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「誰かのために動くことがエネルギーに」|POOLOJOB2期生インタビュー・kannaさん

こちらの記事ではPOOLOJOB2期生、kannaさんへのインタビューをお届けします。

【 kannaさんについて 】
1994年生まれ愛知県出身。大学時代にアメリカやチェコでの短期留学を経験された。留学先でのプレゼンテーションを通して日本の魅力に目が向くように。貿易事務やアートディレクターとして社会人経験を積み、現在は主ふをしながら自分軸を探している。X(旧Twitter)では浜松について発信中。

kannaさんが参加されているPOOLOJOBには筆者も参加しています。コミュニティでの彼女の印象は丁寧な人です。

例えば、ミーティング会場を間違えた方に対して「私もすごくお話ししたいんですけど」と前置きをしてから誤りを指摘をされていました。

他にもジェンダーレスの観点から気にされる方がいるかもしれないと「しゅふ」を漢字ではなく「主ふ」と表現されるなど、細やかな気遣いができる人というイメージです。

そんなkannaさんにPOOLOJOBに参加したきっかけや将来についてお聞きしながら、丁寧さの秘訣に迫ります。

【 POOLOJOBとは 】
旅を仕事の1つにするトラベルクリエイターを育成するための講座。旅を広める会社TABIPPOがオンラインで運営している。旅先での経験をコンテンツにする力やブランディング、発信力を学べる。


ライティング×SNSブランディングを学びたい

-早速ですが、POOLOJOBに入った理由は?

理由は2つあります。
1つ目はライティングとSNSブランディングが学べるスクールを探していた時に出会ったのがPOOLOJOBだったからです。

これまでの人生で本当にやりたいことや軸が分からず、探したいと思っていました。

自分の中でぐるぐるしている気持ちを整理したい、言語化することで自分が本当にどう思っているのかを探すのに役立つと思って、ライティングに興味を持ったんです。

SNSブランディングは今後目標とする働き方には必要だし、求めてもらえるスキルだと思っています。やりたいというよりはやるべきという考え方です。

独学でも勉強はできるかもしれませんが、目標までのゴール設定やその経路を自分で探していくのが難しい。
先生や教材が欲しいと思ってスクールを探していた、という流れです。

-kannaさんが思う理想の働き方は?

まずは今働いていないので仕事をしたい、という思いが前提にあります。

結婚して「主ふ」になってこれからどういうライフスタイルになるか分からないけど、どんなステージにいても仕事は続けたい。

なので今後は時間と場所を選ばずにできる仕事が理想です。

旅好きの仲間と一緒に学べる環境

-POOLOJOBに入った2つ目の理由も教えてください。

一緒に学べる仲間がいた方が頑張っていけるタイプなのですが、温度感が違うと差が出てくるし、自分もコミュニティーに入っていけないかもしれないという心配がありました。
なので事前説明会に参加して、どんな人が集まるかをチェック。

刺激をもらえそうで私と似た人もいそうと憧れと共感があるコミュニティーなのがいいと思い、参加を決めました。

-実際に参加してみて印象の変化はありましたか?

イメージは大きく変わっていません。
思っていた以上に意識高くやってる人が多いし、頑張ろうっていう気持ちや熱意に溢れています。

最初はすごいと思う人がほとんど。「主ふ」なのにこんなにきついの?とスケジュールに苦しむこともあり、本当にやっていけるのか不安でした。

でも実際に1対1で話してみると意外と共感ポイントが多かったんです。生活スタイルが違っても同じことで悩んでいるんだなと安心しました。

これからもっと知る機会を増やせば共感の割合が上がっていくんじゃないかなと思っています。

今も必死ですが、なんとかついていけそうです!

留学先で向き合った日本の魅力

-POOLOJOBは熱意のある旅好きが集まるコミュニティーなんですね。kannaさんも海外での留学経験があるとお伺いしました。当時のお話しを聞かせてください。

昔から何をやってもどんな成果を出しても自分に自信が持てない性格でした。そんな自分に自信がほしいと海外に行き始め、大学時代にアメリカで2週間の短期留学へ。

ポートランドとカンザス、ロサンゼルスの3都市を巡りながら、現地の大学生に向けて日本の魅力をプレゼンテーションするのが大きなテーマのプロジェクトでした。

大学から23人参加していて、みんな体力自慢の学生ばかり。
その半数以上が熱出したり、風邪を引いたりしてダウンしたほどのハードスケジュールでした(笑)

実はこのアメリカ留学には夫も一緒に行っていて、これが出会いのきっかけです。

ーkannaさんはどんなプレゼンをされましたか?

平安時代の恋愛を覗きを切り口にお話ししました。

1人あたりの持ち時間は3分もないくらい。
日本の歴史に興味を持ってほしいと、短時間で印象に残る面白いことを考えた結果です。

-何か発見はありましたか?

