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2023年11月のメッセージ

今月はおもしろい月になりそうです。
最近ずっと”ごった煮”感がありますが、その感じが増しそうです。
今まではちゃんとあった”境界”が曖昧になってきます。価値観、常識、物と物との間や輪郭、認識、性別、国境、善悪など。
要するに、今までの固定された物事や決まり事の枠がゆらいでくるということです。

今に始まった事ではないですが、わかりやすいので例えに出しますが、性別。
肉体の性別がその人の性であるとは限らないように、何をもって男とし、女とするのかが今はわからなくなってきています。戸籍なのか、本人の自覚なのか、肉体なのか? 本人の自覚であるとすると、何をもって男としたり女としたりするのか? そもそも男と女ってなんなのよ?となります。

そんな風に今まで当たり前だと思っていたことの概念がゆらぎます。そして「そもそもそれってなんなのよ?」という話になっていきます。そもそも国境って何? 生きるって何? お金って何? 政府って何? いろんな疑問が出てきます。

それが多く出てくる人ほど、今までの世界は誰かが作った設計図の上に乗っていたんだなと思えるようになります。設計図があることは悪いことではないですが、それに気づくことにより、現状がゆらぎ、世界の違う見方ができるようになります。

「私たちは他の誰かによって作られた世界に生きている。」
このあたりまえのことに多くの人が気づかずに生きてきました。自分が見ているそれが世界であると思い込んできました。
大雑把に言うと、今月はますますその思い込みがゆらいでいくということです。
男なのか女なのかよーわからん。国境ってなんなのさ? 宗教ってなに? 肉体ってあるの? どこからどこまでが自分? 自分と他者との違いは? 自分と世界はどう分けられるの? などなど。自と他、他と他。今までの関係性がゆらぎます。

ここで言う関係性は、モノとモノとの関係だけでなく、概念や価値観、定義なども含みます。それらは何かに対して意味づけをされているので、それも”関係”とみます。
そうやってみると、人間の世界では、あらゆるものが関係で成り立っています。
人は言葉を使って区別をつけますから、言葉で表現できるものにはなんらかの関係が生じます。言葉で表現できないもの・ことに対しては曖昧に存在しているので、いわば波のような状態です。関係というのは二つ以上の物事があることによって成り立ちます。今までが粒子状態の世界だったと例えると、だんだん波か粒子か曖昧な世界になっていきます。今月はその鱗片が見え隠れします。

現状としては、超常現象があったり、幽霊、精霊などを見る人が増えたり、予知夢や異次元体験的なこと、声が聴こえる、価値観の変化、今までこだわってきたことがどうでもよくなる、眠い、だるい、ぼーっとする、考えにくくなる、反応しにくくなる、出来事に対してのめり込まない、どうにかなる気がする、などあります。

もちろんこれは今月でバッと過ぎるわけではなく、ゆでガエル現象のように徐々に変化していきます。敏感な人は今月、その違いに気づくでしょう。

自他の境界も曖昧になっていきます。つまり、自我の主張が減り、もっと全体的にとらえるようになります。ここは、すんなりできる人と、自我を手放したくない恐怖で感情的になる人といます。

自我が薄れていく現象は本来、楽になっていくプロセスです。人によっては、自分が消えていく恐怖や無価値観等に悩まされます。その人たちはもっと俯瞰する視野を身につけましょう。

今回の話から言うと、世の中は良くなっていますが、一見、悪い方に向かっているように見えます。そのトラップにとらわれると破壊プロセスが目につくようになるので、ますます不安になります。今までの個別分離的な価値観が大きく変わろうとしているので、人によっては「自我の死」に見えます。

が、全然そんなことなく、自我がもう一段上の抽象度世界に気がついて変容するプロセスなので、本当はワクワクすべきです。

水の中のオタマジャクシに足が生えてカエルになって地上に上がるぐらいの変化が始まりつつあります。オタマジャクシとカエルは別な存在なのか?同一なのか?
本人すらわからないかもしれません。個だと思っていた自我がひと回り大きく目覚め、いろんなつながり(関係性)のひとかたまりとしての自我になっていきます。

これは内と外の両方で起きます。内は体内。「自分の肉体」というひとつの物体ではなく、細胞や臓器、微生物などの無数の関係性でできあがっている複合体であり、自分もまたその部分でしかないと気づくこと。
外は自分と外の世界との関係。他者だったり、知識だったり、自然だったりとありとあらゆるものを含めて、自分だと認識できる自我(自我というより、自我が自己に成長する感じ)。

人間がひとまわり大きく成長する過程です。それに乗っている人と、耐えられずに負の方向に向かう人といます。
思いやりや慈愛のある人、利他の精神の人は乗り切っていきますが、罪悪感が強い人、人のせいにする人、自己否定感の強い人、我が強過ぎる人、自分のことしか考えない人、自我に固執する人、古い価値観や常識を手放さない人たちにとっては試練となっていきます。

なんだか今までと違うぞとか、区別が曖昧になってきたなーと思ってもあまり気にしないでください。ただしこれは思考停止して考える力を失っている人の状態とは違いますから、そこは間違えないように。

「境界」が曖昧になるといろんなこと起こります。そもそも「境界」というものが作られた「幻想」です。それがないと、私たちが生活しづらくなります。しかし、過度の「境界」やその差は本来の状態から遠ざかります。その調子がにわかに起こり始めます。その変化を楽しんでいきましょう。

「和音」2023.11.1

11月にしては暖かいですが、心地よいお天気です。
すてきな月となりますように!


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