熱帯魚を飼おう 13

皆様こんにちは。
この記事を投稿しているのは真冬ですが、アクアリウムをやっている方にとって最も厄介な季節は、そう、真夏です。
熱帯魚、というからには暑さには強いような感じですけど、最近の日本の夏の暑さは気狂いじみています。本来、暑いところが原産の魚でさえ耐えられないほどです。そこで今回は、切実な問題である水温管理についてお話しいたします。
ふつう熱帯魚は、屋内に設置した水槽で飼うものです。したがって外の気温が38度といった命にかかわるような暑さでも、すぐに死んでしまうわけではありません。死ぬときはあっさり死んでしまいますが。
そこで、水槽は、夏の間だけでも、エアコンが設置してある部屋に移動させてください。エアコンなしの場合、夏には屋内でも30度をかるく上回ります。つまり新しく水槽を設置するときには、夏場のことも考えて検討すべきです。それが出来ない、という場合には、残念ながら飼育そのものを断念せざるを得ないと思います。
熱帯魚を飼うための理想的な水温は、23度から28度くらいです。最近は、オートヒーターで、26度くらいに維持してくれるものが安価で売っています。ただ、これは水温を下げることは出来ません。水温を下げてくれる水槽用のクーラーもありますが、とんでもなく高価です。でも今はさほど高くないものもあるのでしょうか? 筆者は勉強不足ですが、手に入る方は試してみるのも良いでしょう。
あるいは、水槽を複数設置されている場合には、夏場だけエアコンのある部屋にまとめて置き、設定温度を30度くらいにすると良いと思います。人間にとっては暑いかもしれませんが、魚は耐えられるレベルです。ただしヤマトヌマエビなどは低水温を好むので、これはもう、夏場には死んでしまうものだと割り切ったほうがいいかもしれません。
それと夏場は積極的に水換えを行ってください。3分の1から4分の1くらいの水を毎日か1日おきくらいに換えれば、水温を多少なりとも下げることにつながり、水質もよくなります。
それと、逆に寒い冬場の管理について。怖いのは停電ですね。筆者の住む街では、去年の冬に大規模な停電が発生しました。約6時間ほどでしたが、魚たちは耐えてくれました。でも、これが3日とか1週間ということになると、残念ですが諦めざるを得ないでしょう。一応ヒーターの予備は持っていますが、こればかりはどうしようもありません。そのときは筆者も、全滅ということを覚悟しました。1匹も落ちなかったのは僥倖というほかありませんでしたね。

さて、冬はまだ始まったばかりですね。皆様もご健康に気をつけてください。それでは次回まで。ありがとうございました。


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