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女装が「わたしオカマです」と自称する表現の自由はなくなり次第終了です

Twitterのタイムラインで流れてきたのが、
女装して立ち飲み屋(女装フリーのミックススポットとして有名)に行って、女装の人が「わたしオカマです」と自己紹介したら、同席していた2人の女装さんに
「オカマは差別だ。全女装に謝罪せよ」と命じられて大変不快だったという内容。
実際に見たわけではないので、こういうことがあったという前提ですけど、女装が自分のことを自称することについて、女装から後ろから刺されるとは。予想だに、まあ予想できると言えばできますが、こういう言葉狩りは走り出すと止まらない傾向がありますから、オカマは差別言葉となっていく過程へ向かってるんですかね。
漫画ワンピースのカマバッカ王国ネオカマーランドとかって、今はどういう扱いなんですかね?
イアンコフでしたっけ?典型的なオカマ(ドラァグクイーン的な)キャラでしたが、あの国の描き方は、牢獄の階層の間に、自由な国を作る思想、今ならジェンダーXやノンバイナリーと呼ばれるようなハサミで空間をチョキチョキするキャラとか、先進的なジェンダー感もあった気がしますね、いま考えると。

話を戻して、繰り返しになりますが、私が現場で見聞きしたわけでも無いので、片方の言い分しかわからないのだけど、オカマを女装が使うと他の女装全体の尊厳が崩れるという論法は無理があるかなぁ。「〜であるべき」という論法は、コミュニティを堅苦しくしていきそうな感じがします。
一人の女装との会話の中で、でなく複数二人から言われた(二人組で言ってきたのは一人の可能性もありますが)というのも、ちょっとショッキングでした。
自分はなにであるかを他者に規定される、これってジェンダーの自由な越境者である女装にとってはすごくいやーなことの一つ。(生まれた性と違う性へ一方通行の要素が強いトランスジェンダーと異なる立場として)
こういう時こそ、女装の自主独立の精神が発揮されるといいんじゃないかなぁと感じました。
他人がどう言おうと関係ない。
「私以外、私じゃないの」って歌ありましたねぇ。

前に描いた4コマ漫画

https://note.com/josou/n/ncfa37c200c58

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