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和歌山県 四郷地区 串柿の里を訪れて。

伊都郡かつらぎ町四郷地区の秋の風物詩、暖簾のように吊り下げられている串柿。
和泉山麓から吹き下ろす乾燥した冷たい風は、串柿作りに最適で400年以上も続いている。

・・・などと言うことは全く知らずに、たまたま、この奥へ仕事に行く途中でこの光景に出会い、目を丸くして眺めていました。

山合いの、すれ違いもできないくらい細い坂道の脇に、ずらりと串柿のカーテンがたなびいてます。
横並びに串を通した5個か10個の柿が、たいてい10串ずつ縦に紐で結束されており、それがまた等間隔で吊り下げられ、その上には、屋根もついています。
すごい!!

串は両端からは見えないので、最初見たときには、なぜこんなにぴしっと、横一列に整然と並んでいるの?
これって、どうなってるの?
と、車のスピードを落とし、観察してしまいました。

そう言えば、確か、串柿の里って看板あったな。
でも、なぜ串に刺さっているの?

道の駅とかに売っているのかな、と帰りに、近くの直売所に寄ってみましたが、串に刺さっている干し柿は、見当たらず。

帰った後、調べるてみると、食べる為ではなくて、お正月の飾りなのですね。

なんでも、豊臣秀吉が戦場での宴会で、串柿を食べて体調が良くなったことに喜び、大坂城で正月の鏡餅に串柿を供えたことから、お正月に飾る串柿は、伝統産業となったとのこと。

意味合いとしても、鏡餅と橙と串柿で、三種の神器と見立てたり、また、語呂合わせで、家族の和と幸せを願うものであったりする縁起物だそうです。

知らないことがいっぱいです。
また一つ新たな学びをすることが出来ました。

嬉しいです。
ありがとうございました。

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