見出し画像

「全国18万人の不登校さんへ告ぐ」コンテスト、中間報告

気付けばあっと言う間に、2月も半分過ぎておりました。

中間報告

「全国18万人の不登校さんへ告ぐ」コンテストですが、当初思っていた以上の方がご参加くださり、たくさんの記事にハッシュタグをつけて頂いています。本当にありがとうございます。

実際に自分が不登校だった方、お子さんが不登校だったかたの記事が多く、昔のことを振り返りながらみなさんが書いてくださっているご様子に、読んでいて、胸が苦しくなってしまうことも。

昔の出来事を振り返る、と言いますか、思い出す作業というのは、その出来事が辛いものであればあるほど、当時の感覚や胸の痛みを伴いように思うんですね。

わたし自身も、昔いじめられたことだったり、精神的にストレスのかかる場所で過ごしたことを思い出す事があるんですが、今でも胸が痛くなったり、お腹辺りがモゾモゾして気持ち悪くなったりしてしまいます。

きっとみなさんそうだと思うのですが、嫌な記憶って忘れてしまいたいと言いますか、掘り起こすと本当に“痛い”ので、そっと触らずに,できることならこの世界には存在していなかった事にしたい。そんな気持ちになるものだと思うんです。


このコンテストに参加してくださっているみなさんは、そんな記憶を掘り起こして、今まさに苦しい思いをしている人に少しでも何かが届くといいなという優しい気持ちで、その痛みを記事にしてくださっています。

本当にありがとうございます。

みなさんからの応援や、優しい気持ちを、「全国18万人の不登校さんへ告ぐコンテスト」マガジンの中に置かせて頂いております。

ぜひ、みなさんに読んで頂きたいと思っています。


また、記事の募集期間も、あと約2週間で締め切りとなります。ご参加を考えている方は、無理のない範囲での執筆、お待ちしております。

◆コンテスト詳細◆

こちらの記事にて、参加方法などご確認ください。


参加作品の紹介①差し伸べられた手を待っている君へ/柚木いちとさん

大人たちが、「君が生きる世界はそんなに狭くないよ」「学校だけがすべてじゃないよ」と手を差し伸べてあげること。子供たちは、その差し伸べられた手を待っている。出来ることなら、私がその一人でありたい。だから私は、この文章を書いているんだ。

当事者だったからこその言葉が詰まっていて、そのため前半は読んでいて胸が痛くなりますが、後半、その文章の力強さと、想いの大きさがかっこよくて、胸が震えました。どちらにせよ、胸に衝撃がくる内容です。ぜひ読んでみてください。


参加作品の紹介②不登校だったけど今は幸せに暮らしてる35歳の話シリーズ/hanaさん

中学では一度道を踏み外してしまったけれど、自分の気持ち次第で未来はどうにでもなる。
次の一歩に踏み出すか踏み出さないかは自分次第。
踏み出す前は怖いかもしれないけど、怖いのは一瞬。
踏み出してしまえば、またそれが日常になる。
やるか、やらないか、それだけ。
苦しい時には立ち止まって、また歩き始めればいい。どんな道でも。

hanaさんも、ご自身の体験を記事にしてくださいました。全8話に綴られています。どうして学校へ行かなくなったのか、そこから中学生がどのように考えて、そしてどうやって自分の進路を決めて行ったのか。心がとても傷付いている状態でも、前を向くことを諦めなかった姿に、背中を押される方も多いのではないでしょうか。わたしはとても押されました。


参加作品の紹介③世の中にある不登校の記事では救われない/栃尾江美(とっちー)さん

学校に行かないことに罪悪感を持つのは、ずいぶん前にやめて楽になった。でも、その後どうすればいいのだろう。

記事を読んで、なるほどなぁと考えさせられました。「“不登校”の、その先」についての情報は、確かに多くないですよね。そしてホームエデュケーションなど、家庭内学習を進めて行くために何をしたらいいのか、そして子どもたちの学習意欲をどのように高める(もしくは維持)したらいいのか。そしてまた、子どもたちを見守る側の精神的な負担はもちろんケアすることが重要。そのためにとっちーさんが実践されていることなど、不登校をお持ちの保護者の方にぜひ読んでいただきたい内容がつまっています。


参加作品の紹介④自分軸の作り方#5 〜私の依存していた虚像〜/珈琲タイム

子供が子供の人生を幸せに生きるために、親は自分の幸せな人生を、子供と切り離して考えなければならない。しっかりと自分で人生の土台を踏み固めることが、どうしても必要なのだ。それが「自分軸で生きる」ことなんだと思う。

お子さんが不登校という経験をした保護者の目線から綴られている文章です。読んでいて、不登校のお子さんにではなく、保護者の方に対しての意見を多くお持ちの方なんだなとも思いました。もちろん、それが良い悪いということではなく、自分がどこに関心があるのかという目線の話ですけれどもね。文章を読んでいて、保護者の方への意見が強く出ているような部分があり、そこに対して痛みを感じましたけれども、裏返すと、それはあの頃の珈琲タイムさん自身への語りかけのようにも思えましたし、また、さらに言えば、お子さんたちのことを本当に大切に、愛していらっしゃるのが伝わってくる文章でした。
シリーズになってますので、ぜひともページをクリックしてみてくださいね。


参加作品の紹介⑤はなちゃん/LUNA.N.さん

#全国18万人の不登校さんへ告ぐコンテスト  に参加させていただきます。
私が、不登校だったはなちゃんと、サッカーで有名な私立高校のサテライト校であるフリースクールで過ごした日のことを書きました。頑張り屋さんの彼女は、フリースクールには毎日、絵を描きにくるようになり、卒業時には全日制の子に混じって、主要科目も10位以内と優秀な成績を収めるまでになりました。
そして、卒業時には表彰されました。
はなちゃんとお母様が挨拶しに来てくださり、可愛いカップをプレゼントしてくださいました。
今も、私の宝物です。

こちらはフリースクールで美術講師をされていた時のエピソードです。LUNA.N.さんが、ふわっと、優しくはなちゃんを受け入れていて、読んでいるだけでも、なんてあったかいんだろうと思い、当時のはなちゃんはもっともっとあったかったんだろうなぁと想像してしまいました。素敵な先生に見守られたはなちゃんの物語です。
またLUNA.Nさんのページでは、はなちゃん以外の生徒さんとのエピソードも更新されています。ぜひとも呼んでみてくださいね。


参加作品の紹介⑦息子の不登校をキッカケに、世界で一番幸せなお母さんになった話/駒草さん

息子の不登校をキッカケに息子の子育てをやり直し、息子と向き合うことで、私自身を育て直し、自分自身とも向き合う良い時間になりました。不登校になることは悪いことばかりじゃなくて、たくさんのご褒美も貰えるんだなって今は思っています。

不登校だったという息子さんとの経験を書いてくださっています。シリーズものです。「我が家の経験が不登校でお困りの方に少しでもお役に立てたら良いな」とのお気持ちから、noteを始め、今回のコンテストにも参加して下さいました。そのお気持ちが本当にうれしく、駒草さんのそのあたたかい気持ちを、ぜひ皆さんにも読んで頂きたいと思っております。


参加受付中

当コンテストは、「不登校当事者さんや保護者の方へ伝いたい事」をテーマに、2/28まで記事を募集しております。

本棚にそっと自分が書いたメッセージを置いておく。そしてそれを誰かが読んで、そっと自分の心の一冊として宝物にしてくれるかもしれない。

そういう優しさや可能性のあるコンテストになったらいいなと思っています。

ご参加、まだまだお待ちしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?