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蛇腹楽器のABC~コンサーティーナ編
蛇腹楽器の中では一番小型でシンプルな音色なのはコンサーティーナです。ダイアトニック配列とクロマチック配列が存在し、押引同音と押引異音が存在します。見た目も音色もかわいいコンサーティーナ、ウッドボディデザインも魅力的です。
クロマチック式:イングリッシュコンサーティーナ
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47442771/picture_pc_c6bdea068d98e04eeedff1a590238239.jpg?width=800)
クロマチック式のコンサーティーナ。押し引きは同音です。ボタンの配列も規則的で、ピアノでいう白鍵音に対して黒鍵の音がすぐ上(あるいは下)に配置されているので、#(シャープ)や ♭(フラット)の音も出すことができます。(ダイアトニック式の方は調子による配列の為、出せない半音があります。)
こちらはピアノなどの鍵盤楽器に慣れている方は比較的入門しやすいのかなと思います。
![無題17_20210310173514](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47442421/picture_pc_9881d1437c279d6e2f4643b4337a70a9.png?width=800)
コンサーティーナは小型で蛇腹の長さも限られているので、どうしても途中で切り返す瞬間が多くなってしまいますが、押引きが同音の場合一度の蛇腹操作で出せる音数が多いので、メロディーを途切れさせたくない楽曲や伴奏をする場合はこちらの方が得意ですね。
デュエットコンサーティーナ
アコーディオンのように右手側はメロディを、左手側では伴奏を弾きやすいようなボタン配列に調整したデュエットコンサーティーナと呼ばれるものもあります。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47442636/picture_pc_d552bccc1276d8fb86c84f2dbdfddac0.jpg?width=800)
左が低音域、右に行くにつれて高音域となり、半音も出すことができます。押引きは同音になります。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50228482/picture_pc_e0e00bbf612f08e46d1725bb92e9332c.png?width=800)
ダイアトニック式:アングロコンサーティーナ
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47442792/picture_pc_70db312f5abf175664b9daa5cb23825f.jpg?width=800)
ダイアトニック式配列のコンサーティーナ。押引は異音です。ボタン数にもよるのですが、音階に沿ってボタンが配置されているので出せない音もあります(C調G調D調など、ハーモニカと同じように調子にそって音が配置されている)。アイリッシュ音楽をやってみたいとお考えの方にはダイアトニック式の方が主流です。蛇腹の押し引きで音が切り替わるのでキレが良く素早い動きが特徴の楽曲が得意です。
谷口楽器では20ボタン、30ボタン、40ボタンの取り扱いがあります。
コンサーティーナの基本は20ボタンで、30ボタン以上はその周りにボタンが追加されていく感じになります。ボタン番号1~10は、30ボタン40ボタンも同じ音が配置されています。
![無題18_20210311110130](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47472045/picture_pc_9acbbcd9e6f222ea30472349ff79b357.png?width=800)
30ボタンと40ボタンはどちらも音域はほぼ同じですが、40ボタンはアクシデンタルボタン(変え指ボタン)が10個分多いので多様な和音が形成できます。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47979230/picture_pc_933cf8e8dc568e9358d451d38f01c653.png?width=800)
中音域は複数のボタンで音が重複していて、低音域や高音域は所々抜けている音がありますね。
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違いは分かったけど、文字情報だけではピンと来ないな~
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では、また!
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