FLCCCはニセ科学レベル強な情報信頼度の低い団体と評価されていますよw。
【要点だけまとめて和訳します】
沿革
Front Line COVID-19 Critical Care Alliance(FLCCC)は、2020年3月に結成された医師と元ジャーナリストによる米国の小規模組織で、抗寄生虫薬イベルメクチンを含むCOVID-19の様々な代替治療法を提唱してきました。Paul E. MarikとPierre Koryがリーダーを務めています。
資金提供・所有者
FLCCCは、連邦法501(c)(3)に規定されるの非営利団体です。寄付金が収益となるが、FLCCCは寄付金と金額を公表していません。
分析
2021年1月、FLCCCはCOVID-19に対する抗寄生虫薬イベルメクチン使用の研究結果をNIHに提出しました。NIHは、臨床試験を行なわれていないことを理由に、「COVID-19の治療にイベルメクチンを使用することに賛成または反対のいずれかを推奨するにはデータが不十分である」と判断しました。
FLCCCメンバーによるイベルメクチンの有効性に関する2021年の総説は、Frontiers in Pharmacologyに仮採録されましたが、その後、出版社が 「統計的有意性が不十分な研究に基づく、一連の強力で裏付けのない主張 」と呼んだことから、却下されました。「この総説には、エジプトからの研究が含まれていましたが、そのデータや盗用に関する懸念が発覚し、後に撤回されました。WHO、FDA、EMAは、臨床試験以外でのCOVID-19へのイベルメクチン投与は控えるよう勧告しています。それでもFLCCCは、イベルメクチンがウイルス量を減らし、患者の回復を早める可能性があると主張しています。」
バイアス
また、同団体はI-Maskと呼ばれる独自の予防・早期外来プロトコルを開発し、イベルメクチン、抗ウイルスマウスウォッシュ、ヨウ素鼻スプレー、ビタミンD、アスピリン、メラトニン、その他幅広いサプリメント、更には蜂蜜など、多くの未証明介入を盛り込んでいます。プロトコルの文書には、「I-MASK+プロトコルはワクチンへの橋渡しであり、ワクチンを接種出来ない、または接種していない人、あるいはワクチンを接種しているが新興感染症に対する防御力の低下に懸念がある人のためのセーフティネットである」と記されています。ワクチンは、COVID-19の最も深刻な結果を予防する効果を示しており、早期治療も含めなければならないマルチモダル戦略の重要な部分です。
主張が論破されたファクト・チェック記事
イベルメクチンはCOVID-19による死亡リスクを低減する - 裏付けがない
総合的に見て、FLCCCは、COVID-19ワクチンを拒否するように人々を不当に誤解させ、証明されていない代替薬の宣伝し、いくつかのファクトチェック結果により、強いニセ科学のウェブサイトと評価します。