『米国のABC放送がやらかしたデマ画像だ』というのが誤報だという話。
【和訳】
「米国の放送局ABCが、2018年にロシアで起きたガス爆発の映像をウクライナ戦争の映像として誤報した」とするソーシャルメディア上の投稿がありました。これは誤りです。このクリップはトルコの通信社がウクライナで撮影したもので、AFPによる同様の映像は、ロシアが2022年に東ヨーロッパの隣国に侵攻した後に起きた事件であることを裏付けています。
「これらの写真は、2018年のガス爆発からのものです。」燃える建物を消火しようとする消防士を示すABCが投稿したビデオに反応する2022年2月24日のツイートは、そう言っています。
![](https://assets.st-note.com/img/1646283603121-wdPq9kCiwF.png)
2月24日にロシアがウクライナに侵攻した後、同じ主張がネット上で広まり、Facebookにも掲載されました。
ABCはコメントを控えていますが、この映像はトルコの通信社Anadoluによるもので、同社も認証済みのTwitterアカウントで映像を直接ツイートし、場所はウクライナのChuhuivであるとしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1646283742660-0KvMz2dXwh.png)
AFPはまた、Chuguev--この都市名は異なる綴りで記載されることもあります(=Chuhuiv)--で同じように燃える建物を撮影し、この事件が2022年にウクライナで起こったことをさらに確認することが出来ました。
ABCがツイートしたAnadoluの映像はガス爆発を示すとするソーシャルメディア上の投稿がありますが、2018年にMagnitogorsk市で起きた爆発の映像(上)と、燃えている建物の映像(下)を比較しますと、両者が異なる出来事であることは明らかです。
![](https://assets.st-note.com/img/1646284207814-ZjHDUifGhg.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1646284366191-JBqWlBbB88.png?width=800)
AFPファクトチェックは、ウクライナ紛争に関連するその他の不正確な主張をこちらで論破しています。
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