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いざ!!入院準備

 母の入院は、入学式、入園式の季節が少し落ち着いた頃だったので、DAISOに行くと、アイロン接着のネームシールが選び放題。この点はとても助かった。

 汚れが目立たない色を二足揃いで買ったので、その分だけは、DAISOの左右入れ替わったら動物やマークと色違いになるので、ちんば(標準語の人にもわかるかなぁ)になっても、相方の靴下が見つかる物を、少し割高だけど、アイデアが秀逸でとても便利な予感。

 母と2人で名前を書いていたら
「あんたらの子供の頃は、おはじきの1粒1粒に名前を書いてくださいって言われて往生した事を思い出すちや。」
『今も、一緒でおはじきの1粒1粒に名前書かんといかんらしいで』
等と和気あいあいと話す。

 早速、アイロン接着する前に、片足が無いと気付けたので、入院に伴う認知機能の衰えが気掛かりだったけれど、大丈夫そうかなぁ?

 病院から電話があり、母の受け答えを聞いていると!
聞き逃せない!!
「はい!毎日体温測って、37度以上あります!」
『お母さん!毎日37度も無いろう!?
いつも36度台やいか!
7度台やったら大事(おおごと)!』
思わず叫び
その声は先方にも届いたようで
「ごめんなさい、36度台です。
間違いです」
と言って、修正出来た。
何でも…
【入院前のPCR検査をするので、入院手続き案内書の30分前には病院でも入ってください。】
と言うお知らせだったらしい。
疑惑の患者になっていなければ良いけれど。
ある程度の年齢になると、オウム返しにつられて回答するお年寄りが多いので、注意が必要。
 母、電話の後で、少し不安になったらしく母の秘蔵の旧式の電池体温計で体温測ってみると35.6度だった。

 まだまだ、プラスチックコップとか、循環器内科入院は洗濯機のある階だったから、洗濯用洗剤や、ボディーソープやシャンプーや、化粧品等への書き漏れが母の事だからありそうなんだけど、口出しし過ぎたらご機嫌を損ねるので、その時には、病院売店か?コンビニで買える物ならば、代わりに走るつもりでいる。

 入院準備の荷造りは、パンフレットに載っているバスタオル等を母は無視し、兄の赤いアウトドア用品店のリュックサックを使いたいらしく入れていく。忘れ物はそれとなく指摘したが、
「まぁ大丈夫やろう」
と、母が大丈夫でも、病気側が大丈夫出入りないから書いてある事をさらりと受け流したので、後日忘れ物を届けに行く覚悟は出来た。

 入院案内のパンフレット本になっている案内中身を読まずに、外来患者が多数利用する売店に
「売店に新聞とか買いに行ったら良いねぇ」
と、コロナ禍の最中なのに!
心臓弁膜症の開胸手術前後の感染症は、確か厳禁だった筈なので、亡き父を引き合いを出して
『お母さん
お父さんが(小細胞癌治療)入院中に、売店とかうそうそ行き回って、感染症起こして死にかかっちょったみたいになりたいが?』
と言うと、少し冷静になったので、
『パンフレットに新聞販売所に電話をしておけば、部屋に届くらしいよ』
と伝える。
 パンフレット掲載の新聞販売所に電話すると
【病室番号が判明してから、ご連絡ください。コロナ禍の為、病院にまとめて配達してから、病院内スタッフが届けてくださっているようです】
と返答をもらう。

 母の入院は、兄の言葉もあって、コロナ禍でもあるので、リスクが低いであろう個室を予めお願いしていた。

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