規制当局の再承認なしにすべての小児用ワクチンにmRNAは追加されません➡いかなる変更においても、ワクチンは新製品として扱われ、再評価される必要があります。
規制当局の再承認なしに「全ての小児用ワクチン」にmRNAが組み入れられるのでしょうか?いいえ、そんなことはありません: 米国FDAはこの主張を「全くのデマ」と述べています。mRNAのような新技術の組み込みを含め、ワクチンのいかなる変更も評価・承認するための厳格な規制プロセスが存在します。ジョンズ・ホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生大学院によりますと、ファイザー社のCOVID-19ワクチンは、2021年8月に米国でFDAの完全承認を得た最初のmRNA製品です。
この主張は、2023年8月21日、「全ての小児用💉に含まれるmRNA」というタイトルで、alkalineforlife1973がInstagram上になした投稿と動画(アーカイブはこちら⇦アーカイブ化を失敗しています)に記載されています。
投稿のキャプションは次のように書かれています::
これは正気の沙汰ではない。この毒は誰の体にも入ってはいけない。
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執筆時のInstagram上での投稿は以下のようなものでした:
![](https://assets.st-note.com/img/1692928952178-dfkLPG0ez3.png?width=800)
動画
Instagramへの投稿に使用されたクリップは、2023年4月5日にソーシャルメディアの動画プラットフォームであるRumble(アーカイブはこちら)にも投稿されました。この動画は、弁護士であり自由の戦士であると自称するTom Renzによって投稿されました。彼は医学的なバックグラウンドはないと主張し、動画の主張を裏付ける証拠も示していません。
80秒の映像の中でRenzは次のように語っています:
今、全ての小児用ワクチンはmRNA化されようとしている。彼らはそれを全てのワクチンに組み込もうとしている。つまり、小児用ワクチンを新しいものに替えようとしているのだ。再承認も何もせず、ただ替えるだけなのだ。
小児用ワクチンは全て遺伝子治療となる。つまり、もしあなたが子供に何らかのワクチンを接種する場合、それは遺伝子治療となる。遺伝子を変えてしまうのだ。それがゲームであり、そこにお金がある。それが狙いなのだ。
人々は気にしていない。彼らはCOVID-19ワクチンには関心がない。彼らはデータを集めた。遺伝子治療の実験を住民に実施したからだ。しかし危険なのは、彼らがあなたの遺伝子に手を加えていることであり、それは今後も続くだろう。
彼らは今、あらゆるワクチンにmRNAを組み込んでいる。反ワクチンの話をしたいのか?これが反ワクチンだ。どれにも手を出すな。私の腕に針が刺されることはもうない、だから助けてくれ、私が何か言うことがあればワクチンのために......私の家族も。ゼロ。ゼロだ。
今、全ての患者がmRNA治療を受けている。彼らはそれらを再開発し、再設計し、そしてそれら全てに遺伝子治療を含めるつもりだ。これには莫大な資金が投入されている。驚くばかりだ。
米国FDA
2023年8月24日、米国FDAの広報担当官であるCherie Duvall- Jones氏がLead Stories社に宛てた電子メールの中で、Renz氏のクリップに対するFDAの回答を述べています。そこには次のように書かれています:
このビデオの主張は全くの虚偽です。ワクチン製造業者は全ての小児用ワクチンにmRNAを添加しているわけではありません。加えて、mRNAのCOVID-19ワクチンを含め、FDAによって認可(承認)されたワクチンはどれも、ワクチン接種者の遺伝子を変化させるものではありません。
ワクチン・メーカーは、FDAの事前の承認なしに自社のワクチンに重大な製造上の変更を加えることは出来ません。
米国CDC
米国CDCの予防接種安全局は、mRNAワクチンが接種者の遺伝子を変化させるという主張に対するFDAの反応に同意しました。2023年8月24日付の別の電子メールで、同事務所はLead Storiesに次のように語っています:
DNAは我々の分子設計図であり、核の中に残ります。mRNAは細胞の核には入りません。従いまして、mRNAが細胞のDNAを変化させたり、mRNAワクチン接種を受けた人の「遺伝子を変化させる」ことはあり得ません。
米国CDCの「COVID-19ワクチンに関する神話と事実」のページもこの問題を取り上げています。そこには次のように書かれています:
神話:COVID-19ワクチンは私のDNAを変えることが可能である。
真実:COVID-19ワクチンはあなたのDNAを変化させたり、DNAと相互作用することはありません。
ワクチンの専門家談
バンダービルト大学メディカルセンター感染症科のWilliam Schaffner医学教授は、2023年8月23日のLead Storiesの電話インタビューで、ワクチンは再承認プロセスを経なければ変更不可能であると語ってくれました。彼は次のように語っています:
それは新しい技術を使って開発された新しいワクチンと見做されます。FDAの完全な審査プロセスを経て、......承認され、FDAから認可されれば、新しいワクチンと見做され、ACIPによって完全かつ徹底的に審査されることになります。
ACIPとはCDCの予防接種実施諮問委員会のことです。Schaffner 氏はACIPの小委員会であるCOVID-19ワクチン作業グループのメンバーでした。彼は続けて次のように述べました:
従来のワクチン、ポリオ、ジフテリア、MMR...... これらは全て、現在のところmRNAワクチンではありません。ですから、小児期に使用する新しいmRNAワクチンを製造する場合、非常に厳しい評価プロセスを経なければなりません。それは新しいワクチンと見做されます。事実上、製造者はゼロから始めることになります。
mRNAワクチンに関するその他のファクトチェックはこちらをご覧下さい。
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