最近のお絵かきAIブームもここまで来たか。いや、まだ通過点に過ぎないのかもしれない。
従来のテキストベースでパラメータ指定するのに加え、ペンツールでラフスケッチを追加し補正をかけることで、より自分の欲しかったイメージに近い絵がアウトプットされる、というものです。
ようし、ならばその実力、ためしてやろうじゃねぇか。
日本的なイラスト。しかも、いわゆるジャパニーズ・トラディショナルなやつじゃなくて、もっとサブカル的な意味で日本らしい絵をどこまで理解してくれるのか試したい。
どうしようか、思い悩んだ挙句、ひとつの結論に至った。
ヤンキーしかない。
AIが日本のヤンキー文化にどこまで通じているのか。
さてお手並み拝見といこうか。
画面上にマウスで線画を描く。かなりテキトーだが、それも含めてAIには異文化理解を示していただきたい。
モリッシーやデビッドボウイあたりを参照するかと思ったんだが、やはり、リーゼントに対する美意識が低いのか、理解が足りていないのか、あるいはおれの絵がアレなのか。いろいろ独自解釈が走って迷走しています。右上のザビエルはなんだろ、葉っぱのせてんのかな?
右上はラッパー的ななにかでしょう。ニットキャップという解釈なんだろうね。近田春夫さんの可能性もあります。左下はBad Boyというよりもギリシャ彫刻だな。
お、だんだん近づいてきた。Boyと呼ぶにはかなりオッサンな気もするが。右ふたつは完全にマフィアとか組織の人間です。左下は工学部在籍の天才知能犯。リーゼントはメガネのフレームとして再現されております。
そして右上が、AIが紆余曲折のすえにたどり着いた終着点。げらげらげら~!😆 Bad Boyというネームプレートがデコに貼りついている。AIいわく「あんたが望んでいたのは、結局コレでしょ?」 いや、オレこんな格好しておもて歩けないです。この威嚇効果はすごい。そりゃ誰も寄ってこないわ。あぶないもん。
kawaii、Otaku、Anime(Japanimation)
世界に向けて日本文化が発信されはじめてからずいぶん経つけれど、今回の結果を見るに、まだ十分に理解されていないんだな、と思いましたね。