これまでは海外で自分の知らないことを知るのが面白いと思っていましたが、自分の国の新しい魅力を知る楽しさを知りました。
自分が住む日本を知ってもらえたことが嬉しかったんです。

この学びに後押しされて帰国後も旅を続けました。

中でも大学の教授に勧められて足を運んだローカルな美術館“静岡市立芹沢銈介美術館”が印象的です。

当時は静岡県に住んでいたのですが、自分が住む地域でも知らないことがあるという発見もありました。

浜松市の発信について

-改めて地域の魅力を感じる経験になったんですね。現在は移住先の浜松市をテーマにX(旧Twitter)で発信されていますが、移住先に浜松を選んだ理由は?

夫のお仕事の関係で引っ越しをすることになり、浜松市を選びました。
引っ越してきた時は結婚はしていなかったんですが、彼の方が意識をしてくれていました。

私の実家は愛知県豊橋市なので浜松市はお隣。彼も大学が浜松市でゆかりがあり、お気に入りだったことが理由で移住しました。

2023年4月に結婚したばかりですが、地域のイベントにも夫と一緒に参加することが多いです。

-POOLOJOB卒業後も浜松市に関する仕事が目標ですか?

あれこれ詰め込むのは良くないと分かっていたので、仕事を頂けるSNSを作ることを前提に取り組んだ経緯があります。

浜松市の発信は軸やキャリア、これからやりたいことの本質ではないかもしれませんが、お金を稼ぎながら学ぶ経験として考えています。

丁寧な人が対話で意識していること

-自分の軸を見つける時期とよく口にされてるイメージがあります。心がけていますか?

今この言葉を聞いてはじめて気付きました(笑)
意識はしていませんでしたが、そう言ってもらえて嬉しいです。

口に出ていたのは多分それが1番悩んでる、話したいことだからかもしれません。

-驚きました。人と接する時に意識していることは?

一番意識しているのはこの人のここが素敵と思ったらすぐに伝えるようにしようということです。

人のいいところを見つけるのが得意だったのもありますが、POOLOJOBで背中を押してもらった出来事がありました。

インタビュアーや編集者としてご活躍されているくいしんさんの講義で、自分軸が分からないと質問をしました。するとたくさんの人からの👍(グッドボタン)が。
嬉しかったし、自分と同じように軸で悩んでる人がいることを知りました。

それだけ同じように悩んでる人がいるってことは、私が思うこの人の素敵なところを伝えていくのが恩返しになると感じました。

自分も言ってもらえたら嬉しいので、特にしっかり話す機会がある時は言葉にするようにしています。

ー素敵ですね。言葉を大事にされているのが伝わってきました。

これは毎回意識してるわけではありませんが、言葉の持つ力は大きいので、昔から大切にしたいと考えていました。
神様に対する信仰心が篤い方ではないと思いますが、言霊だけは信じています。

人を呪わば穴二つとことわざにあるように、人に言ったことは自分にも返ってくる。そういった意識で言葉を発したいと思っています。

「誰かのために動くのがエネルギーに」

ー最後に今後の目標について聞かせてください。

今後はエネルギーを注ぐ誰かを明確にしたいと思っています。その理由は家族旅行にあります。

子どもの頃ハワイに行く機会があり、また行きたいねと話をしていました。
海外旅行によく行く家庭ではなかったのですが、キャビンアテンダントなら社割で少し安く飛行機に乗れることを知り、夢になったことがあります。
単純な理由ですが、当時はとても頑張っていました。
身長が足りなくて叶えられなかった残念なお話しでもありますが(笑)

昔から他人軸がもはや自分軸なのではないかと思うほど、誰かのために動くのがエネルギーになるタイプでした。

この人たちの助けになりたい。その対象をもう少し明確に見つけることができれば、今後の仕事もよりエネルギーを出して頑張っていけると思っています。POOLO JOB在籍中にそのきっかけを見つけたいです。

自分の悩みやいいと思ったことは他の人もそう思っていることがあります。それが見てくださる方に伝わって、誰かの役に立つ情報が発信できたら嬉しいです。


インタビュー中も質問に答えるだけでなく、筆者が思わず嬉しくなるようないいところを言葉にして伝えてくださったkannaさん。

お話を聞いていると何度も「誰かのために」という言葉が出てきました。彼女の思いやりを忘れない丁寧な姿勢の裏側に隠れていたのは、誰かのために動くのが自分のエネルギーになるという熱い想いでした。

助けになる誰かを見つける旅に出るkannaさんの、これからの活動がとても楽しみです。

【 kannaさんのSNS 】
X(旧Twitter)
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