東京福生の顔面はぎ取り女装事件の複雑だけど単純な真相

東京都の福生市で、男性が顔面をはぎ取られて死んでいて、同居している女装の男性がいることから、女装による猟奇的な殺人事件か?と世間をにぎわしています。

近くに当事者や知り合いがいるわけではありませんので、以下のお話は、報道などの情報をベースにして恵美が「想像」しているだけってことをあらかじめお伝えしておきます、ご理解ください。

みなさんがこの事件に接して、異常に感じるのは、被害者は男だけど元は女、同居している男は女装、二人は養子関係など、わけわからん人間関係のうえに、さらに顔面をはぎとるという猟奇的な異常さが、相乗効果を発揮しているのではないかと思います。

イスラム国にしても、わけのわからない、自分に理解できないことは、なんとなく「怖い」ですもんね、わたしもその感覚は理解できます。

世の中のメジャーな人たちに理解できなくとも、せめてわたしのまわりのnoterの人たちには、「知らないことからくる怖さ」を捨ててほしいなぁと願っているしだいです。

仮に、亡くなった方を山田太郎さん、同居している方を山田花子さんとします。

まず結論を言います。

太郎さんと花子さんは、世の中に満ち溢れている同じ職場同士で働く夫婦です。

夫婦ですから同姓です(この場合は山田)

見た目も、太郎さんはふつうの男(たぶん背は小さめなんでしょうね、想像ですか、以下同じ)、花子さんもふつうの女(たぶん背は高めなんでしょうね)

お子さんはいないようですが、noteでよく見る、夫(太郎さん)を奥さん(花子さん)がいじる4コマ漫画的な展開が日々繰り広げられていたことでしょう。

太郎さんと花子さんは、同じ職場だったようです。花子さんは女装といわれていますが、以前にカトゴリー化したように、女装とはふつうはわたしのように「普段はB面(男)で時々女装」のことを意味し、花子さんのようにフルタイムの女装はふつう、ニューハーフと呼ばれています。

花子さんはニューハーフとして、ニューハーフの飲み屋さんで働いていて、太郎さんはそのお店のボーイさんだったようです。

ふつうの男女の夫婦でも、奥さんがバーや喫茶店でママをやって、旦那さんが裏方だったりマスターだったりするということは、よくあることだと思います。基本的にはそれと同じです。

たとえば、水商売をしている夫婦の夫がなんらかの理由で、亡くなりました。それは自殺かもしれないし、夫婦げんかが高じての殺人かもしれないし、第三者による他殺かもしれないし、よくわかりませんが、それほど珍しく特異な事件ではないと感じる人が多いのではないでしょうか。

ところが、今回のように

太郎さん(元女性、見た目は男、戸籍も男に変更)

花子さん(元男性、見た目は女、戸籍は男のまま、さらに太郎さんの養子)

となると、「あやしい!あやしい!こわい!こわい!こいつら悪の結社に違いない!悪魔術でもやっていたんだろう!」となってしまいがちです、、、世間は。

しかし、お二人はいわゆる「性同一性障害」(いい方はいろいろありますが)だったようでして、太郎さんは女性だったころから自分の性に違和感を感じて「男性であるはずだ、自分は」と、花子さんは逆に男性だったころから「自分は女性なんだ、本当は」と思っていて、その後

太郎さんは、体を男性化する手術をして、戸籍も男性に変更しました。

花子さんは、どこまで手術などしているかはしりませんがおそらく女性ホルモンなどを摂取して見た目は女性となりましたが、戸籍を女性にするまでにはいたりませんでした(もしかしたら、申請したけど却下されたなどの理由もあるのかもしれません)

こうした性を転換した人たちが、実社会で「結婚」しようということが困難なのは容易に想像がつくとおもいます。

まず、第一に子供をつくることはできない

第二に、「元女性」と結婚するという覚悟を持つ女性(純女)は少ない。同様に、女装やニューハーフとHはしたくても結婚までしたいという覚悟を持つ男性(純男)は少ない。

そのため、「家族をもちたい」というこうした人たちは、おのずと、性を変えた男女同士で結び付く可能性が高まるわけです。

この二人の場合は、花子さんのほうも男性から女性に戸籍変更できていれば、書面上はふつうに男女のカップルとして婚姻届けを出せたはずですが、花子さんがなんらかの事情で戸籍は男性だったために、問題が生じます。

事実婚では、保険関係や相続、携帯の家族割引、そして「同姓」になることができません。渋谷区などで同性同士の婚姻を公的に認める動きがありますが、ごくごく例外。

では、こうしたカップルが、見た目「夫婦」、法的に「家族」になろうとしたらどうするかというと、「養子」になるのです。

テキトーなので間違っているかもしれませんが、夫婦=一親等、親子=一親等で、夫婦と親子(義理であっても)は法的には同じクラスの家族関係になりますよね。

たとえ書面上は親子でも、年齢が近いので、パスポートをとれば同姓なので、海外旅行でもすれば、太郎さんは堂々たる旦那さん、花子さんはかわゆい奥さんとして、入国審査で「Welcome to Hawaii! Mr&Mrs Yamada!」とかきっと言われることでしょう。

ですから、花子さんが女性の戸籍にさえ変えていれば、この事件は

「若い夫婦の夫が変死 痴話げんかが原因か?」

みたいな3面記事としておわり、ここまで騒がれることはなかったのかもしれません。

顔を剥ぐという行動も、「猟奇的」というよりも「なにか深い理由があったんだろうなぁ」と想像できるのではないでしょうか?

*繰り返しになりますが、上記の情報は一次資料などではなく各種の報道ベースなので、前提が多いに間違っている場合もありますので、ご了承ください。










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