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子育て親育ち #002

うちの息子が5歳だった10年前に書いていたこと。
子育てしている誰かに届けばいいな、と思って
このnoteにも残すことにしました。
そして、これからも、たまに更新します。

ーーーーー2012.01.27

初めての出産の場合、産む瞬間への何とも言えない恐怖感を抱きつつ過ごした妊娠期間を終え、やっと“産めた〜”と思ったら、休む暇もなく、新しいことが押し寄せます。出産も育児も人それぞれ、その数だけ考え方があると思いますが、子どもが乳幼児の頃、親って大変!と思ったことを書いてみます。

1)肌荒れ

湿疹、あせも、おむつかぶれ。新生児に起きやすいトラブルで、親を悩ませる手強いもの。うちの子どもの場合、脂漏性湿疹に続いて顔に出た湿疹は手強く手を焼きました。酷いときは顔が1.5倍くらいに腫れ上がったし、たまに掻いてしまう手を押さえるために、みの虫のようにタオルケットでグルグル巻きにしていたこともありました。
病院に行けば、きっと弱い弱いステロイドの入った薬をくれたでしょう。但し、我が家の場合、私が子どもの頃にステロイドを多用したことにより、皮膚炎を克服するのが大変だった記憶があったため、出来るだけ使いたくないと思って、子どもに無理を強いてしまいました。2ヶ月くらい格闘したでしょうか、保湿を続けることで、どうにか克服したのを覚えています。見ている私の方が悲しくて、自分のエゴかな?と罪悪感を持ったことを覚えています。
医学は日々進歩しています。ステロイドも、皮膚科の先生の言う通りに使えば問題はないのかもしれません。でも、もしかしたら将来、薬害がわかるかもしれない。ここは本当に悩みどころでした。
5歳になった今でも、夏はあせも、冬は乾燥で肌荒れすることがありますが、一番の対処法は、汗をかいたら拭く、乾燥する前に保湿する、これに限るようです。

2)病気

生まれた後の半年くらいは親の免疫が残っているため滅多に風邪をひきません。8ヶ月くらいを過ぎると、熱が出た、風邪引いた、といったお友達がいたように思います。
病気に関連して予防接種も生後3ヶ月から1歳までに受けるものが5つくらいあります。タイミングを計って受けるのは大変のようでした。人ごとのように書いたのは、うちの子どもは一切の予防接種を受けていないから。定期検診や保育園に入る際の面談では、いい顔はされませんが、強要はされません。つまり、任意なのです。地域によっては、予防接種を受けないと、親に「ネグレクト(幼児虐待)と同じ」なんて言う場合もあるそうです。
これまた、私がアフリカ出張の際に打った黄熱病のワクチンで大変だった経験から、予防接種の必要について疑問をもち、夫婦でいろいろ調べて、受けないことを決断しました。今後、子どもが海外で暮らす時には、接種が強要されることもあるでしょう。でもその頃には、子ども本人が決めればいいことだと思っています。


3)食べもの

いつまで母乳で育てるかは、母親の状態で、人それぞれに違います。母乳が足りなくて、粉ミルクを足す、早くから離乳食を始めるといった場合もありますし、うちの場合と同じく、1歳までは母乳のみといったケースも少なくありません。
食べものについて気をつけた点は2つ。母乳を通して親の食べたものが、しっかり子どもに影響が出たため、私が食べるもの、そして、子どもの口から入る離乳食。
肌の弱いうちの子どもの場合、私が卵やいくらやジャンクフードといったものを食べた後に授乳すると、しっかり肌荒れをしていました。食べなきゃいいのに食べたくなるのが辛い所。離乳食を始める頃、子どもの口から入るものには気を配りたいと思い、マクロビオティック(玄米菜食)も学び始めました。さすがに玄米のおかゆをあげませんでしたが、野菜を蒸したものが多かったように思います。どんな野菜も少し塩を振って水分を出してから蒸すと甘くなったので、子どもも美味しそうに食べていました。一時期は、子どものカラダが人参で出来ているのではないか?と思う程に人参だけを好んで食べている時もありました。今でもお芋やとうもろこしを蒸かしたものは大好きです。もちろん、お肉やお魚の料理も大好きですが、お野菜を嫌がらずに食べるのは助かります。


今回あげた3つの大変だったことは、まだ何も決められない子どもに代わって、これから基本となるカラダに関係することを決めなくてはいけない、ということだったように思います。


ネットには、いろんな情報があふれています。社会通念上、正しいことを言うとされているお医者さんも、その方によって言うことは様々です。親の世代も言うことが違う。何が正しいのかわからない。不安を煽るようなことも多い。


多分、絶対的な正解はないのだと思います。ひとつひとつ、情報を集めつつも、最後は親が判断して進めるしかありません。ただ一つ言えるのは、当たり前に決められているルールが正しいとは限らない、ということ。国が決めていたとしても、意外にも「これからは、こっちにします」とさらっと訂正することもあるのです。


世の中に起きている様々な出来事と同様に、子育てにおいて直面するあれこれも、一旦立ち止まって、「この前提、本当?」と疑ってみることが重要なのかもしれません。


※写真は、生まれてから毎日欠かさずやったオイルマッサージ。(助産院では、アーユルベーダの理論が取り入れられていたので、太白ごま油を100℃まで熱してから冷ましたオイルを使ってました)

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