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坤為地(こんいち)

さて、やっとこさ易経の話し。

わたしが易経を勉強しようと思った理由はいくつかあるのですが、大きな理由は”謙虚でいられそう”だったから。

どんな分野においても、第一線で活躍し続ける人というのは、謙虚ですよね。小物ほどちょっと上手くいっただけで、思い上がってしまう。うん。残念だし、恥ずかしい。

自分の器を考えたら、何かの分野において一流になりたいだなんて、とてもじゃないけど思いませんが、せめて残念な自分にはなりたくない。それくらいの想いはあります。

さて、前回の記事で書いたお仕事の研修を始めるにあたって、どんな心持ちで取り組んだら良いか、時空に聞いてみました。

立ち上がった卦は坤為地(こんいち)。

_  _ は陰
___ は陽

この卦は、すべてが陰で構成されています。

大地を耕す牝馬の如く、忠実に従う。コツコツと努力することが大切な卦。自分の意見は抑え、出しゃばらないこと。まさに謙虚さの象徴みたいな卦。

この卦を見た時に、納得できないことがあったとしても、何事にもハイと言ってとりあえずはやってみよう。だって、未知の分野なのだから、今の自分には分からなくても、言われたようにやっている間に見えてくることがあるかもしれない。普段は自分の考えを主張しがちだけど、抑えてみよう。そう思い、研修に臨むことにしました。

実際、納得できないこともあり、明日こそ辞めてやる!と思ったことも1度ではありませんでした。でも、踏みとどまれたのは、その度にこの卦を思い出したから。易に助けられた初めての出来事でした。

易占では、比較的短いスパンのエネルギーの変化を見るのですが、この卦は今もお守りみたいに、わたしを守ってくれていると感じます。


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