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複雑性悲嘆とその評価

複雑性悲嘆と呼ばれる症状がある。これは親しい人との死別により長い間悲嘆が続くもので、1年半以上続くものが該当する。複雑性悲嘆を評価するものはいくらかあるが、今回取り上げる論文は、Complicated Grief Module (CGM)と呼ばれる尺度について、その信頼性を検証したもの。

ストレス反応障害としての複雑な悲嘆: ドイツ人のサンプルにおける診断基準の評価
Complicated grief as a stress response disorder: evaluating diagnostic criteria in a German sample

このComplicated Grief Module (CGM)は、悲嘆症状に見られる侵入感、回避傾向、過覚醒について、それぞれ評価するもの。比較対象としては、PTSDの評価尺度であるIES-Rや不安・うつ症状の評価尺度であるベック不安・抑うつ尺度など。

結果として高い信頼性が得られたことが述べられている。

Q: 悲嘆症状に特化した日本語訳がされている評価尺度を知りたい。

明日読む論文:
Comparison of two measures for Complicated Grief: Brief Grief Questionnaire (BGQ) and Inventory of Complicated Grief (ICG)
複雑性悲嘆に関する 2 つの尺度の比較: 簡単な悲嘆アンケート (BGQ) と複雑性悲嘆の目録 (ICG)



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