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探索のきろく

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フィールドワーク。地下、路地裏、洞窟、暗がり、サブカル、メット仕事。
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2024年1月の記事一覧

ハッピーロードをゆく(神奈川)

昨年末に川崎へ行こうと決めたとき、必ず立ち寄ろうと決めていた場所があります。川崎市幸区にある商店街、ハッピーロード。なんとか商店街とか、なんとか銀座じゃなくて、ハッピーロードっていう名前がいいじゃない? なぜこんな名称なのかずっと不思議に思っていたんですが、幸区にあるからだと、さっき気づきました😅 このハッピーロードは大学時代に後輩が案内してくれたことがあります。 「ウチの地元に、joshさん好みのいい商店街がありますよ」 そんな誘い文句にのって探索したのもはるか昔。はた

旧米軍府中基地跡をゆく(東京)

東京都府中市は、新宿から電車で30分の距離にあるベッドタウンです。街の歴史を知ろうと府中市のウェブサイトを調べたんだけれど、ほとんど記載がない……。Wikipediaのほうが詳しいとか、どうなってんだ。 むろん都心へ出やすいということで、住むのに便利な場所ではあるけれど、おれの興味はそっちではなく、この街が抱えている施設にあります。 旧米軍府中基地跡。 廃墟マニアのあいだでは有名すぎるほど有名な物件です。 2021年に日本へ返還され、広大な土地の再利用が検討されている。以

河原町団地をゆく(神奈川)

いつの時代も、人々は巨大なものに一種のあこがれを抱くのでしょう。前人未到の山頂を踏破したいと夢見る者もあれば、高層ビルの高さ世界一を追い求める人々もいる。 巨大ロボットのアニメに目を輝かせる子どもたちもいれば、その実物大模型に興奮を隠しきれない大きなお友達もいる(べつにいいじゃん)。 住戸規模の大きさゆえ「マンモス団地」と呼ばれるところは各地にあるのですが、建物自体に威圧されるとなると、かなり限られてきます。そんな見るものに畏怖の念すら抱かせる建物を求めて、足は一路川崎へ。