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嘆き(9)SORROW

ソードの9にあたるカード


【カードの意味】
嘆く時に嘆いて、痛みを味わいつくす。
中途半端に感じるのではなく
嘆き悲しみきる。
感情を感じきることで気づきが起こり
大きな変化が起きる。


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【セルフリーディング】
参考程度に、どんな時に出たカードなのかを
書いておきます。
ご自身の状況と照らし合わせてみてくださいね。

※体罰関係の表現や私の個人的な意見が
多く含まれます。
苦手な方はご覧いただくのは、ご遠慮くださいますようお願いいたします。





私は学童期の習い事で、体罰を受けていた。
当時はよくあったことかもしれないが
「よくあったこと」で片付けていいものではない。

某大会優勝を目指していた私のチームは
その界隈でも厳しいと有名だった(らしい)
習い事の種類はここには書かないが
ミスをすると殴られるし
髪を持って引きずりまわされる
平手打ちや顔面強打は日常茶飯事だった。

平手打ちで耳の鼓膜が破れたまま試合に出ることも
高熱が出てフラフラすると氷水をかけられることも
鼻血が出ても、誰ひとりとして周りの大人は
声をかけてはくれない。

トイレに行くことも許されないし
水分補給は制限され、食事もほとんど摂る時間がない
睡眠も学童期に必要とされている半分以下で
毎日毎日休みなく練習だった。

正直毎日が地獄だったし
学校生活の記憶はほとんど無く
寝る場所という認識だった。

学校から帰るとすぐに練習に連れて行かれるので
毎日下校時にランドセルを握りしめて
「殴られるの嫌だ・死にたい・怖い」
「(コーチの名前)死ね・消えろ」
と呟きながら帰っていたのを覚えている。

悲しむことも、逃げることも、戦うことも
助けを求めることもできない。

こんな子供時代を過ごした私は成長してからも
場所や人は変化しているにも関わらず
暴力や暴言、あらゆるハラスメント、ストーカー、
最終的にDVとモラハラで鬱や精神疾患を
経験することになった。


今は裁判で離婚は決定し、安全に生活しているし
穏やかな日常を送っている。
子供達と毎日楽しく過ごしている。

普段カウンセラーとして活動をしているので
自分を見つめるなおすことは毎日している。
鬱を経験して、1人になってからはこの時間が
すごく癒される。
そしてこの時間である程度は自分の
人生のつまづきポイントも癒してきた。
だがつい最近とんでもないことがわかった。

どうして私はこんなに暴力を受け続けたり
変わった生き方をしてきたんだろう…

いつものように自分を見つめなおす時間に
湧き上がってきた疑問を
人生のつまづきポイントを癒す工程で
深掘りしてみた。

すると「はぐれ者」というワードが出てきた。

最初は意味がわからなかったけれど
どんどん深掘っていくうちに
一つの答えに辿り着いた。

それは「はぐれ者になりたい」という欲求。
そしてその理由は

「生きたいから」

だった。

深掘りの詳細は長くなるので割愛するが
私は生きたかったのだ。
そしてそれは、子供の頃の自分が
ずっと親に対して言いたくても言えなかった
いや、言っていたかもしれないが届かなかった
「助けてほしい」という悲痛の叫びとリンクした。

実際はきっと
「何で助けてくれないの?」
「何で止めてくれないの!」
「私が死んでもいいの?」
「親も周りにいる大人も信じられない!同類だ」
といった怒り、悲しみ、恐れ、寂しさといった
様々な感情がぐちゃぐちゃに入り混じった
叫びだと思う。

この気持ちを、この叫びをずっと
私自身が無視し続けてしまったていたのだ。
実際そうした方が楽だったし、見て見ぬふりをして
笑い話にしてしまえば、親は悲しまなくてすむから。

(今はこの話はもう話題には出ませんが、親(特に母親)にこの話をするとあの頃の自分たちはおかしかった。可哀想なことをした。と言っていた過去があります。)


私は、私の人生を通して
自らの意識で(もちろん無意識)
自分を傷つけるような出来事を起こし続け
この気持ちをわかってほしいと
ずっとずっと長い間、私に訴えかけていたのだ。

子供の頃の私。
所謂インナーチャイルドの叫びが
やっと私に届いたんだ…と感じたのか
安心したような、脱力したような
そんな感じがした。

そうか………これだったんだ。

と気づいた時に出たのがこのカード。

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