で使ってる道なのか、同じ道でも、通る場所は山側なのか、谷側なのか、どこで立ち止まり、見渡し、安全を見極めているのか、それをふまえて、罠を設置する際には、どの足で、どこを踏んで欲しいか、それには、どこが一番良いか、場所、角度、ワイヤーを固定する木の選定、そして、不自然でなく、いかに踏みたくなるように細工できるか、、などなど。

見習いさんのかけた罠を、ほんの少し手直しすることで、かかったりもするとも言います。

猟師さんによっても考え方、狙い方、手法、使う材質なども様々だそうで、その奥深さというか、マニアックさにも、聞いててため息が出てしまいます。
はぁ~、そんなことまで考えられておられるのですね、、と。
ヘボい罠にはかからない、野生の生き物の感の鋭さと、猟師さんの策略との攻防のお話を、興味深く、伺いました。

新たな出会い、そして、私にとって、新しい世界を見せて、教えてくださり、また色々と親切にしていただいたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。






















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